アテナ、リョウを撃破したみなのんたちのあしたはどっちだ？　って感じのハロウィンコラボ解説その３。
　現在、トップを行くのはプリティエレメンツの５人である。

ミューズ
　それにしても、第２の守護者がリョウさんでよかったね！　ラッキー！
バステト
　……ああいうタイプは、何のかんのいって、女の子相手には本気が出せないから……。
ニンフ
　そうそう。ここにいる格闘家の大半は、そういうやさしい人か、さもなければ、女相手に本気を出せるか！　っていいそうな昔の不良みたいな人だからね。
バルカン
　勝ちやすきに勝つ！　見事な戦略ネー！　この調子でどんどん先に進むデース！
ネレイス
　第２の守護者がリョウさんだった以上、この先に待ち受けている守護者たちは、リョウさんと同等以上の格闘家のはず……。となれば、それもおそらく男性でしょう。
バステト
　こっそり確認したところ、途中で挑戦者を邪魔しに出てくるのも男性ばかり……。
ミューズ
　女子供でも容赦なく燃やしそうなＫ′さんをうまくかわせた今、怖いものはないわ！

　男性格闘家たちの特徴をうまく利用し、先頭をひた走るエレメンツ。しかし、そんな彼女たちの目の前に現れたのは、男性格闘家への「やさしくしてね作戦」がまったく通用しない、女性格闘家＆侍連合軍――香澄、キング、シャルロット、ナコルル、雪といった面々。
　歴史は繰り返すの言葉通り、エレメンツたちが香澄たちと戦っているのを横目に、今度はみなのんたちがそのかたわらをこそこそと通過してトップに返り咲く。

トリ
　よし、今のうちに先に進もうぜ！　これでまた俺様たちがトップだな！
ギャル
　別にクリアタイムを競う勝負じゃなくね？　そんなに急がなくてもいいと思うけど。
エコ
　そうとばかりもいえないんじゃない？　だって、もしかしたらほかにも――。
マキシマ
　その通り……あっちのお嬢さんがたはうまくかわしたようだが、俺の目はごまかせんぜ。
キム
　先に進みたければ我々を倒すことだ！　すべては心身を鍛えるための試練です！
みなのん
　まっ、マキシマさんにキム先生!?
ジョー
　おいおい、相変わらず真面目だな、キム！　この際、理由なんざどうでもいいんだよ！
右京
　…………。
ギャル
　おまけにパンツ男まで――ヤバいっしょ！　これなら怪人たちの群れのほうがマシだし！
エコちゃん
　光ちゃんよく見て！　右京さんもいるから！　とびきり影が薄いけどちゃんといるから！
イケメン
　あんたたちにつき合っている暇はない！　俺たちが戦うのは最強の格闘家だけだ！
ジョー
　最強の格闘家としか戦わねえだァ？　だったらこのジョー様で決まりだろうが！
キム
　――はい？　ちょっと待ってください、ジョーさん。今の言葉、聞き捨てなりませんね。私はムエタイチャンピオンとしてのあなたの強さを高く評価してはいますが、だからといってあなたが世界最強だと認めているわけではありませんよ？
マキシマ
　おい、いきなり何なんだよ、あんたら？　こんな時に仲間割れはよしてくれよ、おい!?
右京
　…………。……がふっ！
マキシマ
　あんたも何をしに出てきたんだ、いったい!?　具合が悪いなら保健室で寝ててくれ！
ジョー
　さっきからゴチャゴチャとうるせェぞ、サイボーグのおっさんよ！　……考えてみりゃあ確かにそうだ。ガキんちょどもを相手にするより先に、こっちの問題に白黒つけとくべきだよな。誰が一番強ェか……って問題によ？
キム
　……いいでしょう。望むところです。私も蹴り技については一家言ありますしね。
みなのん
　やった！　キム先生たちがもめ始めたよ！　みんな、今のうちに突破するんだ！
ギャル
　イヒヒ……イケメンてば、けっこう悪知恵が回るじゃん？
イケメン
　……せめてマリーシアといえ。こんな状況でもなければ、俺だって逃げずに勝負したいところなんだからな。

　こうして相手の不和に救われて先へ進むみなのんたち。
　その頃、ユリやロバートたちから覇王丸が見つからないと聞いた不動老師は、大っぴらに酒を飲むために街へ出ていったに違いないと推測し、学園外にまで捜索チームを派遣するとともに、黒子とともに万が一に備えて動き始める。

不動老師
　……黒子殿よ、おられるかな？
黒子
　はい、こちらに。
不動老師
　すまぬが、あの男を呼んできてもらえぬか？　万一の場合、あの男に代役を頼みたいのだ。――何しろこのハロウィンイベントは、あの男が発起人なのじゃからな。
黒子
　委細承知いたしました。

　不動老師が口にする「あの男」とは何者なのか？
　一方その頃、みなのんたちは第３の守護者に挑もうとしていた。

ウサタロー
　こうなってくると、次のアメが何味かすごく気になってくるぜー！
エコちゃん
　あっ？　ウサタローちゃん、もしかしてネオジオボウルなめてない？
ウサタロー
　心配いらないぜー！　オイラ草食だし、ホントにちょっとなめただけだー！　ちなみに最初のがブドウ味、さっきもらったのがミカン味だったぜ！
トリ
　おまえには悪いがよ、最後まで行ってもたぶんニンジン味なんてのはねーぜ？
ウサタロー
　な、何だってー!?　ほ、ホントか皆野ーっ!?
みなのん
　僕もないと思うよ。……っていうか、ニンジン味のアメって存在するの？
ウサタロー
　そ、そんな……！　オイラのひそかな楽しみが……。
テリー
　少なくともこいつはニンジンじゃないな。夕陽のように真っ赤なイチゴ味だ。
ギャル
　ほら、テリボガ兄貴もこういってるし。
みなのん＆トリ
　……え？
テリー
　よっ！

イケメン
　だっ、第３の守護者はあんたなのか!?
テリー
　どうやらそういうことらしいな。このイチゴ味のアメが欲しければ――。
みなのん＆エコちゃん
　ネオジオボウルですよ！
テリー
　は？　いや、細かいことはともかく、とにかくこいつが必要なんだろ？　だったら俺に勝つしかないぜ？　GET IN THE RING！

　伝説の狼＝狼男というベタなテリーとの戦いに臨むみなのんたち。
　ということで今回はここまで。