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タロット講座④カードの扱い方を知ろう

みなさま、こんにちは。
「ちはるのうらない屋さん」
タロット占い師の佐藤千春です。


前回は、タロットカードを手に入れよう。ということでオススメのカードの紹介などしていきました。タロットクロスのお話もしましたね。

今回はタロットカードの扱い方について、そして実際の鑑定方法について学んでいきます。


今回学ぶこと
・タロットカードの浄化について
・シャッフルの仕方
・カードの並べ方

これがわかれば、とりあえず「カードを使うこと」ができます。
なーんにもわからなくても、カードの実物があって扱い方がわかれば、どんどんタロット占いをやりたくなるはず。そして学んでいこうという気持ちも強くなります。



カードを手に入れたら浄化しよう

初めて手に入れたタロットカード。
浄化ってしないといけないの?と思う方も多いでしょう。
結論としては「浄化した方が良い」です。

それは、やはり色々な人の手を介してあなたの元にやってきているから。余計な他人の「気」のようなものが付いてきているからそれをスッキリさせる、ということです。ちょっとオカルトちっくかもしれませんが、買ったばかりの下着とかって一度洗ってから使用しますよね?それと同じようなものです。


また、カードに挨拶する、カードと仲良くなる、という目的もあります。
できれば一枚ずつ浄化していきたいものです。


浄化といっても方法も様々で好みがあったり環境的にできないことがあったりします。ここで紹介するのは大まかに2つの方法です。

それは「香り(煙)」「音」を使うというもの。


煙・香りを使う浄化

一番ポピュラーなのは「セージの煙にくぐらせる」ことです。私の一番のオススメもこちらになります。セージというのはハーブの一種で葉っぱのような感じで売られています。
前回から引き続き、カードの履歴さんのページで紹介させていただきます。

このスティック状のものは手に持ちながら使うことができるので便利です。

例えば、左手にセージを持ち火をつけて煙が出てきたら(このとき火は消しておいてください)、右手にカードを持ち煙を当てていけば良いのです。

本当は、貝殻の上にセージを置いて……というのが好ましいようですが私はそこまでしなくてもいいかな、と個人的に思います。形から入るタイプ、決まり事はちゃんとしておきたいタイプ、そういう方はそれ用の貝殻も準備してやったらいいと思います。

また、片手にセージを持ちつつ浄化するのはちょっと……両手を空けておきたい、という場合、耐熱皿などの上にセージを置いておけば良いです。貝殻の上に置いておきたい場合も念のため耐熱皿を用意しておくと良いでしょう。

※注意事項※
セージを使って浄化したあとは、お部屋の窓を開けてください!
浄化したものを、外に出さないといけません。閉め切ったままだと、浄化できたはずの「なにかしら(邪気のようなもの)」がそこに留まったままになってしまいます。


セージ以外を使った「香り」での浄化

セージの香りが苦手だわ、とか、普段使っているお香で代用できないの?という方。できます。普段使っているお香でもオッケーなんです。
セージと特にやり方は変わりません。窓を開けて!というのはセージ使用の時ほど強い注意事項ではありませんが、やはりやっておいた方がいいでしょう。

お香ではなくアロマオイルを焚くのでも大丈夫です。


セージ、お香、アロマ、どれでも共通すること

・一番最初の浄化は一枚ずつやろう

一枚ずつに、挨拶しながら。心の中だけでも声に出してでもどちらでもいいです。「これからよろしくお願いしますね~」みたいな感じ。そして、表と裏と、煙(香り)に当てます。78枚分、やります。

78枚全部でこれをやるのはなかなか大変ですが、これが最初の一回きりで終わる人もいれば定期的にやっている人もいます。なんとなくカードの調子がおかしいかな?という時だけやる人も多いです。

慣れてきて、ちょっと浄化したいよ~というとき、一枚ずつではなく全体に煙が行きわたるようにするということもよくありますね。



音を使う浄化

ペットを飼っている方や匂い・煙に敏感な方にオススメなのが「音」を使った浄化。

購入したカードの浄化には「クリスタルチューナー」を使うのが一般的です。クリスタルをチューナーと呼ばれる音叉の形ようなもので軽く叩くと「キーーーーー・・・・・-----ンうおんうおんごおん」というとても澄んだ心地よい音が鳴るんです。…例えが下手くそでごめんなさい😂

「クリスタルチューナー」と言うと、だいたいクリスタルとチューナーがセットで売っています。
カードの履歴さんにもあります。

私はクリスタルチューナーを持っていないのですが、パワーストーンのお店なんかにも売っていると思います。値段も様々ではないでしょうか。

この浄化方法の場合も、最初は一枚ずつやって欲しいものです。一枚ずつ、ご挨拶しながらキーンキーンとやっていってください。


毎回のリーディング時に使える音の浄化

上で~購入したカードの浄化にはクリスタルチューナーを使うのが~と書いたのは、普段リーディングする時にも音での浄化が使えるからです。
これから鑑定しますよ、という時。簡単にすぐ浄化できる方法があります。

手を叩く。かしわ手です。
神社でお参りする時に手を叩くアレです。

テーブルやクロスの真ん中にカードを揃えて置き、カードに向かって「パン!パン!」音が大事なのでお辞儀はなくていいかと思います。
かしわ手の音には邪気を払う力があります。これ、リーディング前にやると自分の気持ちもピンと切り替わって鑑定に入りやすいです。

