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医療福祉系セレクトショップをオープンするという一大決心をした僕の心の変化と店名のヒミツ。(超絶長いです)

僕は一大決心をした。

マグロのように動き続けていないと生きていけない僕が、店舗をやるのだ。

店舗をやるということは毎日毎日そこには人が来て何かしらの活動を行うということ。

僕はほぼそのお店には居れないので本当の意味で信頼出来る人物に任せないといけない。

何気に慎重派の僕にとっては、「場所の運営」というのは一大決心だった。

今までイベントやデザインの事業しかやってきてない。

店舗といえば、サラリーマン時代にエリアマネジャーとして働いていた頃くらいかな。

しかしその時は雇われていたわけで、しかも1年くらいで自由に動けないことに不満を感じて部署の異動を志願した。

異動した先はゴリゴリHARDCOREな軍隊式教育に基づいた営業開発部だった。その時の経験が今の僕を創っている。


今回は自分が代表を務める団体で店舗の運営を開始する。

実は店舗はずっとやりたかったんだ。2009年くらいから書き溜めてきたメモ書きや企画書やイメージ写真などがPCに溜まっている。

しかしその店舗を任せるだけの人物を僕は育てることができていなかった。

なぜならば、すぐ怒っちゃうから。今までうちの団体はぶっちゃけブラックと言われるくらい人が入っては辞めていっていた。

そんな状態で毎日稼働するお店を運営することなんて到底出来なかった。


そして今年、転機が訪れた。

本部事務局に新たなメンバーが加わったのだ。その名もMISATO。

出会ったのは2011年。Kodomo Music & Art Festivalのボランティアスタッフとして関わり始めてくれてから、早5年が経つ。

出会った時の印象は最悪。多分お互いに最悪だったと思う。

「なんだこの無愛想な、やる気のないやつは」それが僕のMISATOに対する第一印象。

それが、ワークショップが進むうちに、特徴が分かってきた。

MISATOは文字通り「誰にでもフラットに接する」人だった。つまり嘘がない。嫌いなやつには嫌い!好きなやつには好き!という感情を表現し、それが子供だろうと大人だろうと女だろうと男だろうと関係ない。

それまで「岡代表!」とかって言われてきた僕にビシバシ自分の意見や感情を投げかけてくる、そんな素直な女の子だった。

その出会いから数年後に、MISATOは結婚をした。旦那は酒飲みのクレイジーKAIくん。最高な酔っ払いのアホだ。

しかし仕事には真面目な信頼出来る男。

彼ら二人の結婚パーティを僕の方でオーガナイズさせてもらい、とても素敵な時間を過ごした。

それからさらに時が経って、いよいよ二人の間に子供ができ、可愛すぎる娘ちゃんが誕生したのだ。

※写真はMISATOと娘ちゃんと事務局長TOMOMI


出産からひと段落してしばらく時が経った頃、MISATOが子連れでも働ける職場というのを探していた。

子供を連れていけるという意味でもそうだし、子供が急に熱を出したりして仕事を休まないといけなくなった時にある程度融通の効く職場を探していたのだ。

MISATOくん、アホなの?君はアホなの?こんなに近くにこんなにブラックでこんなに素敵なNPOがあるじゃないか!そうだよ!ウブドべ!一緒に働こうぜ!ヤーマン!と僕は言ったのだ。

それから本部事務局のメンバーとして事務局長の右腕となるべく日々働いているわけなのですよ。

もうね、僕は待ってたわけですよ。ずっと。このMISATOってゆーのがどれだけ仕事ができる人物かは知っていたからね。

本当に嬉しくて。

今まで8年もの間、一人で頑張り続けてくれた事務局長TOMOMIに初めての右腕(パートナー)ができたわけです。

同時に、中浜(HAMAN)という信頼出来る男もUbdobe LAB(受託事業)の事業責任者としてウブドべに入り、起業から6年でやっと安定の光が見え始めた。

全国に支部もできたし、支部を統括するTAKONARIじゃなくてKUKUNARIというアホも加わったしもう最高な状態なわけです。

本当に嬉しい。


っとまーここまで安定感が出てくると、団体の長っていうのは次の未来が見え始めるんですね。不思議とね。

何年もずーーーーーっとやりたかったけど封印してきたことが頭や体から湧き出るようにドバーーーーーーっと色々出てくる出てくる!


脳みそと心に余裕が出てきた僕はその中でも一番長らくやりたいと思ってきた店舗事業、しかもユニバーサルデザインの玩具や家具や最先端の医療福祉機器を取り扱うセレクトショップというものをオープンさせよう!と動き始めたのです。

このセレクトショップは”モノ"をセレクトできるだけでなく”人生”のセレクションも増やしていこうよというコンセプトのもと、予約制で医療福祉の相談窓口も開く。障がいを持って生まれたから・・・高齢になったから・・・病気だから・・・そう言った理由で人生の幅を狭めるのではなく、広げ続けようぜ!!というのがコンセプトです。

医療とか福祉って、そのためにあると思うんですよ。ただ技術や学問として存在するのではなく、それらを活用することで人生の幅がグググっと広がる。つまり医療福祉は「ハッピーライフを送り続けるためのツール」なのです!ヤーマン!!


