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韓国での冒険。ハイリスクな食事。

男が行く韓国の旅 その1

これからお届けするのは、韓国旅行に関するコラムとなります。といってもライブに行ったり韓国スイーツといった普通の韓国旅行ではありません。80年代以前、日本人が海外に行ってはやんちゃしていたキーセン観光の時代は韓国へ行くのは男ばかりでした。しかし、冬ソナのヨン様以降はほとんどが主婦層。最近の男性アイドルが日本人を吸引しはじめてからは10代~20代女子となっています。そういうときに韓国に行く男は「付き合い」という例のほうが多いのではないでしょうか。いまどき積極的に韓国旅行をする男子は基本マイノリティですが、僕は2003年から度々渡韓しており、正直そのような男子の旅行がエロスを抜きに文章に落とし込まれていることは非常に少ないと思っています。ここでは今後主に「男1人でも行ける韓国の魅力」に関する文章を書いていきます。

サンナクチ

お隣の国、韓国では「サンナクチ」(テナガダコの踊り食い)の文化がある。うねうねとうねるタコ足、皿から逃亡したりして恐怖すら感じる。

踊るくらい新鮮だから美味しいのは確実ではあるが、未だ挑戦できないではいる。

これ(タコ踊り食い)を日本ではあまりやらないのは、噛んだところで吸盤が吸うので場合によってはしっかり噛み切ってのみこまないと窒息に至るからなのだが、それでも都内韓国系飲食店の一部にては出すこともある。
たぶん地方でもコリアタウンではやっているのだろうが。
韓国では「サンナクチ」保険金殺人事件まであるくらいだが、日本ではさすがにそこまでポピュラーな食習慣ではないから、死亡例はないだろうと思う。

サンナクチ、かの国ではわりとポピュラーな料理であり、たとえば名作の韓国映画「オールド・ボーイ」では主人公オ・デスが何事か事件に巻き込まれていく寿司店での描写で登場するし、他にも普通に韓国関連のテレビバラエティや、韓国紹介の日本の番組ではタレントが食したりしているのを見たことがある人も多いはず。

街場にある海鮮系の飲食店や、海産物市場のレストランではこれを売りにしているところがいっぱいある。
タコ踊り食い、興味はあるだろうか? 
まあ好きな人もいれば嫌いな人もいるだろう。
韓国はこのような「謎の食べ物」がいっぱいある。

たとえば、これを知っているだろうか? ケブル。
ケブルとは、犬のチンチンのことだ。犬のチンチンを食べるわけではない。海にいるいわゆる日本でいうユムシで、肌色したゆらゆらした生き物で、触るとピュッと水を吐くやつ。これの愛称がケブルなのだ。これを刺身にして食べる。
案外赤貝みたいな普通の貝の味だった。

あと、ポンテギ。蚕の茹で蒸したやつ。街中の屋台でも見ることができる。こちらは缶詰なら国内の韓国食材店でも手に入るが、僕もまだ度胸がつかない。

こんな感じで、ちょっとあげるだけでも日本の食習慣とかなり違うものがある。

が、食に限らず。

手軽な冒険スポット

降り立てば「すべての文字が読めない」「言葉が通じない」という体験をすぐにできる手頃な冒険スポットではある(もちろんガイドブックや翻訳アプリで片言の会話はできるし、地域表示もローマ字が併記されているのでそんなには困らない)。

いままで一度も行ったことのない人こそ、わずか予算数万円でできる冒険。
先入観が捨てられるので、僕はおすすめをしたい。

最初に渡韓したときああ、世の中にはこういう鏡みたいなスポットがあるのだ、と僕は思った。頭を切り替えたい人には本当に向いていると思う。まあ一生行かない人は行かないだろうが、ちょっとでも興味があったら、入口になるものを見つけてみてほしい。

韓国での冒険。チャレンジしてみては如何だろうか。

以上の文面は、実は書きおろしではなく「SUZURI」の「激安・格安韓国旅行グッズショップ」での記事でgimix名義で寄稿公開しているものですが、今後続きはこちらで書こうと考えております。
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