日記/底へようこそ
随分前から四国にある足摺水族館という場所に憧れていた。
海の上にある橋を渡って海底を覗きに行く。
そういう物を海中公園というらしい。
近隣の海中公園は千葉県にあった。
東京から千葉へ向かうのにアクアライントンネルを利用した。海の中にあるトンネルである。
上から海水が漏れたりしないのか心配だった。
海上にある唯一のサービスエリアに寄った。
イオンモールにあるようなゲーセンもあって、派手にやっていた。
アクアラインを突っ切り、千葉の端っこへ。
海もだが、後ろの森もすごかった。知らない動物の鳴き声が聞こえていた。
螺旋階段を下ると冷えた空間と水色の窓があった。
空間自体の良さというのがある。
この小窓は本当にずっと見ていられる。
ゆっくりと魚が通過していく。
魚は本当に不思議だ。その辺に犬や牛など命を感じる生き物が居たとして、それを自分の手でさばいて食べるという事はない。
魚からも命を同じように感じるのだが、魚に関しては自分で捕まえて食べても良いという事になっている。良いんだ、すごいな。
魚を見たり、捕まえたりするとそんな気持ちになる。
当日の海の透視度によって料金は変わるらしい。
海底の空間だけでこの料金と考えれば少々割高だが…。
平日だったからか、人が全然居らず、良い空間だった。
田舎の個人でやっているレストランはけっこう穴場である。
お昼休みの土木関係だろうな、というおじさんたちで賑わっていた。
カツ丼を頼んだら、青のりがのっていて珍し!と思った。
カツに味がしみしみで美味しかった。
おなじみ大好き中継してくれるコーヒー自販機。
集めていたリットペグは廃止になったそうだ。
10個集めたら夢を叶えると誓っていたのに。
この自販機のメーカーが倒産したと聞いていたが、また再会できて良かった。どうやら別の企業が引き継いだらしい。
味はちゃんと美味しかった。くれぐれも「ミル挽き」とかかれた物をお選びください。
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