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【競馬】初心者のための2021年下半期の競馬まとめ ダート編

みなさま!!!!マルシュロレーヌが!!!!NARグランプリ!!!!!特別表彰馬に!!!!!選ばれました!!!!!!!!やったね!!!!!!!!!!

マルシュチャンとサルサディオーネチャン応援勢としてはどちらも表彰されたことがとても嬉しく、また矢作センセーファンとしては、コントレイル、ラヴズオンリーユー、マルシュロレーヌが同年に表彰を受けているという事実だけで感慨深いものがあります。


置いてけぼりにされる方もいらっしゃると思うので説明をしますと、マルシュロレーヌはNARグランプリ特別表彰馬に選ばれました。これはJRAの顕彰馬と同じ立ち位置の賞で、野球でいう殿堂入りみたいなものです。
過去に表彰された馬はオグリキャップ、イナリワン、ホクトベガ(20世紀ダート最強馬)、ヴァーミリアン(GI9勝)など錚々たるメンツ。無事にサウジカップを終えて、母としても活躍してほしいですね。


Twitterで話題になったとはいえ、マルシュロレーヌがどんな大偉業をやってのけたのかは知らん人も多いはず。それを知るついでに2021年下半期のダート競馬を振り返ってみましょう。

↑上半期はこちらから

↑芝編はこちら

下半期競馬まとめ ダート編

上半期でジャパンダートダービーまで取り上げちゃったので8月のレースから。
芝はソダシやらエフフォーリアやらが注目されてましたが、ダートもダートでちょこちょこ盛り上がってました。

レパードステークス

まずはGIIIレパードステークス。勝った馬は普通の馬ですが、騎手が記録を作りました。

鞍上、柴田善臣。
初重賞制覇の相棒がホクトヘリオス(オグリより1個上)。初GIはヤマニンゼファー(テイオー世代)。キングヘイローとナカヤマフェスタをGI勝利へ導いた男。
もちろん、現役JRA騎手最年長。

そんなおじさんがまだ一線級で戦い続けている。
そしてこれが岡部さん(ルドルフの人)の記録を超え、JRA騎手最年長重賞制覇記録となった事実。
ヨシトミおじさんの快進撃は、これだけじゃ終わりませんでした。


クラスターカップ

1日後。地方GIIIでも勝っちゃって、記録を1日更新しました。勝ち馬は父ヴァーミリアン、母父クロフネの芦毛馬、リュウノユキナ。カレンチャンの父とダイワスカーレットの母、そしてエルコンドルパサーの血が入ってるややウマ娘血統な馬。
ヴァーミリアンは種牡馬として成功しなかったため、この子が最後の重賞勝ち馬。なんとかここから大活躍して種牡馬になって欲しいですが…スプリンターなのが苦しい…(ダートのスプリントGIは1個しかないため需要がない)




ゴールドジュニア

唐突に聞いたことないレース名出してすみません。
南関東SIII(南関東版GIIIみたいなやつ。中央の一流馬が出たら大差勝ちも有り得るレベル)のレースで、珍名馬が大活躍しました。その名も…

ママママカロニ
馬名の由来はPerfumeの「マカロニ」って曲のフレーズから。
そういう名前の馬がいることは知っていて、「馬主さん絶対Perfume好きじゃんwww仲良くなれそうwww」と思っていたのですが、ここまで活躍するとは思っておらず、次走の鎌倉記念(SII)で慌てて単勝を買いました。2着でした。悔しいです。
ちなみにPerfumeの曲は「SEVENTH HEAVEN」「FAKE IT」「ねぇ」「ワンルーム・ディスコ」「Sweet Refrain」「再生」路線の曲が好きです。対戦ありがとうございました。




白山大賞典

芝編でも通年で散々川田将雅を褒めた気がするのですが、彼の真価はダート交流重賞にあると思っているわたくしです。

今回乗った馬はメイショウカズサ。クセがある馬なのか中々未勝利を抜け出せなかった所を、ダートと中京競馬場の神(と勝手に呼ばせてもらってる)松山弘平が救済し、初勝利からストレートで重賞制覇。
川田さん的にも2勝クラスで一回乗って勝ったことのある馬。勝ちはもう見えてたんですが…