んで、それを発信する場所として選んだのがマニアックだけどなかなかディープで面白い「三軒茶屋」。しかも商店街のど真ん中。しかも店名は、、、僕の心に余裕を与え、このセレクトショップに並ぶ商品の選定から内装デザインまで考えてくれた、、、MISATOの、、、娘ちゃん「ハルちゃん」にちなんで「HALU」となったわけです!!!!

生まれたばかりのこの子が、いつまでもどのような環境や状況が訪れても健やかにハッピーライフを送り続けられる世の中を創ろうぜ!!というテンションでそうしました。

やっぱり子供は宝ですよ。人類の宝じゃないっすか!キッズは!涙よりも笑顔が見たいぞ。


今は2016年。人類史が始まっていったいどれだけの時が経ったか知りませんが、今この瞬間も日本中で世界中で障がいや難病や高齢化が理由で悩んでいたり涙を流している人というのが存在しています。その理由は様々で、地域の課題だったり制度の課題だったり家族の課題だったりします。その課題に対して、ただ文句を垂れ流したり、ただ涙を流し続けることはもうヤメましょう。

己が動くしかないんですよ。中指突き立ててファッキューー!!って言いながらも、なんだかんだ言って楽しい人生を過ごすには、一人で頭抱えて悩むのをやめて、周りの人に頼って、頼る人がいなかったらもうさ、HALUに来ちゃえばいいんだよ!モノだって情報だって用意しておくよ!情報足りなかったら一緒に調べようよ!調べたらさ、実行しようよ!一緒に!

己がムーブメントを起こすのじゃー!!!!


ウブドべをNPOにして早6年。それでもまだまだ、何もできていないと思うんです、僕たち。まだ始まってもいないくらいの感覚。

もっともっともっともっと遥かに次元の違うレベルで様々な取り組みをしなくては!と思う。その拠点を、創ります。

2020年までにこのHALUという拠点を全国10都市に広げたいと思っています。(これは理事とかスタッフには公に言うなって言われているから内緒だよ)


最後まで読んでくれた皆さん、ぜひ、このムーブメントにご協力ください。

それは、「あなたの力がないとできません(涙)」という意味ではありません。

「あなたの力がなくてもやりきります(気合:汗)だからこそ、一緒にやりましょう」というメッセージです。

「Ready for」で人生初のクラウドファンディングというものを始めました!店舗の詳細もこのリンク先に載っています。

https://readyfor.jp/projects/8032


ぜひ、チラ見&シェア&ご支援、よろしくお願いします!!!!




【HALU 〜Unique & Universal〜】

<なにそれ?>
医療福祉エンターテインメントを展開してきたNPO法人Ubdobeが第2期ウブドべ発祥の地[三軒茶屋]にセレクトショップをオープンします!国内外のユニバーサルデザイン玩具・食器・家具、最先端医療福祉機器、福祉作業所で作られたこだわりのプロダクトなどを厳選したショップです。さらに、障がい者・高齢者・子持ちのファミリーにとって有益なソーシャルインフォメーションコーナーも設け、予約制で医療福祉関連の相談窓口にもなります。

2016年7月7日(木)オープン!

<なんでやるの?>
障がいがあるとか高齢であるとかっていう理由で社会参加を諦める必要なんてない。障がいは環境の側にあり、高齢とは年輪のように積み重ねられた経験や体験の宝庫である。それなのに難病や障がいと共に生きる当事者と家族の相談場所があまりに少なすぎる!さらに、医療福祉分野の情報や状況は外から見えにくく、市民の理解や興味関心を引くきっかけ作りが困難だと言われています。ということで作っちゃいます!行政や制度の枠から飛び出て、商店街の中に医療福祉を突っ込みます。

<なにがあるの?なにをやるの?>
*ユニバーサルデザイン玩具
*ユニバーサルデザイン食器
*ユニバーサルデザイン家具
*最先端医療福祉機器 & ソフトウェア
*福祉作業所プロダクト
*Ubdobeオリジナルプロダクト

*Social Information Corner
医療福祉業界の最新情報が詰まったタブレットや書籍コーナー。より多くの選択肢を提供するだけでなく医療福祉従事者、難病当事者や家族がリアルで適切な相談支援も行う。不登校児、シングルマザーなどの相談も含めて、あらゆる人々の味方になれる空間創りを行う。

*Music & Art Work Shop
アーティストを招いてワークショップを展開。キッズやファミリー向けから、カップルや若者達向けも行う。

*Ubdobe Universal University
ショップ営業終了後の時間でUbdobeの仲間が講師として登壇。医療福祉を多角的に切り、誰にとってもわかりやすい内容で展開。

【店舗概要】
■店舗名:HALU 〜Unique & Universal〜
■運営母体:NPO法人Ubdobe(ウブドべ)
■所在地:東京都世田谷区三軒茶屋1-36-6-203
■営業時間:10:00オープン(クローズ時間未定)



**クラウドファンディングに挑戦中!!!!**

https://readyfor.jp/projects/8032

"HALU" Logo designed by Kenichi Nonaka (Nude Free Works)


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