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だから私は、アイドルにはなれない


noteでははじめましてになります。
北星学園大学 アイドルダンスコピーサークル
Prima☆Stella(ぷりますてら)
5期生のしおんと申します。

2020年6月にPrima☆Stellaの新メンバーとして発表されてからもう早いもので、卒業のシーズンとなってしまいました。
あっという間でした。
今日は、UNIDOL実行委員会主催のイベントへの出演を終えたということで、UNIDOL北海道を応援してくださっている皆様へ、メッセージを残したいと思います。

タイトルの文字に吸い寄せられてここまで読んでいる方もいるかもしれないので(笑)早々にタイトルの回収をしますね。(ただし、長い)

先にお伝えしておきますが、これは、ユニドル演者だった方々で本物のアイドルになり、活動されている皆様を否定するものではありません。あくまでも、私自身はアイドルにはなれない、というお話です。

皆さんはタイムカプセルを作ったこと、ありますか?
私は、通っていた幼稚園でタイムカプセルを作る機会があり、(覚えていませんでした)成人式の時に、十数年の時を経て開封しました。
年長さんのお誕生日会に寄せて描かれた「将来の夢」。
裏面には、拙い文字で「アイドルになりたい!」と書いてありました。(残念ながら機種変で画像が消えてしまったので、見つかったら載せますね)

なんとか記憶を辿ってみましたが、アイドルになりたかった時期があるのは事実です。小学校低学年くらいまでだったはず。

さて、当時、私が憧れていたアイドルって、誰なんでしょう?(笑)

我が家にはアイドルヲタクなんてものはいませんでしたし、自分がアイドルに熱中していた記憶も記録もありません。踊ることも…得意とは言えないですね、ダンス経験もクラシックバレエを3年間だけです。
でも、私は確かに‘‘アイドル’’に憧れを抱いていました。

アイドルという夢を諦めて(というか、もっとなりたい夢がみつかって)から、小学生の頃仲が良かった子がハロヲタ三姉妹の末っ子でハロプロを強制履修させられたり(この話、いつか詳しくしたいな)、自分自身が中学生のころにふわふわというアイドルグループに出会うのですが、北海道ど真ん中のド田舎に住んでいるということがどんな影響をもたらすのかを、この辺りで気付くのです。事務所はない、オーディションも気軽に受けられるものではなく、もし仮に合格したとして、どうやって活動していくのか?我が家の家庭環境では、芸能活動などとてもできるものではありませんでした。両親に打診をしたこともありません。
でも本当は、テレビに出るお仕事に憧れがありました。もしかすると、今も、なのかもしれない。

私の性格上、何になりたいとかもそうだし、今日何があったとか、誰々と誰々が付き合ってとか、そういう自分の身の回りの話を両親にするのが苦手なので、自分で考えて、まあ、無理なんだろうなと思ったら無難な道を選ぶような、そんな人生だったなと思います。

私を変えたUNIDOLとの出会いは、大学入学時でした。
正直に言うと、私が入った大学・学科は志望校でもなければ、本来目指したかった夢とは違う分野の学科でした。受験勉強に身が入らず、センターで大コケし、記念に二次試験は受けに行きましたが当然ダメでした。滑り止めだったその大学は入学するまでキャンパスに行ったことも無かった。センター試験最後の代だったこと、そして現役時代でさえ受験勉強に身が入らなかったのにもう1年頑張れる訳がないので進学を決めたものの、大学に楽しみなどなく。サークル探しをしよう!この先の4年間に楽しみを見つけよう!とTwitterで大学名を検索していたところ、見つけたのが「アイドルダンスコピーサークル」でした。パフォーマンス映像なんて、本物のアイドルにしか見えなかった。これが、一般女子大生?