まさかレコードを1秒以上縮めるほどの活躍を見せるとはね…
どんな馬でも一流が乗ると全然変わってくるものですが、ここまで違うんですかね…(カズサは松山弘平と川田将雅が乗ったら全勝、それ以外全敗)
ちなみに川田Jは白山大賞典連覇。めちゃくちゃ金沢のコースが得意です。それが今後のGIにも響いてきます。




日本テレビ盃

JBCクラシックのトライアル、芝で言うなら天皇賞(秋)の前の毎日王冠みたいなレース、日テレ盃。
ここでもカワダサンが1番人気に推されるわけですが、ここでは訳が違いました。
クリソベリル。デビュー以来無敗でGI2連勝。サウジカップで初敗北も、以降も無敗でGI4勝。しかし唐突に故障し、国内でも敗北を経験してしまった、ダート版ナリタブライアン。
休養明けとはいえ、普通に走れば数馬身は離して勝つであろう馬。もちろんクリソ絡みの馬券しか買わなかった人がこうして文を綴っています。

悲喜交々。まさにそんな感じでした。
逃げ切ったサルサディオーネは牝馬ながら並の牡馬なら蹴散らせてしまう、砂の女帝。ダートのエアグルーヴ的な馬です。(なお女傑はサンビスタとする)
春にはマルシュロレーヌと熾烈な戦いを繰り広げた、今のダート界を支える名牝。ようやく交流GIIで力を発揮しました。それが嬉しかった。

問題のクリソベリルは6着。なんかおかしいぞ?と思ってたら、喉鳴りで引退になりました。父ゴールドアリュールからの遺伝。こうなると完全復活は難しいから仕方ない。子供で夢を見ます。


マイルチャンピオンシップ南部杯

ウマ娘から競馬にハマった人は飲み込むのに時間がかかると思いますが、競馬場が変わるだけで勝てない馬ってめちゃくちゃいます。
人に例えましょう。クロールは得意だけどバタフライは苦手な人。ラーメンはすすれるけどうどんはすすれない人。ミックスボイスは出せるけどビブラートが出せない人。そんな感じなんです。
特にダートは右回りしか勝てない、左回りしか勝てない馬が極端に多いです。コーナリングがモノを言うからなんですかね?教えてえらい人。

アルクトスもその類。右回りでは全然勝てんし、中央のレースも地方と中央の砂の質が違うからか全然勝てない。彼が本領で戦えるGIが南部杯しかないという状況ながら、執念の連覇。

22年も現役続行なので、天敵が現れない限り三連覇も有り得る。頑張ってほしいですね。


JBC

「右回り」「今年は金沢競馬場開催」という要素が有力馬に牙を剥いたJBC。
どのレースを見てもちょい波乱な結果になりました。

レディスクラシック

ほんと金沢競馬場ってイレギュラーなんですよ。レース見ていただくと、柵の周囲の砂だけほんの少し質感が違うのがおわかりでしょうか。
実はここだけ砂が深くなっていて、脚を取られやすくなっているのです。こうなってなかった改修前は内ラチスレスレを逃げた馬が勝ちまくってて公平性に欠けたらしいので、残念ですが当然の改修ですね。

しかしその感覚を掴みきれてなかった大井の矢野騎手はサルサを何回か砂の深いとこに入れちゃってます。対して川田プロのテオレーマはスタート良かったのにスッ…と後ろに下げ、後方からリズムを作って内で溜めて外から差してます。小回り競馬場でコーナーが急だからこうしたのかと思われます。コーナリングが器用じゃない馬の勝たせ方なのでしょうか。
とにかくめちゃくちゃ上手いことだけがわかります。


スプリント

ここでも川田プロが神騎乗。
大外12番から始まったもののレッドルゼルのテン(序盤のスピード)が速いため、早くも好位置に。
そして3コーナーから手綱で促して一瞬砂の深い内に入れてショートカット、最内走ってたモズスーパーフレアに追い付きパワーで位置を奪ってギリギリ砂の浅いところを取ると、そこからは末脚でちぎって勝利。
馬と騎手、どっちも能力が一級品じゃないと出来ないレース。川田将雅すごすぎしか言えないレースでした。
金沢1200m大外スタートで勝つにはあれ以外にないと思うくらい完璧なレース見せてくれました。

