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修羅場体験を思い出して今思うこと

あまり人に言わなかった修羅場経験について
書いてみようと思う
  
  
20歳のとき
家に帰ったら知らないオッサン2人が
お父さんの部屋の荷物を根こそぎひっくり返してて
母が呆然と立ちすくんでいた。
何?何?何事?!!超絶パニック
    
  
ガサ入れだった
お父さんは既にいなくて逮捕されていた
これはドラマですか?ドラマであってくれ
自営業で自宅で仕事をしてた父。士業じゃないと作ってはいけない書類を作ったみたいで、それのガサ入れだった
  
  
母はこの世の終わりかのように落ち込み
状況が全く分からないけど、仕事の電話が鳴りまくるから、わたしはそれの対応に追われる事になった
  
  
落ち込む暇なく、面会しにいっては、仕事の状況報告をして、こうやって欲しいと指示された事を対応する日が続いた。戻ってくるまでなんとかわたしが仕事を繋がないと。
  
  
ガラス越しで丸いポツポツ穴が空いてるやつ。ドラマで見るやつ。まさにあれ。ガラス越しに父と話す日が来るとは。
面会時間が決まってるから大丈夫?とか話してる暇なく、仕事の話して
  
  
ある時、弁護士から電話があった
この絶望的な状況に救いの一手。そうだ弁護士に相談しないとだめだよなってなり、母と面会しに行った。
 
  
野生の勘が働いた。
こいつらなんか変だ。怪しい。
根拠はない。伝えたけど取り合ってくれなかった
やっぱりまんまと騙されて、さらに状況が悪化した
  
  
そんな絶望的な数週間を過ごして
父は釈放された。まぢで良かった。
離婚騒ぎになったけど、全力で止めて日常運転に戻った
  
  
父が亡くなった時
修羅場part2がまた巻き起こった
この時は離婚に向けて別居中で、さらに父の修羅場案件が乗っかり鬼ハードだった。この時も同じく、わたしが背負って立つ。全部引き受けるって歯を食いしばった。
  
  
修羅場に強い自分が出来上がって、自信にはなった。
だけど、あの時本当は怖かったし、不安だったし、泣きたかったし、惨めだったし、絶望したかった。
  
  
本当は絶望してる母を見て羨ましかったし
わたしを置いて先に絶望すんなよって怒りも湧いたけど、大好きだし恨みたくないからその気持ちも閉じた
やるべき事に意識を向けた
  
  
本当の強さはその出来事への対応力とかじゃなくて
ちゃんと絶望する、惨めさを受け入れる事。
それを人に話せる事なんじゃないかなって今は思うんだ
  
  
何度もパンチが効いた修羅場場面が起きたのは
それに気づきたくて
弱さを受け入れる事をしたくて
起こしたんだと思う
  
  
最近、殺気とか気迫のエナジーのMomedをしててね
その対極にある弱さって強さなんだなぁって
思ったんだ
  
  
プライド捨てて弱さを受け入れて
生きていきたいななって思う

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