私は好奇心旺盛なタイプです。小学校のときはミニバス、中学ではソフトテニス、高校は合唱部。全部違う事をやっています(好奇心旺盛というか、卒業まで続いた!と満足してしまう部分もあります)。だから、自分に自信はなかったけど、新しいことに挑戦してみたい!その一心で、加入を決めたのがUNIDOL北海道の、Prima☆Stellaです。

4年間活動をしてみて、分かったことがあります。
UNIDOLって、言い方は悪いですが、擬似アイドル体験ができます。いい意味で言えば、本物さながらの衣装を着てステージに立つ経験、お金を出して見に来てくださる、応援しに来てくださる方々がいる、グッズを作成したりチェキを撮ったり、Prima☆Stellaの場合はラジオ番組を担当させていただいたり。「普通の女子大生が一夜限りのアイドルになる」というUNIDOLのコンセプトがとても素敵でいつも新歓の説明会の時に使わせていただいていたのですが(笑)、実際には一夜限りと言わず、4年間ずーっと、疑似体験させていただいたような感覚で、本当に幸せでした。ただ、悪い意味でも齧ってるところがあって、メンバーとのぶつかり合いはそうだし、自分の場合は誹謗中傷に悩まされたこともあったし、大人とぶつかり合うこともしばしば。残念ながら、チーム間メンバー間での人気の差も分かってしまうので、これが嫌な子は結構辛いと思います(こう見えて結構数字を気にするタイプでした😇いいねの数とか、チェキの売上とか。この顔で?とか言わないでください、この顔だからこそ数字が気になり、凹むんです笑)
これ、本物のアイドルさんはもっと大変だなと思います。セルフプロデュースのグループともなれば…私は耐えられないでしょう。裏側が、ちょっと私には苦しかったかな。

あと単純に、踊るだけでも大変なのに、ここから生歌が入るのが無理です!(笑)ハロプロ所属のアイドルさんとか、体力も肺活量も体幹もどうなってるんですか?ダンスコピーで20分枠でもセトリによってはクタクタになるのに、2~3時間コンサートで歌って踊るアイドル…ガリガリに痩せてる自担が神に見えてきました。
これは、UNIDOL演者としての活動がなければ、気付けなかったでしょう。推したち、いつもありがとう。

私なんて、暖かく見守ってくださる皆様がいなければSNSのフォロワー数が2,000人を超えるなんてことはありません。自分はアイドルになんてなれるような人間ではないと思います。
だからこそ、こんな私を、一夜限りのアイドルに何回もさせていただいたUNIDOLのステージは、本当に宝物です。

最後に、UNIDOL北海道に関して。
ねむの木に片想い あいりさんのSpring Festivalでの卒業生代表挨拶にもありましたが、私でさえ、この4年間いただけで、構成するメンバーも、実行委員さんも変わったなと思います。大学生なのでそれは当たり前なのですが…なんて言うんだろう。もう言い換えが出来ないので正直に言ってしまえば、UNIDOL北海道の実行委員さんはずっと人手が足りていません。

私が加入した頃は各チームにマネージャーさんが派遣?されていたと思うのですがいつしかそれがなくなり、顔なじみの実行委員さんが卒業して…も次の新しい実行委員さんが入ってくるような様子は見えず、イベントや大会に来ると人手が足りないため実行委員のOBがお手伝いにいらっしゃいます。今年度は、中心になって動いてくださった方々は他エリアの実行委員さんでした(いつも遠いところからありがとうございました)。

UNIDOL北海道の課題のひとつ、増えないチーム数。私が2年生の時の冬予選なんて、2チーム出場の一騎打ちでした。今だから言うけど、本当に地獄だった。
現在も5チーム以上にはなかなかならないし、今年は1度もUNISTAGEの開催が無く、先日のSpring Festivalが今年度唯一のUNIDOL実行委員会主催のイベントとなってしまいました。今年度で卒業する身ではありますが、この先UNIDOL北海道はどうなってしまうんだろう?と何度も不安になったものです。
UNIDOL北海道所属チームの多くは「もっと自チームを知って欲しい」だけでなく、「UNIDOL北海道を知って欲しい」という思いの元、外部イベントに積極的に出演していた背景もあると思うので、なんだか、実行委員さんとの思いの乖離みたいに感じてしまって、少し気持ちの整理が難しかったです。実行委員の現実がとても大変なものであったことは、分かってはいるのですが…。

