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天体望遠鏡を子供スタッフに任せた話

「子供向け天体望遠鏡」を高学年のお兄ちゃん達が教えて低学年の子供達が体験する。こういう状況を作ってみました。

北神戸田園スポーツ公園で「星の教室」を開催しました。星座早見盤を作り、使い方を知り、そのあと外でお月様を見上げるというワークショップです。

小6の我が息子と、その日遊びに来てた息子の友人をスタッフとして連れていきました。

報酬は「Lチキ」(^^;;

仕事内容は「配り係」と「天体望遠鏡1台をまるまる任せる」という2つ。

天体望遠鏡の1台を子供に任せるというのは、きっと普通の観望会のイメージからすると「え?」ってなると思う。

観望会では星空案内人のスタッフが望遠鏡にいて、導入した星を見せる。
望遠鏡に触られると観望天体がズレちゃうから触らないようにね~って言いながら覗かせる。

それが一般的なスタイル。

でも今回は観望天体が「月」だけだし、未就学児~低学年が大半の少人数ワークショップ。
ちょっとお兄さんな6年生がサポートする天体望遠鏡はきっと、大人が案内するよりも身近に感じることができるんじゃないかと思った。

小6二人に任せたのは「リゲル60」という小学生向けの天体望遠鏡。扱いが簡単なので息子も小4の時点で使いこなせています(スペックも良い)
そういった機種があるのだから参加した子供たちに「天体望遠鏡を操作する体験」をしてもらいたかったのです。

だってただ覗くだけよりも、自分で操作できたほうが印象に残ると思うし。
親的には小学生がサポートしているというのは「うちの子でも使えそう」と思えるかなと。

天体望遠鏡って「カンタン・便利・ラクチン」とは正反対の道具。
手間はかかるし、事前に調べることはあるし。

だから「子供のために買ったけど使い方が分からない」と挫折する人も多い。
私も子供のころはそうだったから良くわかる。

そういう人を一人でも減らしたい。
そして天体望遠鏡を覗いた先に見える「リアル」を感じる感受性を育んで欲しいなって思ってる。

そんな活動を広げていきたいな。星好きとして。
(息子が大きくなったら別のキッズサポーターを募集せねばならぬ。。)


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