涙が止まらない…
母との時間の短さに、怖くて、さみしくて、涙が溢れてくる。
こういう日がいつか来ることは、ずっとずっと前から知っているけど、心構えなどできない。
40年ほど前、私が物心ついたころ、母に「ママはいつか死ぬの?」ときいたことがある。その時母がなんと言っていたか、はっきりとは思い出せないけど、幼い私を安心させてくれたことだけは、感覚として今でも覚えてる。
あれから40年。とうとうその日が近づいている。
旦那に、日本へ来る日を繰り上げてほしいと、一生に一度のわがままを言うと、最初は戸惑っていたが、すぐにフライトを変更して、今週の日曜日に到着する便にしてくれた。
旦那が、まだ生きている母と、会話はなくても、会って手を握っておいてほしいと思った。そうでないと一生心残りになる気がしたから。
人生は、不公平、不平等だと感じることもあるし、今も実際に強い憤りを日もあったりするけど、どんなに稼ぎがあろうが、どんなに偉くなろうが、男だろうが、女だろうが、みんな遅かれ早かれこの世を去ることだけは平等だ。
母が旅立とうとしている今、私もいつかこの世を去るんだということを、より実感する。その時は、ひとりよりも、やっぱり子どもがいたらいいな。
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