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助成金を減額された理由

アテにしていたイベント助成金が減額されてピンチです。

9月7日に「天体望遠鏡で月と星をみよう」というイベントを開催するために準備をすすめています。無料イベントね。

せっかく球場という広い場所をお借りしているのだから、たくさんの人に楽しんでもらいたい。そしてお世話になっている施設の活性化にも貢献したい。

そのために必要なのは「人を集めること」だと思うし、だったら「広告」はキッチリと考えたい。だからこそプロの手を借りて広告を作るべく、印刷会社さんと調整を続けています。

スケジュール的に、助成金の採択後にチラシ作成では間に合わないので、見切り発車で調整をはじめていました。印刷代しか申請していないので満額出るだろうとタカをくくっていた私の考えの甘さがアカンかった。

助成金は出ることは決まったけど半分以下に減額。けっこうなピンチの状況です。打破する施策を考えなければいけません。

とはいえ、なぜ減額されたのか反省しなければ、次につながらないので検討しておく必要があると思った。ありがたいことに、天文学振興財団の採択通知書には減額理由が記載されていた。

観望会開催の意欲や企画内容は具体的である点は評価できますが、意義の説明は弱いため減額した上で採択とします。

意義の説明が足りないというのは、マズったわ。たしかに「市民の方に来て楽しんでもらうことにより、天文学の振興に寄与する」ぐらいしか書けなかったもの。

「お金を出すに値する価値がその事業にあるか?」が、助成をするにあたってのポイントで、価値がなければお金なんて出せないと思う。意義が弱ければ「そこまで広告費に金かけてんじゃねえよ」って言われるのも当然かもしれない。

なぜ広告費にそれだけの金額をかける必要があるのか?その価値は何なのか?をしっかりと明示することは振興財団が私を信頼してくれるための一番の判断材料のはず。そこをキチンと伝えられなかったのは、私の落ち度だったなあ。。。

理由がまっとうすぎて、ぐうの音もでないさ。。。

相手のメリットを考えることが大事なのだから、助成金を出してくれる財団に対してもキチンと相手のメリットを考えなければいけない。

天文学振興財団は「天文学を振興する」という目的がある。天体観望会を開いただけで、どの程度普及に貢献できるのか?という部分に対してアプローチすべきだった。

「楽しんでもらいたい」だけでは一過性すぎる。このイベントがどのようにして理科教育の推進や科学者の育成へのきっかけになるのか?を伝える必要があるのだと思う。めっちゃ難しいけど。

相手のメリット大事なの。。。再認識した出来事でした。

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