だからこそ、実行委員さんと、演者一丸となって、もっとUNIDOL北海道を盛り上げてくれたらいいなと思いますし、私もこの先も一緒に盛り上げたいなって思っています。実は最近実行委員さんとお話しする機会をいただいたことがあるのですが、うちのエリアに関しては演者をもっと頼りにしていただけたらなと思いました(ので、それを伝えました)。

課題を全部無視してしまえば本当に全てが温かい北海道エリアです。大好きだからこそ、もっと盛り上がってほしい!そんな思いです。

半分実行委員さんへの嫌味みたいになってしまっている気がしてならないので、感謝も伝えたいです。
私が1年目のときは、コロナ禍真っ只中でした。加入から3ヶ月イベントが無かった中、一番最初にイベントを開催してくださったのはUNIDOL実行委員会でした。私の記念すべき初ステージです。
ステージと客席を隔てるビニール、お客さまは着席でマスクとフェイスシールドの着用、もちろん声出しは厳禁。異様な光景でしたし(笑)UNIDOLってこんな世界なのか…?と思ったあの複雑な気持ちは忘れられないのですが、今思えば、あの時期にイベント開催できたことがどんなに幸せなことだったのかと。そのステージがあったからこそ、声援を送っていただける有難みを感じることもできました。
同じ年度の春フェスでは、決勝戦が中止となってしまったPrima☆Stellaに、決勝戦パフォーマンスを披露させていただく機会もいただくことが出来ました。全部報われた訳では無いけど、でも、披露する機会があったということだけは、あの時の私にとって、大きく言えば私たちにとって、大きな救いでした。
実行委員会の皆さま、4年間、本当にお世話になりました。
何度も言いますが、UNIDOL北海道においては、もっと演者やOGを頼ってください(笑)

演者のみんなへ。
もちろん、私にとってはPrima☆Stellaが1番大切!だけど、他のチームも変わらないくらい、愛しい愛しい後輩たちです。
1年目の時とか、先輩方にヨシヨシされすぎて(3個しか歳変わらないが…?2個しか歳変わらないが…?)と思っていましたが、4年目になるとわかるんですね、これが。
みんな産んだ。
もはや母性。
毎年、他のチームの新メンバー加入も、本当に本当に楽しみに待っていました。
UNIDOL北海道のチームに入ってくれて、本当にありがとう。
これからのUNIDOL北海道の事も、ずっとずっと応援しています。なにかお手伝いできることがあれば気軽に声掛けてください。札幌にはいませんが、すぐに駆けつけます☺️

ここで、卒業生コラボの話をします。

今回のセットリストです。
卒業生コラボ出演者すら知らないと思うんですが、なんと2曲とも私が出した候補でした!(投票の仕組み上、誰が出したか分からなくなってしまったんですよね)

多数決の結果こうなったんですが、いかんせん
私が出した曲たちなので、(ほんとうに?わたしの好みすぎるけどいい?)な気持ちでした。
でも、結果的に、振り的にも、中身的にも、いいセトリになったんじゃないかな〜と思っています。

YELLは、実の所、この曲を知ったきっかけはおそらく、2曲目に披露した曲のご本家であるCANDYSさんがライブでカバーをしているのを見て、だったと思います。ですから、私にとってはめちゃくちゃCANDYSさんセトリ。(笑)

「YELL」サビ部分の歌詞

主に、演者のみんなへのエール!の気持ちです。
同じこと言うんですけど、本当にずっとずっと、UNIDOL北海道を応援しています。
先述のとおり、もっともっと盛り上がって欲しいし、あいりさんの挨拶の通り、UNIDOL北海道のチームが全国優勝するところを、いつか見たいですね。

