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RAW POWER / IGGY AND THE STOOGES 雑感

1973年リリースで邦題は「淫力魔人」。なんちゅう邦題でしょうか。最高です。ジャケットに写るイギー見て音を聴けばなるほど納得こりゃ淫力魔人だわ。デヴィット・ボウイが今作のミキシングを担当してるのですがボウイも淫力の人だし。
ていうか淫力ってなんでしょう。妖艶でマッチョなエネルギーだと私は思ってます。


曲名書くの大変なのでApple Music貼ろうとしたけど無さそうですね。CDで聴く場合はイギーが監修したリマスター盤出てるのでそちらの方がいいかも。レコードでも好きなモノで聴けばいいですが。


そんでリマスター盤のCDを手に取ってしまえばイギーのインタビューが長々と載っているのでそれを読んでしまえばこの作品のアレやコレやは分かるのでそこら辺は飛ばそー。昨日あたりから特に文が乱雑になっているのはパンク聴いてるせいということにしよう。(便利ー)

パンクと言いましたがストゥージズが出始めの時はパンクという言葉は無くガレージで統一されていた様子。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドやMC5なんかと並んでパンクの祖的な扱いを受けてますね。精神性や音等どこに重きを置くかは人の好みなのでジャンル分けなんてフワッとしたもんです。


ちなみにヴェルヴェット・アンダーグラウンドのメンバーであるジョン・ケイルはストゥージズの1stアルバムのプロデュースをしていたり元々仲良しのMC5とはエレクトラレコードに同じく所属していたりと初期パンクが起こりたつ気配ムンムンでよろしいですね。「ナゲッツ」もエレクトラからだから当然なのか。


なんの話しだったかしら。まぁいいや。とりあえずエレクトラから2枚アルバム出して辞めて(2ndもクソカッコいい〜)解散状態でブラブラしてるイギーとボウイがたまたま同じ街に住んでて意気投合してバンドも再結成してそんでって感じで今作が作られたんですね。前作まではバンド名がザ・ストゥージズだったのが今作でイギーアンドってなってるのも一回辞めたからかしら。

 
ほらまた長くなってる。Wikipedia見りゃ出てくるでしょこんなん。でも雑感だから良し。
そんなこんなで曲ですがマジカッコいい〜。

一曲目のタイトルが「SEARCH AND DESTROY」ですよ。見つけ出してぶっ壊す。最高〜。曲名の案はベトナム戦争の記事に煽りで入っていたものを拝借したらしいのですがイギー以外のメンバーがそれをケタケタ笑って採用してたとか言う話を聞いてマジで気が狂ってるなと少し引いた思ひで。でもロックのタイトルなら良いでしょう。人道的にイカれてるのはその煽り書いた人だし。後絶対イギーも気に入ったでしょう。自分だけズルいぞ。
刺激的なタイトルそのままに音はラウドで妖しげなパワーを持った骨太なロックで抜群。潰れたノイジーなギターもガレージ的で良いぞ。

2曲目「GIMME DANGER」はアコースティックに始まりますが徐々に体温が上がっていき爆発したエレキサウンドになるところがたまらない。

3曲目の「YOUR PRETTY FACE IS GOING TO HELL」でのテンションに任せてムチャクチャに動くウルサイギターも良いなぁ。初期のゆらゆら帝国好きなら好きなんじゃないでしょうか?イギーの声もがなっててクソカッコいいなぁ。

4曲目の「PENETRATION」では重く単調なリフがメタルっぽくも思える。イギーのボーカルも良いし。ていうか過激なパフォーマンスがよくやり玉に上がりますが単純にイギーの歌上手くないか?こういうバンドに必要な歌の上手さのことですよ。

そんで5曲目の「ロー・パワー」。昔気にならなかったけどメロディ良いなコレ。すごいポップな感じがする。ヘヴィなリフが繰り返されてるんですけど。

6曲目では少々ブルージーで7曲目ではハンドクラップが自然に踊らせてラスト8曲目では問答無用のロックンロールで締める素晴らしい作品ですね。後半駆け足になったのは面倒になったのでは無く英語でタイトルを入力するのが大変だからさ。今度からカタカナでやろうかしら。




ちなみにこの作品、当時は全然売れなかったようですが摩訶不思議ですね。今の日本ではどうなんだろうか。なんかアニメとタイアップしてもっと売れれば良いのに。鬼滅はもうしょうがないとしてドラえもんのOPで使えば国民的に人気になるハズ。来年パンクが流行るべく年末にこうして草の根運動をする私に新年は訪れるのか。正直流行れともなんとも思ってないけど。




なんのことかわかりませんが




それではー。

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