受ける仕事と、投げる仕事

すっかり間があいてしまったよ。
書いていない間に札幌も桜が咲きました。
札幌市民にとって、GWはお花見をするための連休です。
たぶん、梅もそろそろ咲くのでしょう。
見に行きたいな。

ここのところ何をしていのかというと、デザイン系の仕事を「受けて」やっていました。
私はヒエラルキーの下の方のデザイナーなので、基本、受け仕事です。
先方から送られてきた素材をじゃじゃっと調理してさくっと出す。
中華か。
「あの人に頼むと早い」というのが、デザイナーとしての私の売りになっているので(だって、デザイン能力はあまり高くないんだもの)、とにかく素材が来たらすぐに調理にとりかかる。

しかし。

いつ素材が来るかって、わかんないんですよね。
一応、「明日送りますね」って教えてくれる人もいるんだけど、あんまりアテにならない…ことの方が多い。
だから、仕事を受けたら終わるまで、朝も昼も夜も机の前にいるか、携帯(いや、スマホなんだけど)をちくちくとチェックしていなければならない。
いつ素材が届くか、いつ修正依頼が来るか、わからないから。

会社員時代はそれでも良かったんだけど、でもやっぱり受け身であることが嫌だった。
スケジュール表を共有したり、「期日を守れなくても怒らないから、そういう時は期日前に『間に合わなそうだからあと1日待って!』とか言ってね」と伝えたりとか、いろいろ策を講じてみたけど、やっぱり受け身であることから抜け出せなかったんだよね。

対して、今のメインの仕事であるワークショップ屋さんは、「投げる」方の仕事。
私が動かないと何も始まらない。
出張依頼をいただいくという形で仕事を「受ける」こともあるのだけれど、出張する日から逆算していつ何をするか決めるのは、私。

投げても投げても仕事に繋がらない(お客さんが来ない)こともあるけれど、いつ来るかわからない球を待って受けるより、ずっとストレスが少ない。
いや、別のストレスはあるのだけれど(お客さんが来ない)、ストレスの総合点としては、ずっと低い。

受ける仕事は依頼に対して答えを考えるので、脳みそ的にはとても楽。
投げる仕事は自分で仕事を考えて(自分に対して依頼を出す)、それに対して答えを出さなきゃならないので、脳みそ的には大変。

どっちが性に合うかは人それぞれだけれど、私は投げる仕事を頑張って行きたいなぁ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?