株式会社矢野経済研究所が2019年4月に発表した日本国内におけるサブスクリプションサービス国内市場規模予測では、2018年度のサブスクリプション市場規模は、5,627億3,600万円となった事がわかりました。

データの詳細については、ファッション系定期宅配をはじめ、ファンションサービス、食品系定期宅配、飲食サービス、生活関連、住居、教育、娯楽（月額制の音楽配信と映像配信サービス）の8つの市場が調査対象とのことです。

サブスクリプションとは、定期購読を意味する英語ですが、最近では、会員制や定額制のサービスにおける定期的に利用料金などを徴収する販売方式のことをサブスクリプションと呼んでいます。

日本でもサブスクリプション市場の拡大傾向が続いていますが、その原因となったのは、ECサイト、Eコマース市場の拡大が大きく影響しているとみられています。

2018年度の日本国内におけるEC市場規模は、18兆円規模に成長しました。

これまでのEC市場、ネットショップでの通販においては、楽天市場 やAmazonなどのインターネットショッピングモールでの販売の際には、消費者は日用品などの普及品をネットショッピングする際にはその時に一番価格の安い商品を検索して購入する傾向がありました。

この傾向は現在も大多数のユーザーが最も安い商品、送料が無料で届く商品を探しているという点においては変わっていません。

ただ、ネット通販市場も、出店する店舗が増え続けた事で、一部の商品ジャンルでは、価格破壊的な状況が続いており、インターネット上での価格競争は日を追うごとに激化している状況にあります。

インターネットショッピングモールにコストを投じて出店したものの商品が思うように売れないというのには、型番商品の場合は価格や送料面で他のネットショップの方が優位であるという可能性が高いです。

特に大手ドラッグストアや企業のネットショップが楽天市場やアマゾンにも参入しており、一般的な型番商品の場合、大手企業のプライシングを上回る設定を行うには原価割れを覚悟しなくてはならないこともよくある事例です。

そうしたモール内での価格競争から離脱するために、現在多くのEC事業者がサブスクリプションの方法を取り入れたネット通販に移行しつつあるのが現状なのです。

ネット通販のサブスクリプションとしては、ZOZOTOWNが実施していたおまかせ定期便などは人気を博していましたね。

ファッションを定期購入するという新しい発想と、ZOZOのもつ資本力、商品力があればこそなせる業だったと思います。

同じことを中小零細企業や個人店舗がやっても、そううまくはいかないでしょう。

どうすれば、小規模なネットショップでサブスクリプションを成功させることができるか？

これについては、まずは定期購入に向いている商品を取り扱う事が前提条件となります。

サブスクリプションに向いている商品としては、代表的な商品を上げると以下の商品があります。

サブスクリプションに向いている商品

生活必需品（お米・水）
日用消耗品（トイレットペーパー・ティッシュペーパー）
介護用品（紙おむつ）
嗜好品（お酒・コーヒー）
健康食品（サプリメント・青汁・ダイエット関連）
美容関連（化粧品）

上記のような商品を取り扱っている方は、是非サブスクリプションを専門としているショッピングカート「リピスト 」「カラーミーリピート 」などを利用する事を検討してみてください。

また、リピストやカラーミーリピート程本格的な定期購入を導入しなくても、無料で定期購入を実現する方法もあります。

無料でネットショップを開店できる「STORES.jp 」なら、定期購入通販に無料で参入する事が可能です。

STORESの定期購入については以下のページに詳しくまとめておりますのでこちらも参考にしてください。

定期購入市場、サブスクリプション市場は、今後数年間は間違いなく右肩上がりで拡大し続ける市場だと思います。

是非、市場のシェアが獲得しやすい今のうちにサブスクリプション通販に挑戦してみてください。

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