6月25日(月)ワールドカップの時期に、サッカーファン増えすぎじゃない?

夜中にポロっとこぼしたこんなツイートが、思いのほかいいねされて。

世の中はW杯一色。この日は日本代表がスイスと戦っていた日。

わたしは世の中の盛り上がりにかなり驚いていた。街のパブはキャンペーンをしているし、海外にいる日本人たちは1カ所に集まりテレビに向かって叫んでいるし、友人たちはスポーツバーで日本代表を応援している。

W杯ってこんなに盛り上がるイベントだったのか。正直、自分の知っていた世界が全部ひっくり返るみたいで、すこし怖かった。

急にこんなギャップを感じる様になったのは、同世代がお酒を飲める年齢を超えて初めての大会だからというのが大きいだろう。

一方のわたしは、スポーツ観戦にあまり関心が無いうえに、周りが盛り上がれば盛り上がるほど「なんかムリ......」となって、もはやスポーツバーなどには近寄れなくなってしまった。

この拒否反応は、興味がないということ以上に、「サッカー観戦を楽しんでいるわたし」がなんだか許せなくて、一歩を踏み出せないのだ。

好まない人もいる表現だけど、それはカースト上位の「陽キャ」のイベントであって、わたしの様な「陰キャ」が行ってはいけない場所なのだ。どうしても自分のことを、陰キャだと思う自意識を抜け出せなくて、線を引いてしまう。

だけどこうやって恨めしい気持ちでいるのも、楽しめるものなら楽しみたいという裏返しなんだなと思う。わたしもフェイスペインティングをしてハイタッチしたいし、会場でカメラにアップを抜かれたい(これは一生無理か)。気を許している友人に誘われたら、おそらく、断りはしないだろう。

自分は陰キャだという自意識の呪縛は、なんて面倒なんだろう。1歩ずつ1歩ずつ、そこから連れ出してくれる友人たちと、素直に楽しめるようになればと思う。

もしいただけるなら......都心までの交通費にさせてください......