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香港デモ著名人まとめ


かなりシンプルに、香港デモの著名人をまとめます。


黃之鋒 Joshua Wong

23歳。民主自決派。2014年雨傘運動のリーダー。2019年からの香港デモのリーダーでは無い。政治組織の香港衆志(Demosistō)を6月30日に脱退した。香港公開大学在学中。ガンダムとデジモンのオタク。

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岑子杰 Jimmy Sham

33歳。旧民主派。社会民主連線所属。2019年6月16日の200万人デモを主催した民間人権陣線(民陣)の代表。10月16日に旺角で南アジア系の何者かに襲われ病院に搬送された。犯人は捕まっていない。1月26日には明治大学で講演を行った。香港デモのリーダーでは無い。

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梁天琦 Edward Leung

29歳。香港本土派。本土民主前線代表。香港大学卒。2016年旺角騒乱で逮捕され、服役中。2022年出所予定。現在のデモの一番のスローガンである「光復香港 時代革命」は本土民主前線の政党スローガンだった。意味は「香港を取り戻せ、革命の時だ」服役中の今でも、かなり影響力のある人物。

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區諾軒 Au Nok-hin

33歳。旧民主派。南区議員。画面中央の人物。左は自民党の杉田水脈議員。元立法会議員。日本語が上手い。秋に東大博士課程に入学予定。2019年7月7日に拡声器を使って抗議をしていて、後日「香港警察の鼓膜を傷つけた罪」で逮捕、起訴された。ポケモンのミュウが好きらしい。

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葉錦龍 Sam Yip

33歳。民主自決派。中西区議員。香港同人誌イベント「クリエイティブパラダイス」主催者。日中通訳者。2020年5月24日に無理やり逮捕される。2020年6月10日には衆議院議員会館で国会議員に香港情勢を伝えるなど、日港の架け橋を担っている。

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周庭 Agnes Chow 

23歳。民主自決派。香港衆志(Demosistō)に6月30日まで所属していたが、今は無所属。香港デモのリーダーでは無い。2019年6月に香港警察本部を包囲したとして起訴されており、2020年7月6日の裁判で罪を認めた。8月5日に判決が言い渡される。嵐の二宮とハロプロのオタク。

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陳志全 Ray chan

48歳。急進民主派。立法会議員。政治組織の人民力量の代表。日本語が上手い。ゲイ。隣は立憲民主党の石川大我議員。香港のゲイと日本のゲイとして、LGBTの架け橋を担っている。

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何君堯 Junius Ho

58歳。親中派。立法会議員。2019年区議会選挙は落選した。一番最初にデモ隊はゴキブリだと言い出した人物。2019年7月21日に元朗駅で起きた白シャツを着たヤクザ200人による無差別攻撃事件において、ヤクザを労う姿が確認されており、香港ヤクザと深く繋がっている。

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盧俊宇 Cary lo

38歳。旧民主派。屯門区議員。民主党所属。香港中文大学を卒業。現在は香港大学修士課程に在学中。ピアニスト。2019年の区議会選挙で親中派の何君堯に勝った。

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鄺俊宇 Roy Kwong

37歳。旧民主派。立法会議員。元朗区議員。民主党所属。動物愛護活動家。かなり独特な書き方をする小説家。いつも身体を張って市民を守っており、香港市民からの支持率がとても高い。デモ隊は仲間の事を、手であり、足のような大切な存在という意味を込めて「手足」と呼ぶが、呼び始めたのは彼。


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梁凱晴 Jannelle R. Leung 

25歳。民主自決派。觀塘区議員。觀塘願景所属。香港版の綾瀬はるか。香港理工大学卒業。2019年区議会選挙では可愛い候補者として、日本メディアで話題となった。

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黄子悅 Prince Wong

22歳。香港本土派。無所属。嶺南大学在学。9月の立法会選挙に出馬。2016年に解散した学民思潮(Scholarism)の発言人。雨傘運動の時に絶食して抗議したメンバーの最年少。当時16歳。118時間の絶食をして脱水症状を起こし、病院へ搬送された。体重は38kgになった。2019年の理工大学戦で逮捕されて保釈中。評判はかなり良い。

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毛孟靜 Claudia Mo Man-ching

63歳。旧民主派。立法会議員。香港本土所属。若者の気持ちをよく理解していているので、若者からも支持されている。英語がとても上手い。夫がイギリス人。

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Rupert Dover

52歳。香港警察の現場指揮官トップ。イギリス籍。2019年6月12日に240発以上の催涙弾が使われたが、彼が当日の指揮官を努めていた。また、2019年11月11日には香港中文大学の校内に機動隊を突入させ、校庭で催涙弾を連発させた。祖国イギリスよりも、チャイナマネーを選んだイギリス人。

