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ネットショップの副業はなぜ失敗するのか?

政府の働き方改革の影響で、「副業」を行うサラリーマンが増えているそうです。

副業というと、働き方改革が世に出るまでは、どちらかといえば「後ろめたい行為」という印象がありました。

働き方改革とは、安倍首相が2016年9月に提唱した「一億総活躍社会を実現するための改革」のことです。

「一億総活躍社会」とは、少子高齢化が進む中でも50年後も人口1億人を維持し、職場・家庭・地域で誰しもが活躍できる社会の実現ということです。

少子高齢化による労働力不足での国力低下を危惧したことも
働き方改革を打ち出した理由だと考えられます。

上記ザックリとですが働き方改革が打ち出された理由は
お分かり頂けたかと思います。

今従事している仕事はそのままで、
「別の何か」によって社会的貢献をする。
「別の何か」によって、サラリー以外のキャッシュポイントを作る。

多くの方が最初に浮かぶのは仕事の勤務時間外や休日を利用して
別の仕事、アルバイトなどを行うことだと思います。

政府が期待する働き方改革のひとつは、
こうした通常の仕事以外への労働力の提供です。

しかし、この方法だと、物理的な「時間の切り売り」にしかならず
大きな利益を得ることは難しいでしょう。

その上、余暇を使って報酬を得るわけですから
当然ながら「休みがなくなる」という状況に陥ります。

デイリーでサラリーマンをしながら、夜間に工事現場で労働したり、
コンビニエンスストアでバイトをする。

こんな生活はいずれは「心身的に破たん」に至ることになるでしょう。

時間の切り売りをせずに、余暇も得ながら、利益を得る方法はないか?

最終的にみなが考え付くのは「ネットビジネス」の存在です。

簡単に言えば「転売」や「せどり」といった、「安く買って高く売る」という商売の基本でもある手法です。

2017年現在、特別なスキルがなくても「ネット販売」を実現することは非常に簡単な時代です。

転売程度なら「ヤフオク」「メルカリ」で簡単にネットでモノを売れます。

少し本格的に仕入と販売を行うにしても「Amazon.co.jp」に小口出品で出店すれば、月額固定費ゼロでネット販売が可能です。

また、BASEやSTORESといったインスタントECなら、こちらも月額無料か、かかっても1000円程度のコストでネットショップを開設することができます。

BASEやSTORESでも十分にネットショップの機能が備わっていますが、 やはり無料系サービスであるがゆえに、使いにくい部分や機能面で融通が利かない点も多々あるのは否めません。

より本格的なネットショップを低コストで運用したいという方には カラーミーショップをおすすめします。

また、ヤフオクやメルカリは「CtoC」、消費者間の取引が中心ですが、AmazonやBASEなら、法人からの注文も期待できる売場です。

こうした、「ネット販売する仕組み」はほぼ無料か低コストで利用できるほどに便利な時代となりました。

これは、「新規参入障壁がなくなった」ということであり、言い換えれば「誰でもできること」に他なりません。

誰でもできることは、ただ行うだけでは「価値」がありません。

当然ですが「価値」がなければ、顧客は見向きもしません。

商売であれば、「商品やサービスが売れない」状態に陥ります。

副業でお小遣い程度の収入を得るのであれば人気の商品(抽選販売などの商品)を仕入れてヤフオクなどで販売すれば済むでしょうがこれにも「継続性」がありません。

安定した仕入れができなければ、一発勝負のような運用になりがちですし、
場合によっては仕入れ金額を下回ることも起こりえます。

手間がかかるわりにリターンが少ないのがせどりや転売ビジネスです。

では、「ネットショップ」を副業で運営するのはどうでしょうか。

こちらも販売する「商品」を仕入れる必要がありますが、考えていただければわかりますが一般人が商品を仕入れる方法は「知り合いのつて」か「ネット上のサービスの利用」の2択しかないと思います。

仕入れるのではなく、「商品をつくりだす」という方法もあります。

これは、ハンドメイド商品などが良い例です。
趣味でつくったビーズアクセサリーのクオリティが高いため実際にBASE(ベイス)やminne(ミンネ)などで販売してみた。
というケースも多いかと思います。

こちらは、場合によっては、「成功する可能性」を秘めた手法です。

趣味と実益を兼ねると、「好きなことをしながらそれがお金になる」という
よいお金の流れを生み出せるようになります。

口コミやメディア露出によって注文が殺到!なんてことになればサラリーマンをやめて、副業一本で生計を立てることも可能になりますが、そこまで売れる商品を生み出せるひとはほんの一握りでしょう。

商品を仕入れるには「卸売専門サービス」を利用する方法があります。

ネットサービスなら「NETSEA(ネッシー)」が最も老舗のサービスです。

当店も実はネッシーに出店しています。

NETSEAは会員制サイトであり、仕入れ先を探すユーザーの登録が多いサイトです。

BtoCよりもBtoB、企業間取引が主体となりますが、個人事業主の利用も非常に多い印象です。

ネット販売するための商品の仕入れ先を探すには楽天市場やAmazonよりも、卸売をうたっているNETSEAの方がよい商品にめぐりあえる可能性は高いと言えます。

商品を実際に仕入れられるようになった後は、自分のネットショップにその商品を登録する作業が必要です。

ようやく本日の本題となりますが、

「副業でネットショップを行うと失敗しやすい理由とは?」

ネットショップの運営に必要な業務は以下の通りです。


◆商品登録作業
◆顧客からの問合せ対応(メール・電話)
◆注文の処理
◆売上作業(経理)
◆商品の仕入れ
◆在庫の管理
◆商品の出荷
◆出荷後のトラブル対応(破損、誤送、長期不在、返品)
◆顧客へのアフターフォロー
◆ネットショップへの集客施策(広告出稿・SEO対策)
◆ネットショップの追客作業(メルマガ作成・クーポン発行)
◆商品の改廃作業(リニューアル・終売)
◆店舗ページのメンテナンス(カテゴリ整理・ページ調整)
などなど・・・


上記を見ていただければ一目瞭然ですが、
リアル店舗の経営とほとんど変わらないのです。

これがネットショップの「難しさ」です。

新規参入が簡単で競争が激しいため、「レッドオーシャン」となっているのが
ネットショップビジネスです。

薄利多売で利益は残らないのに、商品を売らなければ売上はゼロ。

おまけに上記のように運営にかかる作業は膨大。

手間もかかるし、顧客は本当に「自分勝手な要求が多い」もの。

顧客からの問合せに迅速に対応しなければ店舗レビューは★1つに。

これを見ていただければ、ネットショップの運営を副業にしようなんて
思う人はかなり減るのではないか?と思いますがこれは本当のお話です。

売れるネットショップの運営は自動販売機のようにいかないのです。

働き方改革は、結局自分の労働力の切り売り、時間の切り売りしかできないのか?

そんなことはありません。

ネットショップを副業にすると失敗しやすいことはお伝えした通りですが、ネットビジネスにはまだまだ、大きな可能性があるのは事実です。


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参考にしていただければ幸いです。


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