おうし座は欲が強いと言われている。モチーフとなった神話は、ゼウスが牛に姿を変えて、ひとめぼれした美少女エウロパを誘拐してしまうという話らしい（なんと欲深い！）

しかも、おうし座の支配星は金星ときたものである。
金星は愛や調和、楽しみの象徴である。自分が好きなものは全てを手に入れたいのであろう。

そういえばおうし座のシンボルは♉はまるで財布のように見える。貯金が大好きでその貯金したお金で欲しい物をなんでも手に入れようとしているのだろうか？

しかし、おうし座は霊能の星アルデバランとも関係しているとかいないとか。物欲がありながら、実は霊的なパワーも秘めているのである。

たんなる物欲が強いわがままではないのだ。この世におうし座の力がもたらされていないと、人々に歓びというしあわせは与えられていなかっただろう。

ただ生きるためだけならば、趣味も甘いスイーツもファッションを楽しむことも、恋愛のワクワク感も必要ない。しかし、人々は自分の楽しさを追求するために、働き恋をしてときには傷つきそしてまた恋をするのだ。それは人々が愚かなのではなく、歓びの甘味を感じられる生き物だからだ。

そのためには、求めなければならない。求めるというコトバには必然的に他者との関係性が内在されている。金星は調和のシンボルでもあったことをここで思い出して欲しい。

おうし座は不動星座でマイペースでありながらも、実は他者との深い確かな関係性を求めているのだ。求めることを極めると何が起こるか？それは求められるということである。

求め、そして求められる。そのことをも、アルデバランの霊能の【目】は見越しているのかもしれない。

欲しい物を手に入れるためのコツは、すでに手に入れた物を愛することである。きっとそうである。

おうし座のパワーに感謝しよう。今、目の前に広がる全ての実りはおうし座がもたらしてくれたものである。

さぁ、実りを求めよう！そして人生をとことん楽しもう！