ドカタと化したうさぎ

地場零細土建屋2代目 元幹部自衛官(陸) 果たして自衛隊で培った体力・気力で建設会社…

ドカタと化したうさぎ

地場零細土建屋2代目 元幹部自衛官(陸) 果たして自衛隊で培った体力・気力で建設会社は経営できるのか 書き散らしなので中身は無いです。

マガジン

  • 土建屋狂騒曲 ICT編

    零細土建屋が健気にICT施工に挑戦していく ICT記事は今後こちらに書く レベル低いので大手さんは回れ右

  • 土建屋狂騒曲

    土建屋に関する所感もといメモ ICT関連は別マガジン作って移した レベル低いんで、大手さんは回れ右

  • とある武力集団と私

    とある武装組織での下級士官としての体験談など  ※内容は全てフィクションです

  • 戦術的思考の夕べ

    例によってメモ&備忘録 内容は全て妄想と独断と偏見 ググれば出る内容のみ

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自己紹介

 (写真:陸上自衛隊HPより引用)  自己紹介といっても何を紹介しようか。  あまりに具体的すぎると守秘義務違反になりそうで怖いが、ネット等で散見される情報の範囲でなら問題は無いだろう。  19〇〇年生まれ おっさん  12年程勤めた陸上自衛隊を退職して、現在家業である小さな建設会社にいる。入隊が〇〇歳、退職が〇〇歳である。  自衛隊では今は無き陸曹候補士として入隊、2◯歳で陸曹(軍曹的な 下士官)に、2◯歳で幹部任官、◯◯歳から零細土建屋の副社長である。  具

    • 素人土木ICT#21【ICT法面工(吹付法枠工)】

      まだ検査は終わっていないが、現場見学会まではこぎつけたので記事にしてみようかと思う。 さて、今回は県発注の法面工事におけるICT技術活用である。受注者希望型と特記にあったので果敢にチャレンジ うちはドカタ屋さんなので、掘削工もちゃっかりICT施工に変更し、ICT建機による掘削もやる事に。 管理要領はMATRICE300RTKもあることだし、空中写真測量(UAV)による出来形管理要領を選定 要求精度は±10mmで、鬼畜仕様じゃないか。 とりあえず従来通り上空から自動で、

      • 暑中見舞いと熱中症予防

        クソ暑い日が続いている。 猛暑日日数としては連続過去イチらしい。 脱炭素を進めても、もはや手遅れだと思う。人類の未来は暗く閉ざされているが、今を生きるにあたって温暖化懐疑論に精を出すわけにもいくまい。 さて熱中症予防であるが、屋外作業の対策としては大きく4つある。 1 勤務時間を変動させて酷暑時間作業を避け、熱中症リスクを低減させる。(サマータイム等) 2 熱中症対策グッズを充実させて、熱中症リスクを低減させる。 3 機械化を進めて生身での作業を減らす、無くす。 4 仕

        • 猥雑な補助金申請とハイカラなカタカナ英語

          超お久しぶりの投稿 決して忙しいわけではないが、無気力症候群である。 本日は猥談、もとい猥雑な補助金申請について思う事を徒然と。 最近は地方銀行も熾烈な生き残り競争真っ只中なのか、何社も会社に見えられる。 その切り口は様々であるが、端的に要件を言わせれば「金を借りてくれ」ということである。 で、キーワードはだいたい「相続」と「設備投資」である。 利息をムしれるだけムしるのが商売なのだが、一応、付加価値というか建前は用意するようだ。 さて、設備投資にからめて様々な補助金

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        • 土建屋狂騒曲 ICT編
          26本
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        記事

