11月11日は、中国最大のEコマース「独身の日」がやってきます。

中国のEC市場は、約100兆円規模にまで成長しているのをご存じですか？その成長率も毎年約30％増の成長を続けていると発表されています。

中国のEC市場は、日本国内のECでいうところの自社ECサイト、カラーミーショップ やMakeShop 、簡単ECのBASE (ベイス) などのようなASPでのECよりもプラットフォーム型のショッピングモールでのネット通販が主流となっています。

中国では二大ショッピングモールとして「天猫」と「京東」があります。

この二つのショッピングモールの昨年の独身の日の流通額は、天猫が2.8兆円、京東が2.1兆円という凄まじい流通額をたたき出しています。

この中国最大のECイベントに対して、日本国内のEC事業者として、何か売上アップ対策はないものかと考える店長さんも多いのではないでしょうか？

もちろん、越境ECを自社で実現させるのは、直接的に中国ECへの参入ができるため売上を獲得するには良い方法だと思います。

ただ、越境ECには、いくつかの高いハードルがあり、資金的なハードルから、言語、人材的ハードルなど複数の壁を乗り越えなくてはなりません。

実は、越境ECを行わなくても、独身の日の売上を日本国内にいて獲得する方法はすでにあるのです。

といってもこれは少し特殊なケースになり、全てのネットショップ出店者ができる方法ではありません。

独身の日には、あるジャンルの商品が売れやすいという傾向がデータとして発表されています。

美容関連商品
ベビーマタニティー
食品健康商品
時計・アクセサリ
デジタル家電

上記のジャンルの商品で、特に日本製の商品を販売している店舗さんであれば、今の段階でもすでに楽天市場 やAmazonなどのショッピングモール上の商品が、中国系バイヤーから注文が入っているということはありませんか？

当店のケースでは、Amazonに出品しているベビーオムツに中国系の方からの注文が殺到しています。

また、卸系ショッピングモールの老舗であるNETSEA（ネッシー） でも中国系バイヤーからのお問い合せが数日おきのペースで入ってきています。

今、正に独身の日のための商品を仕入れる中国系バイヤーの動きが活発化、最高潮となっているようなのです。

昨日の話ですが、ある台湾系バイヤーからベビー用オムツをコンテナ単位で買いたいという英語のメールが届きましたｗ

もちろん、条件や在庫などの調整により、希望通りの取引にならないケースもありますが、以前にくらべて、バイヤー側も手際が良くなっているせいか、成約率は以前に比べて高くなってきました。

越境ECの話に戻りますが、日本国内から海外、特に中国方面に商品を出荷する場合、EMSという方法を利用される方も多いと思います。

このEMSが送料がかなり高いのです。まぁ海外発送の上、速達扱いのため高額なのも仕方ないところですが、サイズが大きな商品の場合は、商品代よりEMS送料の方が高くなる傾向があるのです。

ここが越境EC、国内出荷対応の場合に一番のネックとなります。

当店もこの問題で一時は、楽天市場のグローバル出品やQoo10の海外発送を利用したりして越境ECに挑戦した時期もありましたが、送料と販売手数料が原因で今は取りやめてしまいました。

特に、楽天市場の楽天グローバルは、手数料がたしか4％別途必要なのですが、これは「送料にも加算される」事に注意が必要です。

独身の日が近づくということは、日本国内ではヤフーショッピングの独自イベント「いい買い物の日」が近づくことを意味しています。

ヤフーショッピングのいい買い物の日は、また別の時に詳しく傾向と対策についてお話したいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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