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【アド街行徳】妄想企画と実際の放映ランキングを比べてみた【比較検証】

モヤさまにも昼めし旅にも登場済みなのに、どういうわけか長年アド街ック天国にスルーされ続けた行徳。
ついに2023年9月16日、長年の悲願叶ってようやく行徳初出没となりました!

ゲストの人選は文句なしですよね。G.G.佐藤氏もいればモアベターでしたが。

意外なスポットがランクインしていたものの、順位を考慮しなければおおむね予想通りの納得いく結果でした。
行徳百景の映像は、近所だらけの風景にもかかわらずキラキラ素敵タウンに仕上げられていて。
「東京のすぐ隣の穴場」はまだしも「3連休お出かけにぴったり」とはずいぶん盛りましたよねテレ東さんよ…。
またゲストの松丸亮吾くんが前田敦子さんに新浜小後輩アピールしていたのも微笑ましく。
前田敦子さんもAKB入る前はがっつり行徳っ子ライフ過ごしていたのですね。

さて前回4月の投稿で「もしアド街行徳編があったなら」なる妄想してみたのですが、今回公式放映されたのを機に双方のランキング検証を行うことにします。
アド街初出没の余韻が冷めないうちにお付き合いいただければと。
では1位から順に追ってみますね。

【1位】アド街:行徳神輿 ⇔ 妄想:製塩から神輿のまちへ

まあ文句なしの1位ですよね行徳神輿
短い尺の中にしてはまんべんなく紹介されていました。
ただ行徳担ぎの説明に一部誤解を生むナレーションがあったのは惜しまれるところです。
【妄想】では2位にランクインした行徳神輿ミュージアムも、アド街本編では1位のくくりにまとめられた感。
中台製作所社長が来月の五ヶ町祭礼を宣伝されていました。
願わくば旧浅子神輿店の市川市行徳ふれあい伝承館も取りあげてほしかったです。

【2位】アド街:行徳海苔 ⇔ 妄想:行徳神輿ミュージアム&市川市行徳ふれあい伝承館

【妄想】12位の行徳海苔が、アド街本編ではなんと2位にランクイン。
東京の隣のウォーターフロントを印象づけるのにわかりやすいアイテムなのでしょう。
加藤海苔店の焼海苔「やっぱり行徳でしょ!」が紹介されるのは想定内。
本編でも紹介されていた缶入り味付け海苔の「玄」は、私も手土産の定番にしています。
不勉強がゆえ、行徳に4人しかいない海苔漁師の春喜屋さんは存じ上げませんでした。
今後行徳についての知見を増すよう精進します。

【3位】アド街:市川野鳥の楽園 ⇔ 妄想:野鳥の楽園

おお!なんと順位もぴったり合致。
野鳥の楽園は行徳の歴史と多様性を語るのに外せない場所。
上位ランクインも当然の結果です。
残念ながら閉館解体された行徳野鳥観察舎は、市川市営のあいねすととして2020年にリニューアルオープン。
番組内に登場した行徳鳥獣保護区は観察会に申し込めば入れますのでぜひ体験を。
ここ行徳鳥獣保護区と妙典の江戸川はトビハゼ生息北限の貴重なエリア。
いつまでも豊かな自然が残ってほしいと願っています。

【4位】アド街:市川漁港 ⇔ 妄想:多国籍共生タウン

このあたりから互いの順位がかけ離れていきます。
ほほぅ、アド街本編では市川漁港が4位にランクインですか。
行徳=ウォーターフロント推しですねアド街さん。
千葉の海沿いに住んでいたら珍しくもないホンビノス貝が、ご当地特産品としてフューチャーされていました。
ここでベジバル千葉ットリア登場。
依田さんの早朝生中継しかり、このところTVに登場する機会続いてますね。
リニューアル前のお店ですが当ブログの紹介記事貼っておきます。

【5位】アド街:寺 ⇔ 妄想:江戸川河川敷

「寺」とはずいぶんざっくりとした扱いですね公式さんは(笑)。
もう少し踏み込んで紹介してほしかったものの、限られた時間内にしてはよくまとめられていたと思います。
徳願寺所蔵の円山応挙幽霊画と宮本武蔵画とされる達磨絵も登場。
個人的には勝川春草の幽霊画も推したいですが、あまり知られていないのですよね。
本久寺と茅葺屋根の妙好寺山門もほんの少し紹介されていました。
行徳の寺町散策始めるなら、訪問への敷居が低い本久寺からどうぞ。

【6位】アド街:ステーキ石井 ⇔ 妄想:個性派ラーメン激戦区

ステーキ石井が単独ランクイン!
当ブログでは未掲載ですが、昔から有名人の集まる店として有名です。
対岸にお住まいの有名人後藤真希さんも江戸川越えて食べにきています
アド街本編ではスティービー・ワンダーが来店したことあると紹介されていましたが、ベジタリアンの大スターが何故わざわざ行徳のステーキ屋にという謎も。
ステーキソースが中毒性のある美味しさです。

