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【SNK】イケてな〜い【餓狼】

 ついこの前EVOJ2024が開催されたな? だがぼくはチケットを確保できなかったので会場にイケてなかった!
 でも『餓狼CotW』の新情報はチェックする! もはや当然のありさま!

 というわけで、今回発表されたのは新キャラ、といっても前作からの続投組のひとり、マルコ・ロドリゲスである。

 見た感じ、いかにもマルコである。紅丸とデュオロンなら、参戦PVをしげしげと見つめながら、
「……マルコだろ?」
「……マルコだな」
 なんてやり取りをしそうなくらいにマルコ。
 ざっと見たかぎりでは、虎煌拳、虎咆、飛燕疾風脚、龍閃拳、虎閃脚、上段払いあたりの必殺技は確認できた。下段払いはなかったかな? しかしこれだけ削除ということは考えにくいので、前作にあった通常必殺技はすべて残っているのだろう。
 前作でT.O.P.アタックだった暫烈拳もPVで見ることができたが、ロックのT.O.P.アタックだったオーバーヘッドキックが今作ではREVブロウになっているので、暫烈拳もREVブロウあつかいなのかもしれない。で、PVの0:51あたりで飛燕疾風脚からキャンセルで出している空中必殺技らしきものが、空中REVブロウなのだろう(たぶん)。

おそらくこれが空中REVブロウ。急降下してガスッとひと突き。ケンスウの龍爪撃みたいな感じ?

 通常投げは、前作にあった極限頭突きは確認できなかったものの、位置を入れ替えつつ相手を背負い投げ風に投げ落としたあとに突きを打ち込む動作があった。これもおそらくだが、後方投げがこの背負い投げから突きまでセットの攻撃で、極限頭突きは前方投げなのだろう(前作はレバーをどちらに入れても極限頭突きが出た)。
 何やら単品の極限虎咆が見当たらなかったような気もするが、覇王翔吼拳と龍虎乱舞はきっちりあったし、こうなると、超必殺技、潜在能力と来て唐突にヒドゥンギアなどと洒落臭いネーミングになった隠し超必も気になるところである。

 ――と、まだ体験プレイもできないマルコの話はともかくとして、このステージにはいくつか気になるポイントがある。
 そう、

百歩ゆずってカムイコタンに熊がいるのは判るけど、21世紀アメリカの大都市だぞ、ここ?

 いや、熊じゃない、こっち!

ホグワーツにいそうなこのメガネくん、前作の時も白帯だった。まるで成長していない……。

 前作のエンディングに出ていた名もなきメガネの門下生! 師範代のマルコのことをついマルコ師範と呼んでしまったうっかりくんが、ポリゴン化にともなってちょっと(段位以外の部分で)成長した気がする。

 あ、いや、違った、メガネでもない! メガネくんの左上、青地に白いフォントで記された「YURI FITNESS CLUB」にご注目。この表記から察するに、どうやらここはユリが経営するフィットネスクラブらしい。もしかしたら、

「新しいジムの名前、どないしよか……せや! ユリちゃんに捧げる意味も込めて『ユリ・フィットネスクラブ』にしたろ!」

 とか何とか、陽気なイタリア系アメリカ人実業家が5秒で命名した可能性もあるが、いずれにしても、さまざまなトレーニングマシンが並んでいるところからして間違いなくここはフィットネスクラブのはずなのだが、対戦している両名を除けば、ここにいるのはほぼ100パー、空手着を着た男性である(熊が交じっているから完全な100パーではないな)。レオタード姿の女性はおろか、トレーニングウェアの男性すらいない。しかも奥の壁には、あとからペンキで書いたかのような「極限流」の文字がべったり。

どうでもいいけど、マルコってブラジル支部長じゃなかったっけ? そっちはどうしてんの?

 これはつまり、ユリちゃんのフィットネスクラブにマルコたちが乗り込んできて、勝手にここを道場代わりに使っているということなのでは……? 前作では「あの男」とかいう謎の人物に道場の看板を奪われたっきりで終わっているので、新作ではそのへんの展開にも期待したいところである。

 ちなみに、1971年生まれのテリーを基準に考えると、テリーが35歳だった『MotW』は2006年のできごとということになる。
 他方、テリーの宿敵ギースは1953年生まれ。26歳のギースが登場した『龍虎2』は1979年のできごとということになる。この時点で22歳という設定のリョウロバ(+キング)は1957年生まれ、兄より4つ年下のユリは1961年生まれと推測できる。
 なので、ユリはテリーより10歳ほど年上。『MotW』から『CotW』の間にどれだけ時間が経過したのかは判らないが、おおむねこの時点でのユリは45歳前後のマダム世代。香澄はユリよりふたつ若いが、どちらももう大学生くらいの子供がいてもおかしくない年齢といえる。
 極限流匂わせのはなはだしいこのステージに絡んで、『龍虎』でお馴染みのキャラ、もしくはその関連キャラが出てきてくれたりすると、個人的にはとても嬉しい。『龍虎』も新作を作るのなら、双方でクロスオーバーさせていったほうが盛り上がりそうだしね。

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