美容は自尊心の筋トレ


美容云々、自分は美しくないと思う女性は長田杏奈さんの『美容は自尊心の筋トレ』を読んでほしいということです。

以下、私の体験と感想を稚拙ながら綴りました。




私は幼い頃から美人と言われてきた


とは言うもの、毒母に育てられた経緯から自分の容姿を美しいと思うようになったのは25歳くらいからだ。
浴びた賛辞の言葉は多けれど「自分のこと可愛いと思ってるでしょ?」「そんなに否定するのは逆に失礼だよ」「その顔ずるい」といったような言葉に傷つけられたこともある。
どんなに褒められても私自身は自分の容姿を「汚い」「気持ち悪い」「いいところがない」としか思っておらず、上記のようないまだに言葉が棘のように刺さっている。

褒め言葉を受け入れられないのは『自尊心がないから』の一言に限る。
「そんな無理に褒めさせて申し訳ない」
「ごめんなさい、もういいです、私の話題で時間を使わないで」
「本当はそんな風に評価される人間じゃないんです、すみません」
この言葉を何度心で唱えたか分からない。

そんな私だからこそなのか、私以外の人はみんな美しいと本気で思っていたし、今も本気で思っている。

それは容姿に限らず中身でも言えることで、どんな人でも「美しい」と言える部分がある。
しかし、それを口に出そうものなら「あんたが言うと嫌味だよ」と言われるのは目に見えていた。
なぜなら私は美人だから。

元、美人?

話は変わり、私は数年前から12キロほど体重が増加している。
お世辞にも痩せているとは言えない。
けれど、以前より生きやすいのはひとえに自尊心のおかげである。
様々な出会いがあり、私は毒母から脱出し、自尊心を徐々に手に入れつつあるのだ。
おかげで自分の容姿を「おお、この角度美人やん」と思えるくらいになった。
12キロ増えてもなお!すごい!

自尊心がゼロだった頃は、とにかく存在自体が醜くてこの空間全てのものを汚染しているイメージだった。
どれだけ「細くて綺麗で性格が良くて頭がいい」と褒められようが、苦しくて苦しくて「本当はここの空間全てを汚染してるんです!!!」と頭のおかしいセリフを吐き出して泣き叫びたいくらいだった。
それが今や「美人だね」と言われると「ふへへ、嬉しい」とぎこちない笑いとともに応えられるようになったのだ。
なんと生きやすいことよ。

かつて友人にため息混じりに「いいよね、あんたの顔。ずるいわ」と言われたことがある。
私はその言葉になんと返せばいいか分からなかった。
いくら自分が嫌う顔でも、世間的評価は高いと自覚していたので下手な返しはヤバイと思った。
でも、私は彼女の顔が大好きだった。
笑うととても愛らしくて、細くなる目が可愛くて、丸い身体のフォルムがなんともキュートで守りたいような、とにかく好きだった。
どうしてそんなに卑下するのか、むしろ私は貴方みたいになりたいのに。
無い物ねだりというか、なんというか。

と、当時はモヤモヤしたものだが、今思えばただの嫉妬ではなく彼女も戦ってたのだと思う。
20代前半はとかく「美」が全てだ。
そして結婚、出産、キャリアとステージが上がっていく。
今は連絡も取らなくなってしまったけれど、彼女に言いたい。
「私は貴方の顔も心も全部好き、美しいと思う」と。
あとついでにそう思える私も美しい、と心の中で付け加える。何キロ太っても。

なぜなら私は美人だから。

美人と言われる私でも美に関することでたくさん悩んできた。
言葉は悪いが、一般にブスと評される人たちはどれほどだろうか。
考えただけで恐ろしい。
自尊心ゼロでチキンでメンタル豆腐だった私なら耐えられないだろう。
きっと私は自尊心がない分、美人だった恩恵を受けているのだと思う。
優しくされたり、スクールカースト上位のグループに入れたり。
(もちろん困ったこともあったけれど)
ブスという言葉は本当にきつい。無理。
私は毒母にだけ言われたことがあって、いろんなコミュニティで美人だとチヤホヤされてもその言葉をずっとずっと信じてた。
まさに呪いだった。
そんな言葉に傷つけられた方々に特に『美容は自尊心の筋トレ』を読んでもらいたい。
誰であれ、人は等しく美しい。
生きてるだけで素晴らしい。

私みたいに毒親に育てられると、心の中の毒親に「ブス」といじめられがちだと思う。
でも何回でもいいます、貴方は美しい。
お守りに長田さんの本を持つのが最高だと思います。
私は定期的に読み返そうと思います。

前述したように、私は現在お世辞にも痩せてはいません。
「痩せたらいいのに」も身内に何度も言われました。
そのたびに心が腐っていく気がしました。
でも、そんな腐った部分が長田さんのおかげで蘇ってきたような気分です。
蘇ってきたから、ダイエットしようと言うか、健康的な生活をして自分の体に優しくしたいと思いました。
長田さん、ありがとうございます。
これからもいろんな人のいろんな美しさを世に広めてほしいです。
私も、日常でその心を忘れずにいようと思います。
そうしたら、私はもっと自分を好きになれそうだし、美しいと思えそうです。

#長田杏奈 #美容は自尊心の筋トレ #エッセイ #おすすめ本 #自尊心

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

6

パン田

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。