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ドラマ「きのう何食べた? season2」第9話感想(ネタバレあり)

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復縁!

田渕くんと千波さんがよりを戻してた!!

千波さんが料理をする。

2人で食べる。

(千波さん、料理上達してたりして!?)

ベタな展開を想像したが、そうはならず。
やっぱり微妙に美味しくない。

(え? 前と同じじゃん。どうすんの?)

そこは調味料の“後足し”で解決。

田渕くんが最適な調味料を選び出し、千波さんにも教えて、2人で「美味しいね」って言って食べる。

なるほど。
そういうのも全然アリだな。

田渕くんの助言を素直に受け入れる、千波さんのそういうところ、見習いたい。


レシピ通りきっちり作る必要があるお菓子作りなら、千波さんの性格に合っているのでは?、と考えた田渕くん。
フィナンシェ作りを提案。

ビビる千波さんを励ましつつ、見守りつつ、ちょっと手伝いつつ、フィナンシェ完成。

結果、めちゃ旨。

千波さん、嬉しそう。

上手に作れたことはもちろん、田渕くんの「美味しい」って喜ぶ顔を見られたことが、ものすごく嬉しい様子の千波さん。

なんだかジーンと来ちゃったよ。

田渕くん、いいやつだな。

お似合いの2人♪

ワークライフバランス

ケンジが店長代行どころか、まさかの店長になり、帰りが遅くなってきた。

でもまあ一般的な社会人っていったら、このくらいの感じかもなあ。


これまでの2人の晩ごはんは、

6時終業のシロさんがスーパーに寄り、帰宅後、料理開始

できあがる頃に、
8時終業(?)のケンジが帰宅

2人で一緒に「いただきま~す」

9時過ぎ頃には食べ終わり、一緒に後片付け

これ、2人とも定時で帰らないと成り立たない。

実際は難しいと思うけど、まあドラマだし、特に気にしていなかった。

それが今回、ケンジの帰宅が遅くなったことで、急に現実に引き戻された。

そうだよ、もともとが理想的過ぎな、絵空事だったんだよ!

思いがけず荒ぶってしまった、この感情は何なんだ?


恐らく私は、せめてドラマの中だけでも、

ほどほどに仕事して、
定時で帰って、
好きな人と一緒に晩ごはん食べて、
しっかり睡眠とって、
ニコニコ笑って生活する、

そんな世界をずっと観ていたかったのだろう。


「一緒に晩ごはんを食べられないのはつまらない」。
ケンジもシロさんもそう思っている。

だから、“一緒の晩ごはん”を死守するために、例えば仕事をセーブするとか、そういう展開になることを期待しながら観ていた。

しかしそうはならなかった。

なんとシロさんの方も、事務所を継ぐ気持ちが出始めたのだ。

ほどほどの働き方、やめちゃうの?

フワッフワ

第2話で、パートナーとの結婚も、弁護士として独立することも考えていないと言うシロさんに、大先生が、
「あきれた。50歳にもなろうって人が情けない。それじゃあまるでフワッフワの若い子みたいじゃないの」
と嘆くシーンがあった。

私も家族も持たず、雇われで働く身。人生設計など立てたこともなく、現状維持で十分な人間だから、大先生の言葉に耳が痛かった。

しかし、あれからシロさんは成長したようだ。

なんだか置いて行かれた気分。
(いや、弁護士としてバリバリ働いているシロさんと私とでは、もともと雲泥の差なんだけどね。それを言っちゃ~おしまいよ。)

パートナーとのバランス

ラーメン屋でばったり会ったシロさんとケンジ。

帰宅後。

ケンジ「シロさん、俺の体を気遣ってご飯作ってくれてるのに、ごめんね」。

ケンジが平謝りするので、え? なんでそんなに謝るの?、と思いながら観ていた。

これじゃあシロさんとノブさん(シロさんの元彼のモラハラ男)みたいな関係じゃん。

シロさん「いいよ。昼飯くらい好きなもの食べろ」。

だよね。

シロさん「イラついてるように見えたならお前のせいじゃない。
店長やれってお前に言っておきながら、『一緒に飯食えなくなってつまんねー』とか思ってる自分に、腹が立ってんだよ」。

なるほど。シロさんがイラついてるのを察しての、ケンジの平謝りだったわけだ。
ちょっと心配しちゃったよ。

それにしてもシロさん、相変わらず誠実だ。
この台詞にはグッときた。


翌日。

シロさん「何やってんだ俺は! 俺があいつを元気付けてやらなきゃいけないのに」。

そう奮起して、ケンジのために元気メニューを作る。

シロさん、カッコよ過ぎるでしょ!


鶏肉が美味しそうに揚がったけれど、ケンジの帰りは今夜も遅くなりそう。

「揚げたて食わせてやりたかったな」。
シロさんが諦めかけていたら、ケンジ帰宅!

シロさんの嬉しそうな顔といったらもう!!


あれだな、

番組を観て、最初は、
「仕事よりも2人で過ごす穏やかな時間を大切にして欲しかったのに。結局ドラマも現実世界と同じか~」
なんて思ったけど、

もう1回観てみたら、
「1人だけが忙しくなってしまうのではなく、2人とも忙しくなるのなら、ある意味バランスはとれるのかもしれない」
と思えた。

どういう状況になっても、
相手を想う気持ちと、
つまんないのはイヤだって気持ちがあれば、
何かしら工夫ができて、
事態は好転するのかもしれない。

チャレンジ

ベトナムから帰ってきた店長。

「何か新しいことにチャレンジするなら、今が最後かなー、とかね?」

なにげに今回一番響いた台詞。

そう! パートナーの在り方を、独り者があーだこーだ考えてる場合じゃなかった!


次回は、シロさん、矢吹家訪問!?

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