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温度と湿度の話 その1 温度の軸

西洋占星術は温度と湿度でだいたいのことはわかる

去年から基礎講座をすすめる順番を変えた。

以前は

西洋占星術の歴史

ホロスコープの読み方

惑星

エレメント

※この後クオリティ、サイン、ハウス

の順だったのだけれど、現在は惑星に入る前にエレメントを扱う。

なぜかというと、まずエレメントを理解して、惑星がどのエレメントを持つのかを知ってからそれぞれの惑星について学んだ方が、理解が早いと気が付いたから。

私が惑星にエレメントがあることを知ったのは、車上荒らしに遭って、本気でホラリー占星術に取り組みはじめてからだった。エレメントが温度と湿度という二つの軸で構成されていることをそのとき初めて知った。

温度と湿度の概念を理解してから西洋占星術についての理解は飛躍的に進んだ。とくに温度と湿度の軸と惑星の図を見たときは「なにそれ…早くいってよ…!」と思った。本当に目から鱗が落ちたというか、レーシックで一気に焦点が合ったような感じがした。

それから「なるほど、だからこれとこれがアスペクトをとるとネイタルではこうなって、トランジットでは(またはシナストリーは、プログレスでは)こうなるんだ!」と目の前がパアッと開けるような瞬間が幾度も繰り返された。

まるで「あいうえお」が母音で、残りの五十音は子音との組み合わせでなっているとわかった瞬間のよう、掛け算の九九が一から九までの数字の繰り返しであると気づいた瞬間のようだった。

だからuranaisuの西洋占星術講座ではいつも「火星の温度は?」「木星の湿度は?」といった質問をことあるごとにする。受講生のみんなの目から鱗が落ちる瞬間は何人見ても感動する。

でもなぜか、こんなに大事な温度と湿度について掘り下げた資料を私はこれまで見たことがない。

確かにトラベル英会話的な、手軽に結果だけ知りたい人向けにサインや惑星の意味を解説した本は便利。いまのところこういう概念からガチでやりたい人は少数派だと思う。

でも私はこんなに便利で、奥深くて、何より面白い温度と湿度の話をぜひ知ってほしい!というわけで、ここでニッチでマニアックでイージーな温度と湿度のお話をしたいと思います。

「note読めないよ!」という方はPDFかメールで送るので、uranaisu.m@gmail.comまでメールをください。

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