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【SNK】年齢問題【KOF】

 3月11日はデュオロンの誕生日である。
 ということで(?)、よくよく考えるとけっこう「それどうなん?」という年齢問題について、当時かなり苦悩したぼくが! このぼくが! 以下略。

 以前この記事でも触れたように、デュオロンは10人いるとされるロンの子供たちのひとりである。長男、次男、長女と来て4番目の子供(三男)として生まれたのがデュオロン。その下に男女の双子の四男と次女、さらにその下に3人の幼い兄弟たちがいる。ひとりだけ妾腹の娘として生まれたシャオロンは、年齢順でいえば男女の双子の下に当たる。
 ――というようなことを踏まえた上で、彼らの年齢に着目してみよう。公式サイトなどの表記が確かなら(間違ってたら大問題だが)、父親であるロンは37歳、息子のデュオロンは21歳。

 …………。

 んんん〜?
 逆算すると、デュオロンはロンが16歳の時に生まれた息子である。さらにその上になお3人の兄弟がいるということは、彼らがすべてインターバルなく最速(?)で生まれてきた年子だったとしても、それぞれロンが13、14、15歳の時の子供になる。13歳……?
 16歳のパパはまあ、もしかすると現代日本でもなくはないといえばなくはないが……いやでも中国史上屈指の名君といわれる康熙帝だって13歳でパパだったし、仮にもロンは飛賊の王だから別にいいか。……いいのか?

 実際、『MIA』でシャオロンを登場させるに当たってロンとデュオロンの年齢差やデュオロンの兄弟たちの設定を聞いた時、
「……これ、ちょっといじったほうが楽じゃないか?」
 と思わなくもなかった。37−21=16という年齢差はすでに世に出てしまったあとなので、いじるとすれば兄弟の数を減らす、つまりはデュオロンの上に兄と姉が3人いるというのを変更して、デュオロンを長男にしたらそこまで不自然じゃなくなるのではないか? 13歳のパパよりは16歳のパパのほうが現実味あるだろ? ――というところまで考えてから、ぼくはそんな守りの姿勢を捨てた。
 というか、このままのほうが、飛賊という隠れ里でひっそりと暮らしてきた浮世離れした一族の異様さを際立たせるにはいいかもしれないと考えた。規模はともかく、それこそ歴代中国皇帝っぽい雰囲気がちょっと出せるというか……。何より、もしデュオロンをロンの長男にしてしまったら、ほかの兄弟たちから冷淡にあしらわれるいじめられっ子シャオロンという構図が使えなくなってしまう。絶対的な父親と跡取り息子が揃って可愛がっている腹違いの妹をいびるなんて、前時代の封建主義的家長制度のもとではできないはずだからである。
 こういうつらい境遇に置かれていればこそ、デュオロンがシャオロンに向ける淡々としたさりげない心遣いがキラリと光るのではないか? うん、そうだ、そうだよな! じゃあシャオロンはこのまま可哀相な環境に置いておくべきだ――というぼくのひどい判断で、ここはこのまま行くことにした。
 だいたい、2D班の人たちが決めた設定なんだから変更しなくていいんだよ! 公式最大手がロンは13歳のパパってんだから文句いわない! 年齢問題なんて最初から存在しなかった! そう、ぼくもう悩まない!
 それに、そこを突っ込み始めると、今度はロンではなく、ロンの奥さんはいったい何歳から何歳まで子供を産み続けたんだろうか? みたいなことのほうが気になってくる。ロンより少し年上だったと仮定しても、10代のうちに長男を出産し、末子を産んだ時にはなかなかの高齢出産だったはず。そういやぼくのばあちゃんもそんな感じだったみたいだなー、七人子供がいたっていうし。

 これとはまた別種の年齢問題として、
「大門やマキシマと同じ29歳なのにシェンにはまったく年相応の成熟ぶりが見られないのは人としてどうか?」
 とか、
「特に肉体改造をしていないはずのイグニスがあの外見で55歳なのはちょっとおかしくないか?」
 とか、いろいろあるけどこの際カッツアイ!

ちなみにボクはぷりっぷりの16歳だヨ。精神年齢はデュオ>ボク>シェンだけどね。アハハハ♬

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