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「帰る道はない」嬉野さんの言葉の切れはし#201

生きていくというのは、進むばっかりでね、帰る道はどこにもない。
この身に起こるいろいろの変化に戸惑いながら、無くす物は無くすから、あきらめるところは明るくあきらめなければならないのだろう。
--嬉野雅道

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七夕の夜は、たいてい曇りでね、あぁ、また織姫も彦星も逢瀬にはならず、色っぽい晩にはならなかったんだなぁと、まぁ、そんな風には思わなかったかもしれないが、天の川も見たことが無かったよ。

だから初めて空に銀河を見たのは北海道に来てからで、ロケハンの夜に山の中にいてね、不意に見上げたら天井は降るような星空だった。
息を呑む、という、あれだったよ。

生きていくというのは、進むばっかりでね、帰る道はどこにもない。
この身に起こるいろいろの変化に戸惑いながら、無くす物は無くすから、あきらめるところは明るくあきらめなければならないのだろう。
そうしてとにかく前に進むしかないのが人生だろうから、どんなカッコウになっても前に進んでいれば楽しくなるんだろうと、なんだか妙にそんな気がするよ。

なんだか、みなさんいろいろ、ありがとう。
お世話になってます。
--嬉野雅道(水曜どうでしょうディレクター)

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