突然ですが、皆さんは定期購入通販を利用していますか？もしくは過去に定期購入通販を利用していた事はありますか？

ネット通販市場では、ここ数年前から定期購入通販、単品リピート通販などの「サブスクリプション」という手法が流行しつつあります。

定期購入通販のショッピングカートとして、高い性能を持つ事で支持されている 定期購入ショッピングカートのリピスト がコンサルティングのCRM／マーケティングオートメーションツールの「カスタマーリングス」と自動連携したことを発表しました。

定期購入通販とは、主に継続購入が前提となる商品を販売する際に利用する通販の方式で、生活必需品のお水やお米、健康食品やサプリメント、基礎化粧品など継続利用が必要となる商品に利用される事が多い通販方法です。

サブスクリプションの市場は拡大傾向にあり、商品以外では、Amazonのプライム会員などの会員登録も一種のサブスクリプションでもあります。

また、店長も利用しているのですが、Adobeという会社が提供しているグラフィックソフト「Photoshop」や「illustrator」などを月額で利用できるサービス「Adobe Creative Cloud（アドビクリエイティブクラウド）」もサブスクリプションの一つですね。

サブスクリプション、定期購入のメリットとしては、継続購入が自動化されているため、LTV（ライフタイムバリュー）を考える事ができるという事だと思います。

ライフタイムバリューとは、顧客生涯価値と呼ばれ、一人の顧客が自分のサービスに対して使い続ける金額の総額という意味で用いられます。

ネットショップの運営をしていると、お客様からは常に「購入の選択」を行われる事になります。

BASE (ベイス) や STORES.jp 、カラーミーショップ などといった自社系ECサイトの場合は、メルマガなどで再購入を促す施策を実施しなくては、お客様から再度注文をもらうのは、お客様自身の意思、過去の購入履歴から再購入するといった相手まかせの方法しかありません。

楽天市場 やヤフーショッピングなどのインターネットショッピングモールに出店している場合も、同様にメルマガやお客様の過去の購入履歴からの再購入という流れもありますが、インターネットショッピングモールの場合は、ユーザーは欲しい商品をショッピングモール内で検索する事が一般的です。

その為、汎用的な消耗品などの場合は過去に購入してくれたお客様であっても、検索して見つけたより安い商品を購入する傾向があります。

楽天市場の場合は、どこのショップで購入しても楽天スーパーポイントは貯まりますから、店舗を名指しで購入するというのは、余程その商品がそのネットショップでしか購入できない商品か、他の店舗よりも価格が安い、ポイント還元率が高いなどのメリットがある場合になります。

Amazonの場合はさらに厳しい状況で、同じ商品を販売している出品者が複数いる場合、販売価格が最も安い出品者の商品がショッピングカートを獲得できる傾向があるため、価格競争になりやすいのです。

Amazonではショッピングカートを獲得できなければ商品がほとんど売れないという状況に陥りますから、カート獲得のために無理な値下げをしてしまう出品者さんも少なくありません。

ネットショップの運営、とくに総合通販と呼ばれる様々な商品を店頭に並べて販売しているネットショップには、競合他社との差別化、商品露出の方法や顧客へのアプローチの方法が非常に重要な時代となりました。

当店でも言える事ですが、5年前に比べて圧倒的に売るのが難しくなりました。

それは、ネットショップを出店する人が年々増え続け、同じ商品をネット販売している人が沢山出てきたことが一つの要因だと思います。

今回単品リピート通販のリピストが提携した「カスタマーリングス」というツールは、DMP機能、データ・マネジメント・プラットフォームと呼ばれるデータ運用機能が実装されています。

またマーケティングオートメーション機能も備えており、顧客データをもとに、最適なコミュニケーションを自動で行ってくれるというツールなんです。

ネット通販市場もマーケティングオートメーション化、MA化が進められているのですが、例えばアマゾンは顧客の閲覧履歴をもとに、不定期にレコメンド商品のメルマガを自動的に配信しています。

例えばゴールデンウイークで使いたいキャンプ用品を探しているユーザーがいた場合、そのユーザーの閲覧履歴、テントやランタンなどをもとに、関連する商品リストを作り、メルマガでお知らせするわけです。

これが意外に的を得ている事が多く、確かに購買意欲をそそられる事がありました。

ネット通販市場は、当店もそうですが、慢性的な人手不足の状況が続いています。

また、経験者はより好条件で雇用してくれる会社に転職する傾向があり、零細企業に転職で来てくれるEC経験者というのはかなり少ないのです。

今後も、人手不足が解消する見込みはありませんし、EC業界以外のあらゆる業界で人手不足が続くと思われますから、MA機能はAIなどによってより高度かつ高機能なツールサービスが出てくることが期待されますね。

今日ご紹介した単品リピート通販のリピスト 以外にも、月額9800円で利用できるカラーミーリピート も注目されている単品リピートカートサービスですから興味のある方は、こちらの記事もご一読いただければと思います。

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