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ECサイトでユーザーが高額な商品を購入する際に最もよく確認するページとは?

ネットショップである程度販売価格の高い商品を購入検討しているユーザーには、特定のページを確認する傾向があるのをご存知ですか?

1000円以下のお試し商品などの場合は、あまり確認しないユーザーも多いのですが、購入価格が4000円以上あたりから、あるページを購入する前に確認する確率がグンと上がるというデータがあるのです。

何のページがわかりますか?

ネットショップで注文した商品について、もしも自分が思っていた商品と違う商品だった場合や、実際に使ってみると期待した効果がなかったというケースは少なくありません。

ネット通販で購入した商品は、基本的には「クーリングオフ」は適用されないという事をご存知ない方もおられるかもしれませんが、ネット通販で購入した商品の場合、クーリングオフによる返品などはできないんです。

ここまで言ってしまえば、もうお分かりだと思いますが、高額商品を購入するユーザーの多くが、購入する前に「返品に関する記載のあるページ」「店舗ガイド」「特定商取引法に関する記載」などを確認する傾向があるのです。

特に家電などは、初期不良のある商品も存在しますし、ファッションやアパレル系商品でも、ボタンがほつれていたり、記載されたサイズよりも大きい、小さいというミスマッチが起こることはよくあるケースです。

ネット通販では、クーリングオフは適用されませんが、大抵のネットショップは、指定期間内において返品可能な条件を設けています。

一部食品などで、開封した後の返品不可というものもありますが、商品自体に不具合が発生しているのであれば、返品対象となる事がほとんどです。

ユーザー、消費者としての心理は、購入した後、もしも返品したくなった場合、返品が可能なのか、また、返品に関する条件はどのようなものか、という事を気にする傾向があるのです。

楽天市場 では、出店者毎に、返品条件などを特定商取引法に関する記載に書いていますが、返品に関する条件については店舗ごとに異なります。

Amazonの場合、マーケットプレイスという出店者が商品を発送するタイプの出品ではなく、Amazon.co.jpが自社倉庫から発送する商品に関しては30日間の返品保証期間が設けられています。

これは、お客様都合、つまり、「購入したけどやっぱりいらないわ」というお客様の返品希望であっても返品が可能なのです。

これは楽天市場では流石に対応している店舗はほとんどいないのではないかと思いますが、こうした手厚い対応もアマゾンの人気の秘密でもあります。

ただし、Amazonの返品保証については、お客様都合による返品の場合は、送料を負担する必要があります。

まぁ当たり前と言えば当たり前のことですよね。

ユーザーにとっての不安要素が取り除かれる事で、安心して注文できる状態が作り上げられるわけですから、店舗ガイドや特定商取引法に関する記載ページなどは、返品や返金条件についてしっかりと明記するようにして下さい。


小さな事かと思われるかもしれませんが、ネットショップで転換率、コンバージョンレートを上げていくという事は、こうした小さな気配りの積み重ねによって上がっていくものです。

特別なツールやテクニックよりも、お客様にとって買いやすい環境を徹底的に追及していく事が売上アップの近道だったりするんです。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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