なお、勝利ジョッキーインタビューをそそくさと済ませたユーガさんは、そのままの足でアメリカへ。からのラヴズオンリーユーでアレですよ。1週間でGI4回乗って3勝してんすよこの男。おかしいよ…


クラシック

川田さんが抜けた戦場。金沢競馬場を最も良く知る騎手は黙っちゃいませんでした。
さっきのスプリントでも内から伸びて2着に入ったサンライズノヴァ吉原騎手。
最強のGI馬たちがひしめくレースで6番人気と微妙な位置だったミューチャリー。ラッキーセブンの7番ゼッケンを背負い、伝説を見せてくれました。

(メンコが阪神っぽくていいですよね)(船橋の馬ですけど)
開始早々テーオーケインズとオメガパフュームが出遅れ、チュウワウィザードもちょい掛かり気味か。しかもカジノフォンテンにダノンファラオが競りかけてしまっている。オメガ、テーオー、チュウワ、カジノで馬券を組んでた僕はこの時点で頭を抱えていました。

されどさすがはGI2勝馬カジノ、ダノンが潰れてもなお先頭。
とはいえ序盤から脚を溜めてた馬にはかなわず、ここでオメガパフュームが堂々先頭…今年もJRA勢が上位独占…かと思いきやですよ。

船橋の雄、ミューチャリーがすごい脚で突き放し勝利。史上初のJBCクラシック地方馬優勝。鞍上は金沢競馬場リーディングジョッキーの吉原騎手。勝つにはここしかなかった。

金沢競馬は八百長疑惑とかがあって何かと不穏なのですが、吉原騎手は八百長とか抜きで中央でも活躍できる腕があると評判の騎手。地方所属の騎手がGIを勝つことはダービーで勝つくらい難しいんですが、この人は南部杯も全日本2歳優駿も勝ってます。

まさに地方の意地。インタビューで喜びを隠し切れない吉原騎手の満面の笑みに、こっちまで笑顔になった一日でした。




🇺🇸ブリーダーズカップ

JBCから3日(4日?)後。日本時間5時とかそこらへん。既に世界のKAWADA-SANがラヴズオンリーユーで勝利し、♡マークを掲げてのニコニコ表彰式が終わった後。
もう一つの夢が、日本競馬を変えました。

 

BCディスタフ

牝馬限定ダートGIレース、BCディスタフ。
最低人気での出走となったマルシュロレーヌ。
Twitterで、超丁寧な日本語でレースへの想いを綴っていたマルシュ鞍上、オイシンマーフィー騎手。
彼はマルシュの父オルフェーヴルの活躍を見て日本競馬に興味を持ち、短期免許で度々来日していた騎手でした。並々ならぬ思いがあったでしょう。
善戦して帰ってきてくれ。誰もがそう思ってました。
騎手と厩舎関係者を除いて。

Marche Rorraine, trying to go for A GIANT UPSET!!!!!

マルシュロレーヌが大番狂わせを起こそうとしている。そう叫ぶ実況者。
海が近いため、日本の芝に近い、硬めのダートになっているデルマー競馬場。そして、ダートが硬いためスピードが出る。誘発されるのは日本競馬ライクなハイペース。そうなったら強いのはマルシュロレーヌに決まっています。
粘りに粘ったマーフィー。写真判定の末、奇跡はマルシュロレーヌに降り注いだのでした。

↑レースの詳しい状況はここ読めばわかります。

そしてこれがマーフィーのツイート。誠実そう。(なおこの後酒癖の悪化で騎乗を自粛しております。どうして…)


BCで1日にGI2勝というのは、開催国アメリカのホースマンでも中々できないこと。それをマルシュとラヴズでやっちゃった矢作先生はすごいよ本当に…。

BCディスタフを制した馬は今までアメリカ、カナダ生産馬のみでした。なんせアメリカはダート最高峰。中でもBCクラシックとディスタフはそう簡単に勝てるレースじゃないです。その壁を崩したのが、イギリスでも、フランスでもなく、日本。
これがどれだけ凄いことか。