          89式小銃と20式小銃

          もはや20式小銃の使い勝手など知る由も無いが 存外、小銃というのは見た目で概ねの使い勝手は分かるものである。使用弾薬が同じなら尚の事である。 89式小銃の問題点でよく言われていたのは ・弾倉挿入口が小さい ・切り替えレバーが左右に付くようになったとはいえ使い勝手が悪い ・ア→レ→3→タという順序も悪い ・拡張性が無い ・フロントヘビー気味 ・水陸両用作戦での使用に不向き とまあこんな感じだったと思う。 親の顔より見た小銃なので、色々書きたい事もあるが、通常の野戦訓練

          89式小銃と20式小銃

          公共工事設計労務単価

          一部のオジサマ方が「爆上げだ!!」と喜び騒いでいる案件 なにが爆上げやねんとR2年度から比較してみる。 R2年度→前年度比2.5%↑ R3年度→前年度比1.2%↑ R4年度→前年度比3.0%↑ いずれも全国主要12職種単純平均、対前年度比です。 確かに上げ幅が単純計算250%↑なので爆上げですね。 この全方位苦しいコロナ渦にあって、国を挙げて建設業の待遇を改善しようとしている姿勢には好感が持てます。 ・・・・・ このご時世、儲かってるのは土建屋だけだとか言っ

          公共工事設計労務単価

          野戦築城

          歩兵と戦車の大きな違いは何かと聞かれたら、私は「防護力」と答えるであろう。 TKの特性は「火力」「機動力」「防護力」を高い次元で実現していることにある。 歩兵はどうか。高度に機械化されていないのであれば、手搬可能火器による火力と徒歩+αの機動力のみである。まさに「歩」である。 歩兵に防護力は無い。敵の火力に脆弱である。歩兵には防護力の為の装甲は無いのである。欲しい場合はどうするか。 穴を掘るのである。歩兵にとって地形と掩体は装甲と同義であると考える。 「野戦築城」は

          素人土木ICT#19【空中写真測量(UAV)の標準歩掛】

          あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 無精者なので、引き続きローペースで公開していこうかと思います。 戦術系、自衛隊系もローペースで公開(こちらはアナウンス無し)でやっていきます。 ICT関係、軍事系共に一定数見られている方がいるんだなあとシミジミ。 さて、表題の通りです。 空中写真測量(UAV)を用いた出来形管理を実施する際、概算見積もりの類を発注者に提出することになっているのは周知の事実であると思います。 ある会社は外注先の価格で、うち

          素人土木ICT#19【空中写真測量(UAV)の標準歩掛】

          接地射

          あけましておめでとうございます。 年々、年末年始感が無くなってきたのは、昨今世にコンテンツが溢れすぎていて「特別感」というものが無くなって来たから、ワクワクが日頃溢れすぎていてそういう感覚が薄れてきているから?という穿った見方ばかりしています。 さて、表題の「接地射」ですが、野戦における小火器運用においてとても重要なものです。この間車の運転をしている際、ふと頭に浮かんだ言葉です。どうかしてますね。 概念的なお話として、接地射とは射弾の最高弾道高が人の身丈(概ね170cm

          素人土木ICT#18【TS・GNSSを用いた盛土の締固め管理の罠】

          品質関連の事は書きたくないなあ、嫌だなあと思いつつ筆を執る(キーボード) さて表題の通りですが、これってどうなんでしょうね? 個人的には現場をめちゃくちゃ選ぶ工法だと思います。 盛土の締固め管理には、品質規定方式と工法規定方式があります。 TS・GNSSも用いた盛土締固め管理は、後者の工法規定方式にあたるというのは特に説明は不要だと思います。 工法規定方式は施工に先立ち、試験施工と現場密度試験を経て所要の品質を確保するため、使用機械・締固め回数等を規定するものです(

          素人土木ICT#18【TS・GNSSを用いた盛土の締固め管理の罠】

          現場見学会のコツ

          表題の通りです。 こんな私でも年間数回は現場見学会を実施します。 だいたいは最初から最後まで私一人でしゃべり続けます。 相手は保育園児だったり、小中学生、高校・高専生、社会人とまちまちです。 やったことがある人は分かると思うんですが、相手(特に年齢)によってやり方を変えないといけないので大変ですよね。 さてコツと銘打ったので、私なりに気を付けているコツやポイントを紹介したいと思います。 実施要領を計画する人前で喋るのにもかかわらず、無計画はまずいですし、何より相手に

