見出し画像

【日本建築史】檜皮葺きって何?

前回からの続きです.

前回,ご紹介した杮葺きをさらにレベルアップした最高級グレードの屋根の葺(ふ)き方が檜皮(ひわだ)葺きです.

檜(ひのき)の皮をはいで屋根に敷き詰めていきます.日本にしかない存在しない葺き方で,3~40年ごとに葺き替えが必要となります.見た目が杮葺きと区別がつきにくい場合があります.また,茅葺きや杮葺きと比べて防火性能が高い(=火に強い)のも特徴です.

屋根の葺き方で最高級格式となる檜皮葺きは,平安時代の御所(天皇の住まい)や格式の高い建物や神社建築などの屋根に採用されてきました.檜皮葺きの代表作と言えば,厳島神社です.この話は,二級建築士「学科」試験にも出題されています↓

以上で,日本建築史のウラ指導流ぶっちゃけ解説を終了します.最後までご覧になって頂き,ありがとうございました.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?