他にも。
手に集めて持ったカードを上からコンコン、と叩く。
これはドリーンバーチューさんのオラクルカードでのやり方そのまんまを使わせていただいてます。
ノックして出ていく感じ、ですね。



タロットカードの保管について

観賞用だったり収集目的のカードは、箱に入れたまま適当にしまっておいても良いです。ただ、普段から使うものたまに使うものという実際に鑑定に使うものに関してはもう少し気を付けて扱うことが必要です。

持ち歩きの際は、ポーチに入れてください。保管する時もポーチに入れておくことをオススメします。タロット用のポーチが便利です。

自作できる人は、それもいいかもしれませんね。

注意点としては、生地によってはクズがボロボロとはがれてきて箱の中まで入ってきてしまう、カードの間に入り込んでしまう、そういうことがたまにあります。
サテンのようなつるんとした生地なら安心でしょう。

保管場所については、特に禁止事項などはないです。手に取りやすいように、取り出しやすい場所にしまっておくというくらいかな。保管場所の「気」のようなものに関して、個人的には全く気にしないのですがそれでも食品と一緒に保管することは避けた方が良いと思います。匂いが移ったりしそうなので……(そんな人いないかもしれないけど)

石(パワーストーン)と相性のいい人だと、カードの上にクリスタルを置いておく、というのも良いです。常にではなくて使う前の準備段階としてやっても良さそうです。

また、バッグに入れて持ち運ぶときにはギュウギュウに詰め込まないよう、そしてハンカチやお茶など水気には気を付けてくださいね。


タロット占いのやり方・手順

・カードをシャッフルして
・カードを並べて
・カードをよく見て
・そこから結果を導き出す

これだけです。


シャッフルのやり方について。

占い師によって違ったりします。
まずは私のやり方で解説しますね。

・まずテーブルなど台の上で裏向きにしたカードを広げて交ぜます。両手を時計回りで動かしながら交ぜていきます。
・適当なところで集めて揃えていきます。カードの表側を自分に向けて揃えています。これは、対面鑑定の時にお客様に絵柄が見えないよう配慮しているためです。
・揃えたカードを手に持ってカードを切ります。トランプを切るのと同じやり方です。切りやめるタイミングは「なんとなく自分が気持ちいいと感じたタイミング」。
・その後、表向きにしながらカードを並べていきます。

この一連のシャッフルの特徴は「速さ」です。
自分占いだけでなくお客様を鑑定するという前提で勉強してきたのでこのやり方になっています。つまり、時間制で料金が決まる占い鑑定がほとんどである中、ムダにお客様をお待たせしないという考えが大元にあります。


このタロット講座の目的は「自分占いができるようになること」ですが、その後プロの占い師になるかもしれない。ならないとしてもスピーディーな鑑定に慣れておいて損はないと思います。

既に違う方法で鑑定している方は無理に変える必要はないですが、初めてでやり方がわからないという方はこちらを参考にしてください。


カードの並べ方

タロット占いには、色々な展開方法(並べ方)というのがあります。
この展開方法のことを「スプレッド」と言います。よく使われるのは「ヘキサグラム法」「ケルト十字法」ですが、今ここで覚えなくていいです。ヘキサグラムでは7枚、ケルト十字では10枚のカードを並べます。

始めは、1枚からやっていきましょう。簡単な内容から。
1枚から2枚、それから3枚まで。

3枚くらいまでなら、基本的に左から右に並べていきます。
1枚の場合は、なにか特定の事柄に関してひとつの答え、というリーディングになります。イエスorノー、という内容でも使えますね。
2枚になると「今の状態」と「結果」、「Aを選択した場合」と「Bを選択した場合」などグッと幅が広がります。
3枚になると「過去(原因)」「現在」「未来」というリーディングもできるようになります。特にこの場合は左から並べていってください。

3枚で過去~未来を読むというのは立派なひとつの展開法(スプレッド)です。左から過去、真ん中が現在、右が未来、というのは決まっています。


ここまででだいぶん読めるようになるはずです。
まずは1枚から、でもやりたいと思ったら3枚くらいでも。
ここでたくさん練習して、7枚でも10枚でも練習していきましょう!

楽しいよっ♪


まとめ

購入したカードは浄化しましょう!
オススメはセージの煙にくぐらせること。お香で代用もできます。
煙や香りが苦手だったらクリスタルチューナーを使って浄化しましょう。

音による浄化は、毎回のリーディング時にも使えます。

保管場所に決まりはありませんが、よく使うカードはポーチに入れて保管、持ち歩きをしましょう。

タロット占いのやり方は、カードをシャッフルして→並べて→カードを見て→結果を導き出す、という一連の動作。
シャッフルの仕方については記事内に書いてありますのでご覧ください。色々な並べ方がありますが、最初は1枚だけ、または2枚か3枚くらいのリーディングで慣れていくことをオススメします。

ここで慣れていくと、複数枚でのリーディングも素早く丁寧に身についていくはずです。



次回の予定・・・
大アルカナ全体の物語を把握しよう

カードの勉強には「カードに描かれた物語を把握すること」が近道だというお話をタロット講座②でしました。その一歩目、まずは22枚の大アルカナ全体を通しての物語を紹介します。

追記:公開しました!


2020年2/9追記:タロット講座のプライベートレッスンを開始したため、note記事でのタロット講座は一旦ストップします。(時間が割けないためです)

本日も、最後まで読んでくださってありがとうございました♡

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