          現場見学会のコツ

          素人土木ICT#17【RTK基地局について(お久しぶりです)】

          お久しぶりです。 さて、今回はRTK基地局(基準局・固定局なんでもいいわい)について。 ICT施工、それもGNSSを用いた施工になると色々あるもんです。 現場によって・・・というのは当然ですが、時間帯により精度が出ない!だとか、補正電波(基地局→建機間の電波)が途切れる、入らないなどなど。 施工中、FIXから外れて原因解明に追われているうちに夕方・・・なんてのも珍しくはない。 ICT建機による施工での不具合は概ね「建機」「基地局」「補正電波」に集約されます。 こう

          素人土木ICT#17【RTK基地局について(お久しぶりです)】

          素人土木ICT#16【3D設計データ作成のコツ#2(3D設計データの種類)】

          色々とデータ作成コツ記事の構成を考えたが、面倒くさいので場当たり的に書いていく事にした。 3D設計データ(3次元設計データ)と一口に言っても形態は様々であるが、大別すると 〇TS出来形管理データ 管理測点形状のみで構成された3D設計データ 〇3次元設計データ 管理断面に加えて必要箇所に仮断面を設け、よりリアルな形状に仕上げた3D設計データ この2つになるだろう。今回は2つ目に焦点を当てる。 さて3D設計データの活用目的は、出来形管理、数量計算、MG/MC用、日常の施

          素人土木ICT#16【3D設計データ作成のコツ#2(3D設計データの種類)】

          素人土木ICT#15【3D設計データ作成のコツ#1(概説)】

          「3D設計データ作成のコツ」と銘打つと、お前はいったい何者で何様なんだとツッコミが入りそうだが、メモ代わりなので構うまい。ちなみに何様だと言われても「俺様だよ^^」としか言いようがないが。 3D設計データを現場に持ち込むだけでかなりの生産性アップにつながる事は再三述べてきたところだが、これからは具体的な事例等も踏まえていこうかなと思う。とりあえずシリーズ化します。シャープが多いね。 内容的には業界1年生や2年生で「君若いんだしICT業務やってよ」と無茶振りされている層を対

          素人土木ICT#15【3D設計データ作成のコツ#1(概説)】

          零細土建屋がICT化の波に乗り遅れない為にはまず何をすべきか

          久しぶりの作文である。 さて表題の通りであるが、以前にも似たような記事を書いている。 今見直してみると上二つの記事でいいような気がしてきた・・・ 結論から言うと変わらず「TS出来形から攻めるべき」である。 ここ二年程度で色々とICTに関する見識も深まってきたような気がする。 当初は「これから先はICT化がキモだ。どんどんやらなければならない!」と気負っていたが、最近ふと「ん?これって従来手法の方が効率よくないか?」と思う機会も増えてきた。 i-Constructi

          零細土建屋がICT化の波に乗り遅れない為にはまず何をすべきか

          素人土木ICT#14【UAVを用いた空中写真測量のコツ(撮影・飛行計画編)】

          令和2年7月豪雨により、熊本県・九州各地をはじめ、全国広範囲で被害に遭われている皆さまに心よりお見舞い申し上げます。 さて表題の通りである。 公共工事において令和2年度現在、発注者指定型のICT施工を求められる工事が多い。以下はH30年度における国交省ICT活用工事の実施状況である。 土工事においては公告件数の半数程度がICT活用工事になっている。 加えて今や地方自治体発注工事ですらICT活用工事が増加しており、発注段階で指定されているもの、創意工夫において加点対象に

          素人土木ICT#14【UAVを用いた空中写真測量のコツ(撮影・飛行計画編)】