この曲はリハでも練習でも、Aメロの横移動するところを「かわい〜!」って言われたのがツボ。

2曲目、卒業生コラボの最後に選んだのは、CANDYSさんの「ひかり」という曲です。

私が、CANDYSさんの曲の中で1番好きな曲です。

演者のみんな、実行委員の皆さん、応援してくださる皆さん、支えてくれた人達…私たちが活動する中でお世話になった全ての方々に感謝を伝えると共に、UNIDOL北海道がこの先もずっと続きますようにと、願いを込めて披露させていただきました。
今文章を書いていてびっくりしているんですが、1曲通して、私の想いそのまますぎます。元々そのつもりでしたし、「出会ってくれてありがとう」を卒業生コラボで披露する、涙ポイントまで計算はしていたんですけど(笑)
本当に素敵な曲なので、本家さんの動画を見るもよし、音源を聞くもよし、とにかく、この曲をフルで見て欲しい、聞いて欲しいです。

CANDYSさんにはUNIDOL北海道出身の方が何人かいらっしゃるのですが、なんと今回はご本人から振り入れしてもらい!(笑)あれ、これ言っちゃダメ?(笑)
私はその場に参加出来なかったんですが、練習時の動画が送られてきてこんな贅沢な経験…あるんだなって思いました(笑)後にも先にもないです。

余談ですが(余談として紹介するには申し訳ない話ですが)、私がPrima☆Stellaに加入したのは、現在このCANDYSというアイドルグループで活動していらっしゃる、Prima☆Stella OGのばんびさんのパフォーマンスが大きな影響を与えています。ずっとばんびさんが、私の憧れの方です。
私の4年間の目標は、「私がばんびさんに憧れてPrima☆Stellaに入ったように、いつか、誰かが私のパフォーマンスを見て、Prima☆Stellaに入ってくれること、それだけ人を魅了することができるパフォーマンスをできるようになること」でした。そこを理由に、今度の5th単独のセトリに入れた曲もあるくらい。
そこまでの大物にはなれていない自信しかないけど(笑)、この目標が、私を大きく成長させてくれたことは、間違いないです。
だからこそ、卒業生コラボでCANDYSさんの曲を披露できてよかったです。

卒業生コラボもね〜、本当は全員で出たかったんですよ🥲仕方ないんですけど🥲この代って、コロナ禍のいちばん大変な時を一緒に乗り越えた同志みたいなものだと思っているので…
コラボに出演したメンバーとは一緒に踊れて嬉しかったし楽しかったし、当日出れなかったみんなとも、出会えてよかったです!

あいりさん
きみえちゃん
きょうかちゃん
さくちゃん
しおん
すー
9月卒業だったけど、まめちゃん!
まるちゃん
ゆきかさん
リオちゃ
りさ!

卒業おめでとうございます🌸
(卒業生コラボにりさを持ち込む!?ことが出来なかったのだけが心残りです〜りさごめん、私の中のイマジナリーりさはステージに立たせていました)(イマジナリーりさ?)

最後に、ここまで読んでくれたあなたへ!
あなたが私のことをどんなイメージで、どんな風に思ってくれているのかはわかりませんが。

やっぱり、パッと目を引くような可愛さとか持ち合わせていないし。
ダンスも歌割りも上手くなれなかったけど。

でも、こんな私の事、顔と名前一致させてくれたり、キャスでお話してくれたり、たくさんリプで絡んでくれたり、パフォーマンスの時に声援を送ってくださったり!
わたしの大好きな東京ばな奈をくれたり(!?)

4年間、本当に楽しかったです。
ありがとうございました!

残すは、3/19(火)開催
Prima☆Stella 5th単独公演
〜夢見た5TAGE〜

これのみです。
まだまだ振り入れしなきゃいけない曲ある😇
最高のステージにしたいので最後まで死ぬ気で頑張ります!
多くの皆様に会えるのを、楽しみにしています。

ここは、最終的には4年間を振り返ってのお気持ち表明にも使わせていただきます。今回だけで6,000字を超えているのに、まだ書きます。
毎週2,000字書かなきゃいけないレポートに苦しんでいた人が書いた文章とは思えないね😂
それでは、また次回お会いしましょう🤍
長文で失礼いたしました、またね!

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