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僕と原爆とパールハーバー。(※ambloからnoteに移行)

僕はアメリカが好きです。
僕は日本で生まれて、アメリカで育ちました。

アメリカでは、パールハーバーの時期(毎年12月)になると日本人はいじめられます。
「アメリカでは」と言っても僕らの学校だけだったかもしれません。
だいたいこの時期になると「ファッキンジャップ」という言葉が増え、先生にまで白い目で見られることもあります。(先生によりますよもちろん)

僕らの小学校では、毎日毎日右手を胸にあて、星条旗を掲げ、見上げながら「I pledge allegiance to the Flag of the United States of America, and to the Republic for which it stands, one Nation under God, indivisible, with liberty and justice for all.
(私はアメリカ合衆国国旗と、それが象徴する、万民のための自由と正義を備えた、神の下の分割すべからざる一国家である共和国に、忠誠を誓います)」
と誓います。

毎日です。毎日毎日これを唱え続けます。

そんな忠誠を誓った国家に、特攻という凄まじい戦法で突っ込んできた日本。その国で生まれた僕。
とても複雑な気持ちでいました。
3歳から小学校5年の終わりまでアメリカで過ごしましたが、この複雑な想いは消えませんでした。

漠然と、自分がどの国の人間なのかが分からなかったし、
「お前らの国が悪いんだ」と言われても、謝りもしなかったし守りもしなかった。


小学校6年生で日本に帰ってきてからは、まったく逆の状況で、同じことが起きました。
毎年8月に訪れる原爆投下の日です。

この日が近づくと、「アメリカが悪いんだ。原爆なんかを落とした至上最悪の国だ」と言われます。


僕はもうどうしたらいいか分かりませんでした。
謝りもしなければ守りもしませんでした。


僕はアメリカが好きです。そして日本も好きです。
どっち派だよ?お前はどっちにつくんだ?と言われても、まったく分かりません。


ピザも大好きだしスニッカーズも大好きだしヒップホップも大好きだし。
寿司も大好きだしドラ焼きも大好きだしお祭りも大好きだし。


何が言いたいかというと、「原爆を落とした」からアメリカを嫌わないでほしいし、
「飛行機を突っ込ませた」から日本を嫌わないでほしいのです。


僕は一生中途半端に、両方を愛し続けると思います。
アメリカも日本も大好きです。
そして、そういう想いを切り裂く【戦争】というものが大嫌いです。


NO to WAR
YES to PEACE but
PEACE is created by PIECEs
PIECEs of LOVE and
LOVE is created by YOU and ME.

peace.

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