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ひるね / たま 雑感

「たま」2枚目のオリジナルアルバムで1991年リリース。


涼しかったけどまた微妙に暑い。涼しけりゃ寝やすいけど暑いとそれはそれでダルくて寝ちゃう今日この頃。というわけで「ひるね」。スーパー呑気ジャケットとタイトルでらしさ爆発。

可愛らしいジャケとタイトルに反して内容が微妙に怖い曲多くてこれ聴いて寝たら悪夢見ちゃうよ。特に知久寿焼氏の曲。「かなしいずぼん」に「夕暮れ時のさみしさに」よりも夕暮れ時を感じるのは私だけでしょうか。もうすぐ暗くなる怖さ的な。何言ってるかわからないのなら完全にたまのせい。
「月夜の病院」も歌詞怖いけど優しいメロディーとゆったりとしたリズムであたかも童謡の仲間みたいな雰囲気だけど「みんなの歌」で流れてたまるか。しかし良い曲だと思うのはなんでだ。

柳原幼一郎(陽一郎)氏の曲もダンサブルな「牛小屋」や「お経」でノれるけどイケナイ事しか歌ってないし。しかし良い曲だと思うのはなんでだ。

かと思えば滝本晃司氏の「海にうつる月」みたいな美メロでグッとくるようなシンプル良い曲もあるし。なんでだ。

個人的には石川浩司氏の「家族」がめちゃくちゃ好きなんですけどもなんでだ。このアルバム聴いて寝たら悪夢見ちゃうよ、と先に書きましたけどそもそも夢みたいな謎世界観の曲ばかりだった。それを特に「家族」に感じる。最後のキレイなコーラスを押しのけて叫ぶところでグッとくるのが全く意味がわからないけど何しろ好きな曲。関係ないけど氏のコラム面白いですよね。

基本的にメンバーがそれぞれ曲を作って、曲を作った本人がメインヴォーカルをとるという形なので各人の色が出るけど、どれも各々のソロみたいな事ではなくて「たま」の曲だなと思えるのが謎バンドマジック。


皆さんもパパと一緒に聴いてどうぞ。


パパー!!


パパ…



それではー。

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