日本競馬のレベルの進化を感じますし、アメリカではこのままじゃやばいという風潮になりつつあります。日本馬に主戦場でやられたという事実が、近代競馬の勢力図を塗り替えようとしているのです。


BCクラシック

そして、メインレースでもこれからの競馬を変える馬が頂点に立ちました。

ニックスゴー。アメリカ産馬ですが、この馬には韓国競馬の威信がかかっていました。

だいたいここを読めばわかります。
日韓交流戦で、日本でGIII勝てるかどうか怪しい馬にボロ負けしたり、一番格の高いコリアカップも日本馬2軍に蹂躙されていた韓国。

そんな中でKRA(韓国版JRA)が引き当てた財宝、ニックスゴー。調教師も騎手もアメリカの人なんでなんとも言えませんが、ゴー自身のポテンシャルは本物。
今年GI3勝目を挙げ、GI5勝で堂々韓国のリーディングサイアーに…なる予定だったんですが、まずはアメリカで種牡馬入りさせて様子を見るとのこと。昔の日本みたいに優秀な種牡馬を無駄にするかもしれませんからね。そもそも韓国競馬はダート路線が整ってるのかどうかも怪しいし。賢明な判断だと思います。



伝説?の新馬戦

そんなBCから1週間後。日本では伝説?の新馬戦が。

鞍上、武豊。調教師、河内洋。
師弟関係の2人で新馬戦大差勝ち。
その名もジュタロウ

これは世界目指せるかと思ったのも束の間、次戦は新馬戦で7馬身ちぎったデシエルトとの対戦になり、2着に屈します。
輸送疲れで体重が6kg減ってたので、精神面がまだ弱いのかもしれないですね。


てなわけで、ダート2歳馬の勢力図はジュタロウ一強体制から、デシエルトと、新馬戦大差勝ちタヒチアンダンス、1勝クラスで6馬身もちぎったオメガパフュームの弟ホウオウルーレット、後述するドライスタウトコンバスチョンの6強になりました。
私の夢はホウオウルーレットです。




チャンピオンズカップ

20年前は国内外のつよつよダート馬たちを集めて行う大レース「ジャパンカップダート」だったはずが、地方馬すら参加しなくなりJRA最強ダート馬決定戦と成り果てたチャンピオンズカップ。
ただ1頭、カジノフォンテンだけが殴り込みに来てくれたんですけど…騎手がね…合わなかったみたいです…

あえてソダシには触れません。ダート競馬かじってる方ならこうなる事は読めてたと思います。

けどここまでテーオーケインズが伸びるとは思わなかったでしょう。チュウワが本命だったわたくしはレース見て驚愕しました。

パイロとシニスターミニスター。今のダート界を牽引する種牡馬です。地方の新馬とか条件戦はパイロ産駒買っとくと勝率高いし、中央で新馬勝ちしそびれたシニスターミニスター産駒は高確率で次も好走するし、勝率も高い。
馬券師はここらへん抑えておくと○なのですが、どちらも重賞になると微妙な成績になる種牡馬でした。

しかしパイロ産駒ミューチャリーがGI初制覇。そしてここでシニスターミニスター産駒テーオーケインズが初の中央GI制覇。ついに時代が来ましたね。

テーオーは22年、マルシュロレーヌと共に、最高賞金額のGIサウジカップに挑む準備をしており、もし勝てたら本気で日本が変わります。


勝利ジョッキーインタビューで感極まりかけた松山弘平騎手の思いが実ることを期待しましょう。




カペラステークス

モズスーパーフレア。高松宮記念勝ち馬。
内ラチ(柵)スレッスレを走り切るから距離ロスが無く、確実に上位に食い込んでくる逃げのプロ。
そんな彼女の引退レースはダート。しかも大外スタート。かなり不利なのは明らかでした。

それでも4着に粘る強さ。
JBCスプリントでも先着されたリュウノユキナや中央転厩以降ずっと1番人気だったダンシングプリンスには勝てなかったものの、負けて強しの引退。
子供に夢は託されました。

