夢の中にいる母

昨夜は、母のことが気になって、2時間起きぐらいに目が覚めた。

今日も、昨日とあまり変わらず、声をかけても反応はなく、ひたすら眠っている。

午前中に、介護士さんがきて、オムツ替えなどをしたけど、いつもなら身体を少し動かしただけで痛がる母が、まったく痛がることなく、眠ったままだった。

午後一で訪問医が来て、「もうお母さん本人は夢の中にいて、これからまた痛みで苦しんだり、高熱で辛いということもないから、それは安心してください」と言われて、少しホッとした。癌の痛みで悶えながら亡くなる人もいるだろうから、それがないならよかった。

「今夜あたりかもしれないね。大きく息を吸ったり、その間隔が空いてくると、そろそろ…というサイン。お母さんの身体を触ってあげたりしてください」と言っていた。

旦那は、最初は今日アメリカから日本に到着する予定を立てて飛行機を予約していた。もし予定を早めてもらわなかったら、母はすでに夢の中で、旦那とは話しできなかっただろう。私と旦那は、人生の中で、一生忘れない決断をあの時したと思う。

残りの母との時間、最期まで一緒に。朝から大雨だったけど、外が晴れてくれてよかった。

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