【7位】アド街:ハゼ釣りの聖地 ⇔ 妄想:行徳千軒寺百軒

【妄想】では5位にランク付けした江戸川河川敷が、アド街本編では7位と14位にランクイン。
7位はハゼ釣りの聖地としての江戸川でした。
ハゼ釣り未経験のため(生き餌触れない)、当ブログでは早春の風物詩河津桜を毎年とりあげています。
妙典開発とともに歩んだ河津桜も樹齢20年を超えてとても立派な樹勢となりました。
早春にBBQや釣りされるならぜひご覧あれ。

【8位】アド街:京山 ⇔ 妄想:行徳のシンボル常夜灯

【妄想】では17位行徳の名店のひとつとして紹介した菓匠 京山。
アド街本編では単独8位となかなかの順位です。
妙典と行徳に店を構える京山は、現代の名工にも選ばれた和菓子界のレジェンドが営む和菓子店。
全国から和菓子職人が集まり日々研鑽しています。
地元行徳をイメージした銘菓「鴨場の月」はこってり和菓子が苦手な方にもおすすめ。

【9位】アド街:支那ソバ 小むろ ⇔ 妄想:宮内庁新浜鴨場

【妄想】では6位にラーメン激戦区としての行徳をとりあげましたが、アド街本編では支那ソバ 小むろのみ単独ランクイン。
行徳イチの行列店なことには間違いないですが、行徳には面白いラーメン店がたくさんあるのに何故もっと紹介してくれないの…。
SUSURU氏(出演すると思ってました)招集するなら他の行徳ラーメン店もいろいろ語っていただきたかったです。
不完全燃焼な気持ちを昇華すべく、行徳・妙典ラーメンマップ貼っておきます。

【妄想】の9位に宮内庁新浜鴨場をあてていたのですがアド街本編ランクインせず。
内部取材が難しそうとはいえ、せめて野鳥の楽園のときに令和の天皇皇后両陛下プロポーズの地鴨場として一言あれば。

【10位】アド街:インド料理の名店 ⇔ 妄想:行徳街道と権現道

番組前半(12位)にインドヤが紹介されて、予告に出てた行徳ビリヤーニハウスはどうなったんだと不安になりました。
ところがちゃんと10位でインド料理店がランクイン。
行徳の古株「インドより美味しいインド」のボンベイパレスと、比較的新顔ながらもビリヤニの名店として知られる行徳ビリヤーニハウスが登場しました。
番組では「行徳の中で特に多いのがインド料理のお店」と紹介されましたが、ひと昔前はタイ料理店でしたよね。時代の移り変わりたるや。

【妄想】10位で行徳街道と権現道をランク付けしていたのですが本編扱いなし。
神輿や塩だけでなく寺町行徳にもスポット当ててほしかったです。

【11位】アド街:だんごの富士見屋 ⇔ 妄想:行徳文化ホールI&I

【妄想】では18位の行列店のひとつとして紹介しただんごの富士見屋
アド街本編では11位に単独ランクインです。
少し前にニュース番組で特集されたのに続きアド街でもランクイン。
これでますます行列がとんでもないことになりますね。
ここのおだんご前田敦子さんのソウルフードだったようで、番組内でも富士見屋愛をとくとくと語っておりました。
お店の前で撮影した写真集については、当ブログでも過去に紹介したことがあります。

【妄想】11位の行徳文化ホールI&Iも本編ランクインなし。
建設にあたっては、複合施設のPFI事業事例として画期的な試みだったのですが。
TV的には地味だったかな。

【12位】アド街:イッツ・ア・スモールワールド ⇔ 妄想:行徳海苔

【妄想】では4位だったのですが本編では12位。
意外と低めにランキングされたのは、番組前半で紹介したいという編集上の都合ですかね。
「行徳は90カ国以上、9千人を超える外国人が暮らす関東屈指の超多国籍タウン」だからといって異国情緒ある街並みではありません。
しかし日常的に外国人を見かける機会は多く(私はチョリータのお婆さんを見かけたことがあります)、外国語しか聞こえてこない光景に遭遇することも珍しくはありません。
多国籍の象徴的な紹介をされていたのがインドヤレストラン
和風庭園と中華風インド料理、確かにアド街が好きそうなごっだ煮感(笑)。
番組内では取り上げられませんでしたが、行徳には千葉県内では数少ないモスクもあり、ハラールショップもいくつか点在しています。

【13位】アド街:ジェット模型 ⇔ 妄想:オアシス妙典と寺町妙典の街並み

ここでまさかのジェット模型
昭和レトロな佇まいが番組的に映えて選ばれたのかなとも感じました。
50年以上続いているだけに、親子2代にわたる常連さんもいるのでしょうね。
松丸亮吾くんもジェットでプラモ買って、トクジローでトレカを買っていた少年期を過ごしていたのでしょう。
空地だらけの行徳駅前を知る生き証人のようなお店ですね。

【14位】アド街:リバーサイドバーベキュー ⇔ 妄想:行徳駅前公園のミニSL

アド街本編では7位と14位にランクインした江戸川河川敷。
7位はハゼ釣り、14位ではリバーサイドでのBBQが紹介されました。
【妄想】作成時にはオープン前だったぴあぱーく妙典内のバーベキュー場7CAMPSTARS CAFÉ&BBQも登場。
幌つきアウトドアスペースでのBBQか屋内キャンプカフェで、がっつり肉料理食しましょう。

