双極性障害で個人事業をやる時の心構え

どうもこんにちは。

「ちはるのうらない屋さん」
占い師の佐藤千春です。


今回は、つい最近私が気付いたことのお話。
双極性障害だからこそ個人事業主を選ばざるを得なかったのに、双極性障害だからこそ難しいところがある。
こういうことが大事だな~と思うことがあったので自分用メモとして、また同じ障害の人になにか役に立ったらいいなということで書いておきます。


双極性障害だからできないこと

私の場合ですが、雇用されて働くことが難しいです。

苦手なのが、毎日同じ時間に同じ方法で同じ場所に通うこと。どんな職場でも長く勤めるとこれが辛くなってしまって長続きしない。結果、短期間でたくさんの職歴が出来上がります。
また、「適度に」「適当に」やることが難しいため、決まり事を全て完璧に守ろうとします。その結果、疲弊してしまう。特に時間に関しての決まり(就業時間や休憩時間など)は、元々守ることが苦手です。だからちゃんとしないと!と思って緊張してしまう。そして疲れてしまう、ってな感じです。

私の場合は10代からうつ病だったし、働いてもこんな感じなので職歴も微妙、ハッキリ言えばまともな会社が正社員で雇いたいとは思わないでしょう。正社員を目指したこともないけど。つまり、そもそも職に就くこと自体が困難でもあります。


個人事業主だとどうなるか

職種によって若干の違いはあるかもしれませんが、「自分でやっていかなきゃどうしようもない」というのは共通しているはずです。これは障害がなくても一緒ですね。

双極性障害の場合の問題は、調子に波があること。
これをある程度コントロールできなければ仕事にならない。軽い躁状態の時なんかは仕事が捗ってしょうがないという時もある。アイディアもたくさん湧いてきたり。明らかな鬱状態の時は、休もうというよりは何も出来なくなる。それがいつ来るかわからない。躁状態の後にやってくることが多いので予測を立てることは出来ても、タイミングやその大きさ(どれだけ落ち込みが酷いのか)まで完全に把握することは困難。

そして鬱状態の時は、躁状態の時の自分と比べてなにも出来ないことに焦り、罪悪感が増していく。少し調子が良くなってくると「無理をしてはいけない」と、だらけてしまったりする。躁状態と鬱状態の中間みたいなとき。そこをどう意識して過ごすかによって、個人事業主としてやっていけるかどうかが変わってくると思う。


外で働けないから起業したのに…のジレンマ

雇用されて働くことは、私たちにとっては「自由がない」ことになる。全部決められた中でこなさなくちゃいけなくて、はみ出すこともできないしとても辛い。

それから自由になろうとして個人事業始めたのに、今度はどうだろう。
誰も何も言わないから、延々と怠けていられる。延々と、理由をつけて動かずにいられる。そして「稼げない!」。これなら雇われて働いてた方がマシだったかな、と思ってもまた最初の項目に戻る=やっぱり雇われては働けない。
この「延々と動かない」という状態は、ひとつ前の項目で書いた「躁状態と鬱状態の中間」の時のこと。

これをどう対策したらいいか、私なりの考えを次に書きます。


自分だけの「決まり」を作って、守れ。

双極性障害は気分に波があり、それによって不調になったりしますね。
躁っぽいな、と思ったらちょっとセーブしようとか、鬱になりかけてるなと思ったらSNSから距離を置こうとか、そういう対策をやっている人は多いんじゃないでしょうか。

ひとつ前の項目で問題として挙げたことに「躁状態と鬱状態の中間で怠けてしまう」ということがあります。これがあることによって、躁状態(実は正常ではない)時にしか仕事ができない、ということが起こります。私はずっとそうでした。

これに対してどうしたらいいかと言うと「ちょっと難しいけど実行できそうな決まりを作る」ことと「自分で決めたそれを絶対に守る」ことです。


私が絶対に守っている「決まり」

ズバリ、週刊タロットの記事を毎週書くことです。
どれだけ体調が悪くても気分が乗らなくてもゲームしたくても(たまにしてるけどねw)、絶対に月曜には書き上げること。毎週。

