ふゆの すずめ。

ふゆのすずめ。ヒト。冬になると膨らむらしい。頭にトリの糞率が高い。探しモノはほぼ見つか…

ふゆの すずめ。

ふゆのすずめ。ヒト。冬になると膨らむらしい。頭にトリの糞率が高い。探しモノはほぼ見つからない。気づいたら天然パーマ。

最近の記事

    • わたし眠れないの。

      いつ遊んでも「わたし眠ってないんだよね」という友達がいる。 彼女とは中学時代からの付き合いで、随分と長い間 友達をしている。彼女は子煩悩な父のおかげで、何不自由なく育ったのだろう、のびのびと健やかにそして自由だった。他人の事しか言わない同級生とは違い、興味のあるモノにすぐ飛びついていたから、話題も豊富でとても楽しかった。わたしはそんな彼女が好きで、気付けば長い間友達をしている。 結婚をして子育ても終わり、2人で温泉旅行にも行けるようになり、今では兄弟や家族と同じくらい大切

      • 道はありましたか?

        道はありましたか? 上手く行けましたか? そこは綺麗ですか? 苦しくないですか? 寂しくないですか? 誰かに会えましたか? 何か見えますか? ここが見えてますか? 痛くもなく 苦しくもなく 辛くない世界でありますように。 綺麗で穏やかで 気持ちがいい世界でありますように。 いつもここから また いつか。

        • 潮の香り 届くころ 風は花びら運び 遠い街から 便り待つ あなたの元へ 帰りたい 空っぽなこころが 踊りだす 空は高く み空色 風は波を揺らし まぶしく光り あなた照らす あなたの元へ帰りたい 穏やかな笑顔が待っている あなたがいる それだけで さまようこころは満たされて あなたと一緒に眠りたい やわらかな光に包まれて 空っぽなこころ躍りだす 帰る場所は ここにある

          2020.1.2.?

          もう既に今日が何日なのか分からなく始末。 困ったものだ。

          ちょっとだけ。

          だんごむしが、体よりも細い隙間に、無理矢理入ろうとしている姿が目に入り、ついついその先が気になって足を止め座り込んで見てしまった。 だんごむしは、その隙間に頭から入ろうとするのだけれど、途中どうしても突っかかるのか なかなか奥に行けないようだ。 ワシャワシャと沢山ある脚を器用に使って、出たり入ったり何度も何度も繰り返して、ようやく 滑り込むのを見届けた。 でもちょっと気になって、角度を変えてみたら沢山ある脚の内の後脚が2本ほどまだ出ていた…。 奥に行けてなかったのだ。

          ちょっとだけ。

          お母さんは知らない。

          同じくらいの子供を持つお母さんとの、何気ない会話だった。 自分の娘には「女の子として生まれたのだから1度は結婚をして子供を持って欲しいよね」と、そのお母さんは何気なく言った。 わたしは一瞬 戸惑って言葉を失ってしまった。 わたしにも娘が2人いる。でも結婚をして子供を持つのが当たり前とは思っていなかった。 職業柄、色々な人と出会いがある。そんな中、女の子になりたい男の子や、男でもなく女でもない子も普通にいる。親に話せなくて悩んでいる子も結構多い。 わたしはそもそも性別に

          お母さんは知らない。

          まめ。

          白文鳥のまめ。 まめとの出会いは、娘と行った 町のホームセンターの片隅にある 小さなペットショップだった。 ガラス越しに見えた生後間もないまめは、その中で1番貧相で 手にしたら直ぐに死んでしまいそうな感じがした。 元気よく口を開けピャーピャー鳴いている雛鳥たちの中で、一羽だけ自分の身体を支えられずヨロヨロと頭を垂れていたのだ。 「あの子 直ぐに死んじゃうね…」 「そだね。このお店で死んじゃうなら、家に連れて帰ってもいい?」と娘が聞いてきた。 ああ。そうだね…よく気付いた