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【4/25鑑賞記録】「やのとあがつま」billboard YOKOHAMA

民謡の新解釈、広がる宇宙

矢野顕子さんは本当に天才だと思う。
上妻宏光さんも才能に溢れている。

民謡の解釈が全く変わった。なにこれ、民謡ってカッコいい音楽なんだ。

「やのとあがつま」は、日本の生活文化から生まれ歌い継がれてきた「民謡」を、新しい解釈で再構築する音楽ユニット
これまでジャンルを超えた音楽活動を続けてきた2人のミュージシャンによって、民謡が現代に甦る。

「矢野顕子」公式YouTubeより

民謡というのは本当に聴かない。
ちょっとしたトラウマがあってなおさら聴かない…。

1年前勉強だと思って、民謡の歌い手が全国から集まった祭典のようなコンサートを訪れたことがあった。

しかし、正直観るのが辛くなってきて、第一部で帰ってしまった。

民謡は日本人としてDNA にある音楽だというのに、今の生活や文化を享受する状況とあまりに違いすぎて、ローカルすぎて馴染めなかった。ずっと自分の気持ちが舞台に没入できなかった。

舞台が好きな私にとって途中で帰ってしまうのは、主催者・演者側にリスペクトがない行為というのはもちろん理解しているので、悲しいトラウマ的記憶としてインプットされてしまったのだ…

そんな「民謡に対して苦手意識を感じていた私」に突如現れた「やのとあがつま」。
民謡へのリスペクトは十分に、でもまったく新しい音楽がビュンビュン飛び出てくる。

というか普通、「ラッセーラーラッセーラー」をあんなカッコよく音楽に表せるのか???

衝撃であった。

ライブ映像があったので共有しますね。

どんな音楽も「矢野顕子色」に染め上げてしまう想像力溢れる音楽と声色、
上妻さんの尋常じゃない津軽三味線のテクニックと荒波を思わせる渋くて深みのある声。

とんでもない才能のある方々が、民謡に注目して!!こんなに素晴らしい活動をされていることに心底感動した。

民謡の詩は、当然日本語だから海外の曲を聴くより馴染むし、すっと入ってくる。
でもそれをテクノポップの要素や矢野さんの声、上妻さんの三味線が心地よく補い合ってもっともっと魅力のあるものとして提示してくれる。

この記事は推敲していないが、感想を早く多めに書き留めたいので、もう公開してしまおう。その後、何度も整えると思うけれど、それもご愛嬌。

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