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皆様に重大なお知らせがございます。

かねてより、私のヒップホップ・ハードコア・ベースミュージックLOVER具合を撒き散らしながら生きてきました。そのきっかけは15歳の時。アメリカで育った僕はヒップホップが好きで、日本に帰ってきてからはロックも聴き始めていました。中学で友達ができなかった僕は高校から米軍基地内にアメリカ人の友達を作り、町田のライブハウスやクラブに出入りするようになりました。その頃出会ったのがTHE MAD CAPSULE MARKET'Sの「マスメディア」という曲でした。そこから神歌、Possess in Loop、Walk、公園へあと少しなどの名曲たちと出会い、その流れでHi-StandardやGrubby、SobutにBat Cave、Suns OwlやSwitch Styleなどを知っていきました。

ハードコア、ニューメタル、ヘヴィロック、ミクスチャーにハマった僕はいつしかHoodlum StyleやTeePeeという町田を代表するバンドのライブに駆けつけるようになりました。僕はひたすらモッシュピットを作ったり、なぜか打ち上げに参加させてもらったりしながら刺青とピアスだらけの先輩方にかわいがっていただきました。そこは本当に心地よい時間と空間でした。なぜならばそこでは自分の生い立ちなんかは関係なく、「どの音がかっこいいのか」という話しか出てこなかったから。自分がカルチャーの一部になれているような感覚になって、ステージに立っているわけでも音源をリリースしているわけでもない僕なのに、自分の居場所を見つけたんだなということを確信していた。

その感覚をもっともっと自分のものにしたくて、自分でイベントを始めたのが19歳の時。DJやVJやLIVE PAINTやPHOTO EXHIBITIONなどを織り交ぜた民族音楽と電子音楽の融合イベントをやり始めた。それがUbdobeの始まりだった。もうそれから15年以上経つわけだが、昨年のSOCiAL FUNK!で思い切ってブッキングしてみたアーティストがいる。そのアーティストは僕の人生そのものを音楽で表現しているような人物で、ヒップホップとハードコアとベースミュージックのちょうど真ん中で暴れまわっているアーティストだった。それが、今回のブログの主役、『DJ BAKU』である。BAKUさんといえば、あのKAIKOO FESのオーガナイザーであり数々のヒップホップやハードコア界隈のアーティストとのコラボやプロデュースをしてきた重鎮だ。ヤバすぎる楽曲のプロデュースをかましてきた人物だったので、最初に会うときには本当に緊張した。が、知っている人にはわかると思うが、なんと腰が低くていい人なんだろう。。。というのが第一印象だった。すごく真剣に僕らのイベントの話を聞いてくれ、提案もくれた。イベント当日はもちろんだが、フロアにぶっといベースをぶち込んで完全に踊り狂わされた。彼の楽曲がどんな感じかというとこんな感じだ。

そんなBAKUさんとイベント後も交流を続けて数ヶ月、僕は思い切って告白してみた。「BAKUさんと、KAIKOOと一緒に仕事がしたいです」と。返答は意外や意外。。。『僕もそう思ってたんですよ』と。

なぬー!!なぬなぬなぬーー!!!!
ということで、なんとDJ BAKU率いるKAIKOOに「Global Division(国際事業部)」担当としてジョインすることになりました!!!!
パチパチパチパチー!!!!
15歳の頃の自分が今ここにいたらきっと失神しています。

もちろん引き続きNPO法人Ubdobeの代表理事も務めつつになりますが、DJ BAKUとKAIKOOを世界中に拡張、深化させるべく励んでまいりますので、皆々様よろしくお願い申し上げます。

僕の勝手な定義ですが、人を救うのは必ずしもフワフワの優しさやキラキラした素晴らしさだけではないと思っています。ギトギトの爆音の中でドタバタと暴れまわることが自分の安定に繋がる人もいるのです。僕みたいに。そんな世界観を、世界中のフワフワキラキラにうんざりしている人たちに向けて発射していきたいと思います。一周して全てが素晴らしく見えてくるから。


WE THE MUSIC, WE THE CULTURE, WE THE CHAOS.
PEACE.


KAIKOO WEBSITE:http://kaikoo.asia


2018/08/27    岡 勇樹

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