【妄想】14位の行徳駅前公園ミニSLが本編ランクインしなかったのも不思議。
無料でライブスチーム乗れる公園なんてレアなのに!
しかも愛好家団体による自主運営で半世紀近くの歴史。
こんなの他にないですよたぶん。

【15位】アド街:塩場の記憶 ⇔ 妄想:イオンと無印良品

行徳の歴史を語るのに塩田開発は欠かせません。
神輿製造が盛んになったのも、製塩業による地域繁栄がもたらした結果によるものです。
【妄想】では行徳神輿と同じく1位にランク付けしたのですが、アド街本編では製塩の歴史が15位と低めの順位ですね。
塩場を「しょば」と呼ぶことをきちんと紹介されていたのは好印象です。

【妄想】15位に妙典のイオンと無印ランク付けしたけど本編ランクインなしですか。
イオン(サティ)語らずして妙典語れないと思うのですが、ナショナルブランドがゆえアド街っぼさはないか。

【16位】アド街:そめや ⇔ 妄想:ソコラ南行徳

今井橋にほど近い南行徳のうなぎ屋そめやが16位にランクイン。
東西線開通はるか前昭和28年開店の老舗ですが、外壁のキャッチコピーや店内ポスターに加えてお爺さんの髪型も独特なセンス漂わせている不思議なお店。
人気店なのに昼間の2時間しか営業しておらず、入店のハードル高めです。

【妄想】16位のソコラ南行徳もランクインされず。
ショッピングモールはランク入り難しいのですかね。
G.U.発祥の地としてとりあげてほしかったな。

【17位】アド街:ゴールドジム行徳千葉アスレチックセンター ⇔ 妄想:行徳の名店でお買い物

17位にはゴールドジムがランクインしました。
行徳に2店舗あるゴールドジム。
そのうちスーパーセレクションの2Fにある行徳千葉アスレチックセンターは、クラシックなマシンがあるとして筋トレ界では有名な存在。
番組内では聖地と紹介されていました(今回聖地乱立過ぎ)。
まさかインストラクターに刃牙のモデルの方がいらっしゃるとは。

【18位】アド街:ブーランジェリー デュデスタン ⇔ 妄想:地元民が並んでも買う行列店

京山と同様、【妄想】では17位行徳の名店のひとつとして紹介したブーランジェリー デュデスタン
パンのワールドカップで優勝経験のあるパン職人の方が独立開業したパン屋さんです。
東西線高架沿いとはいえ決して駅近とはいえない立地。
そのような場所に隠れた名店があるのです。

【19位】アド街:オアシス妙典 ⇔ 妄想:バイパス沿いの中古車販売店

【妄想】で13位にランク付けしたオアシス妙典が19位で単独ランクイン。
7月開催のマルシェを取材したそうで、SNSでのアド街ロケ遭遇情報はオアシス妙典が最初でした。
古民家再生のプロセスが丁寧に紹介されていたのは好感持てます。
放映翌日に開催されたロハスマルシェも盛況だったことでしょう。
オアシス妙典付近は和の木造家屋が並ぶ奇跡の一画。
お散歩もはかどります。

【妄想】19位の南行徳中古車集積地もランクインせず。
ローカル過ぎるのは否定しません。
ちなみに現在社会問題化しているビッグモーターの店舗はありません。

【20位】アド街:常夜灯公園 ⇔ 妄想:県境未定地

常夜灯20位ですか。
【妄想】では8位にランク付けしていたので、本編ではずいぶん下位のランクインだなというのが正直な感想。
しかしながらあづま家をとりあげてくれたのは喜ばしい限り。
くつろぐご老人たちの姿も微笑ましです。
当ブログの記事ではありませんが、ユニット「酒の穴」によるデイリーポータルZ掲載の秀逸なレポを紹介します。

【妄想】の20位に挙げた県境未定地。
さすがにこれはマニアックだったか。
アド街よりもブラタモリ向けのネタですね。
そもそも地域をカテゴライズして取り扱う番組で県境未定地の存在はよろしくないか。

【まとめ】地味だけどいろいろとネタに事欠かない街行徳

1位から20位まで、【妄想】と実際の放映とのアド街比較検証を行ってみました。
放映では個別の店舗をランクインする傾向がみられ少々異なる様相となったとはいえ、「行徳神輿・塩・野鳥・多国籍」というキーワードを軸に置いたランキングであったと評価できます。
【妄想】の下位ランキングをローカル色濃いものにしたけど、さすがにそれらは本編ランクインしませんでしたね(笑)。

9月23日まではTverで視聴することが可能ですが、それ以降でも番組公式サイトにランキング掲載されていますので、そちらを参照いただければなんとなく行徳の街のアウトラインは把握できると思います。

アド街公式さん、行徳に初出没してくれてありがとーーー!!
妄想した甲斐がありました!

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