これまで何回も「今日はお休みします」と言いたくなることがあった。でもなんとかなったしなんとかしてきたんです。

これは自分が苦手な「決まり事を守ること」です。

どこかの会社に言われた決まりを「それはイヤだ」「苦手だ」で、守らないのは勝手にやってもいい。責任は自分には無いのだから。でも個人事業主になると全部は自分で決めないといけない。自分でやらないといけない。だからこそ、決まりを作っておいて絶対に守るようにすることに慣れないとダメなんです。

障害があるからこそで伝えたいところは、「ちょっと難しいと感じるけど頑張れば出来そうなこと」を「絶対に守る」と「決める」です。そして、例外は考えてはいけません。始めから設定しておくとそっちに引っ張られてしまうことがあるから。


ひとつ出来ると次も出来る

毎週のタロットメッセージを書き始めてもう3か月経ったかな。
たったの3か月?と思う人もいるかもしれないけど、私は毎週これだけのことを継続できたことがありません。

始めた時はなんとなくで、決めた時もじんわり決めた感じで、その後やっと絶対になにがあってもやる!ってなって、今に至ります。

本当に、ちょっとずつですよ。

最近やっと、時間帯を決めて仕事しようかなと考え始めました。例えば、週刊タロット記事は土曜20時に仕上げておくとか、または月曜朝から書き始めるとか。あとは、2時間以内に仕上げようとか、それを決めるとダラダラしなくていい。
私の場合はPCに向かって書く方が良くて、スマホで書こうとすると移動しながらだったり通知が来たら気になって見たりするので、最後まで書き上げられないことが多い。(たくさん書きかけ記事溜まってます)

色々ね、言い訳ってできるんですよ。障害者だからね。どうとでもできますよ。そして障害があるからこそ、自分を律するは難しくて、だからこそ自分でやるしかない。

ひとつの成功体験があると、次にチャレンジしやすくなります。
そのためには、まずひとつなにかしらの決まりを作ること、これが必須です。


これに決めて良かった・私の場合のポイント

毎週月曜に必ずタロットメッセージ記事を投稿する。

私の場合は、先に「これをやってみたらどうか?」と思いついたので、この内容に決めて良かった!と気づいたのは後からですが、なにを決めようか?と迷っている人がいたらヒントになるかもそれないのでポイントを書いておきます。

・自分が苦手な「継続すること」を選んでいる。
同じ周期で同じことをやる、これもとても苦手なことです。ましてやそれを継続するなんて。つまり、これが達成されると大きな自信に繋がります。そして、次にも繋がります。
・絶対に同じ間隔で来る期限(曜日)を指定している。
調子の波が激しく一定ではない自身に対し、絶対に同じタイミングでやって来る「月曜」を設定したこと。この日だけは強制的に動く、と決めているので毎週同じタイミングで仕事に意識が向く。時間を指定したり頻度を変えていけば更に上手く仕事に向き合うことが出来るのでは、と考え中です。
・週一という無理のない設定にしている。
本当は週一でも毎週絶対にやるっていうのはキツいです。それでも、7日の内のたった1日です。その日だけ頑張ればいいんです。これを増やすのだとしたら、隔週でとかなにか条件を決めてやるとかしないと一気に全部できなくなってしまうかもしれません。そこは慎重に。
・時間の指定をしていない。少しのズレは妥協する。
この先、時間を決めてやろうかなとは思っています。でも始めから決めてなくて良かった。実は初めは日曜夜に投稿していました。それが段々月曜早朝になり、午前中になったりお昼すぎになったり。でもそんな細かな時間なんて、多くの人は気にしてないんです。月曜にできればいい、それで日曜に諦めたりせずに続けることができています。


最後に

読む人によっては、すごく当たり前のことを書いてるように感じるかもしれませんね。でもね、こういうの知らずにとりあえず自営業って選択する人いると思うし、私もそうだった。

個人事業主って、届け出するだけでなれます。
でも、なにも成果にならないのであればやってる意味がない。
私のように、年金受給があったり家族の助けがあったりでなんとか生活できる人、特に動かない傾向にあると思います。

躁状態と鬱状態があるってだけでも、自分を労わるのは大変だと思います。
でも、それで自分で仕事して生きていこうと思ったんだからさ。やれるとこまでやってみようや。

と、自分へのエールも込めて。

なにかしら心が動いたらサポートくださると嬉しいです。私の好きなことに使わせていただきます!変態記事を量産していきたいです😊