勝ったダンシングプリンスはサウジアラビア遠征の予定。勝つんじゃないかな。




全日本2歳優駿

ダート版朝日杯こと全日本2歳優駿。
今年も強い馬が多数参戦したのですが、勝ち馬は在りし日の無敵、ルヴァンスレーヴを彷彿とさせるような勝ちっぷりでした。

お気付きの通り、ムチすら入れてません。
もちろんこの後、22年はサウジダービーでミリオンダラーホース(?)になった後にUAEダービー、ジャパンダートダービーで3ヶ国ダービー制覇を目論んでいるんじゃないでしょうか。

アジア最強馬になれる日もそう遠くない…かも。


名古屋グランプリ

芝はステイヤーズステークスなるGIIIがありますが、ダートは名古屋グランプリの2500mが最長。
(昔は東京大賞典が3000mだったんですけどね。ウマ娘イナリワンがマイル走れないのはダートも中長距離しか走ってないから。)

ですが、名古屋競馬場の移転に伴い、2022年からは名古屋グランプリも2100mに。ダイオライト記念の2400mが最長になってしまいます。

過激派としては、距離縮んだ名古屋グランプリとか存在価値あるん?浦和記念と東京大賞典でよくね?と思ってしまいますが、これも時代の流れ。2100mの名古屋グランプリがどれだけ盛り上がるか、一応期待してます。

で、今年が最後の2500m。メモリアルづくめな一戦になりました。

勝ち馬はヴェルテックス(名前がかっこいい)。
そして騎手は横山武史。また横山武史。なんとこれが交流重賞初制覇だそう。とっくに勝ってると思ってたからびっくり。

そしてヴェルテックスの血統を見ていただきたい。

ジャスタウェイとバクシンオーもロマンですが、一番下、ファミリーライン(牝系)。
そう!ヴェルテックスはシラオキ牝系なのです!
シラオキ牝系の重賞勝ちは9年振り。頭ハッピーカムカム民としては幸せです。
シラオキの血を継いだ馬はエフフォーリアやらジャスティンロックやらわんさかおりますが、母方辿るとシラオキは中々貴重ですからね。今後も躍進を続けてほしいものです。




🇺🇸マリブステークス

国外の馬ですが、世界一になりそうな馬を紹介しときます。コントレイルが空の彼方に最後の軌跡を残した数日後、大陸の向こうで新たなる航路が拓かれたのです。

※GIです

馬の名はフライトライン
ダート1400mGIを、ムチひとつ入れず、11と1/2馬身差で勝利。
日本で例えるなら南部杯大差勝ちみたいなもんですね。
ちなみにこれはまぐれではなく、デビュー戦を13馬身、2戦目を12馬身突き放してます。気が狂いそう。

能力が高すぎて走るたびに脚部不安があり、あまり多くはレースを使えないそう。あの感じだとマイルでもやれそうだし、世界一は目の前ですね。



東京大賞典

年の瀬、東京大賞典。
敵という敵がいない中、大本命さんはのほほんとしていました。

(かわいい)

でもレース始まるとこうです。

意味わからんくらい距離ロスしといてこの快勝っぷり。全盛期クリソベリルやルヴァンスレーヴと戦い続けただけあって、大井競馬場で並の馬相手にすると無双しちゃうオメガさん。

種牡馬生活も見たかったですが、今年も現役続行とのこと。どうせならオジュウチョウサンに並ぶ世界記録、国際GI5連覇も期待したいところ。
そうなると弟のホウオウルーレットとの直接対決か。期待です。




東京2歳優駿牝馬

年の瀬といえばガキ使か紅白か東京2歳優駿牝馬ですよね。年の瀬に相応しい名レースだったこのレース。
翌年の関東オークス、JBCレディスクラシックに繋がる激戦でした。

格が違いすぎるというかなんというか。
名前の通りスピーディーな伸びでした。
過去9年に渡って中央馬が勝ち続けている関東オークス。彼女ならもしかしてと思わせてくれる走り。これからも期待したいですね。


まとめ

と、ここまでが2021年のダート戦線でした。芝が伝説を残しすぎてたためちょっと物足りない感じがしますが、その中でも飛び抜けて輝くマルシュロレーヌ。

彼女の存在が日本のダート競馬を盛り上げてくれることを期待しています。JRAはもっとダートを布教せよ。

2022年はどんなレースが、どんな奇跡が見られるのか。まずはサウジカップから。頑張れ日本馬。
それでは。


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