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梁繼平 Brian Leung

26歳。香港本土派。2019年7月1日の立法会に突入した。香港大学卒業。現在はワシントン大学博士課程に在学中。香港大学の学生会が2014年に出版した「香港民族論」の編者の一人。立法会突入時のスピーチが有名。彼は「香港人は同じ運命を背負っている、今度は絶対に負けられない」と仲間に訴えた。

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何桂藍 Gwyneth Ho

29歳。民主自決派。9月の立法会選挙に出馬。元立場新聞記者。2019年7月21日に元朗駅で白シャツを着たヤクザに中継中に襲われた。記者では現状を変えられないと考え、記者を辞めて立法会選挙に出馬した。

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楊雪盈 Clarisse Yeung

33歳。民主自決派?不明。灣仔区議員。灣仔起步所属。香港中文大学卒業。香港浸会大学視覚芸術学院、視覚芸術文学修士課程卒業。9月の立法会選挙に出馬。文化、環境、動物に関心を持っている。

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袁嘉蔚 Tiffany Yuen

26歳。民主自決派。南区議員。9月の立法会選挙に出馬。2018年まで香港眾志(Demosisto)に所属。現在は無所属。香港城市大学卒業。羅冠聰と付き合ってた。

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林卓廷 Lam Cheuk Ting

43歳。旧民主派。民主党に所属。立法会議員。北区区議員。9月の立法会選挙に出馬。2019年7月21日に元朗駅で起きた白シャツを着たヤクザの無差別攻撃事件の時に真っ先に現場に駆け付け18針を縫う大怪我を負った。当時危険な状況にも関わらず映像を撮り続け、真相解明の一手を担った。191cmの高身長。

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安德里 Jeffery Andrews 

35歳。民主派。香港出身。親はインド人。アイデンティティは香港人。初の南アジア系Social worker。9月の立法会選挙に出馬。南アジアも含む民主活動家。香港に8万5千人いる南アジア系の代弁者。デモの時は重慶マンションでデモ隊に水や食糧などを支給。10月16日に岑子杰が旺角で南アジア系の何者かに刺された時「重慶マンションに復讐に行く」という声も出たが、安德里が仲裁に入った。南アジア人達と香港人の架け橋を担っている。

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ここで香港の大学を紹介します。

1位 香港大学

2位 香港科技大学

3位 香港中文大学

4位 香港城市大学

5位 香港理工大学

6位 香港浸会大学

7位 嶺南大学

8位香港教育大学

香港大学はアジア4位、科技大学はアジア5位、東京大学はアジア7位、中文大学はアジア8位、城市大学はアジア16位です。


今回のデモに参加していたとしても、香港人の思想は様々で、思想が違えば主張も全く違います。独立を望んでいる人もいれば、独立を全く望んでいない人もいる。自分を香港民族だと主張する人もいれば、自分は華人だと主張する人もいます。


日本人にも、自分は大和民族だと主張する人もいれば、天皇を否定する人もいます。「香港人」と一括りに見て、自分の理想を押し付けると、香港デモは全く理解出来ません。また、香港人は長年「政府と警察」に苦しめられて来たので、「良い政府と正義の味方である警察」を知りません。


また、中国本土とは違う高度な自治とは言いますが、行政長官を選ぶ事は出来ません。また、香港は国だった事が一度もありません。イギリスの植民地にされ、日本に占領され、中華人民共和国に主権移譲され、一度も国を経験した事が無いのが香港です。


建国以来、一度も滅んだ事も無く、天皇が126代も続いている日本とは背景が全く違います。「もし自分が香港に生まれていたら」という想像と共に香港デモを見ると、見えて来るものも変わって来るのかなと思います。


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また、アヘン戦争でイギリスと戦って負けたのは「清」です。中華人民共和国は1949年建国なので「返還」という用語はプロパガンダ用語です。「主権移譲」もしくは「最植民地」と呼ぶのが正しいかと。


立法会選挙は9月に行われますが、予選は7月11日, 12日です。香港の一国二制度は崩壊しましたが、香港人は諦めずに戦い続けています。「今度こそ国が欲しい」「故郷を絶対に守りたい」という人もいます。どうか香港情勢に引き続き関心を持って頂ければ幸いです。


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