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うさぎの困ったスプレー行為。スプレー行為とどう付き合ったらいい?対処法を紹介します。


うさぎがおしっこをまき散らす行為のことを、スプレー行為と呼びます。


おしっこを部屋中にまき散らすのはなかなかキツイ行為ですよね。

まずおしっこのにおいが付きますし、毎回の掃除が大変。


今回はうさぎのスプレー行為の対策や、少しでも落ち着かせる方法について紹介します。

スプレー行為に悩まれている飼い主さん、参考にしてくださいね。

うさぎのスプレー行為とは?

うさぎのスプレー行為は、主にオスうさぎがおしっこをまき散らす行為のことを指します。

うさぎは生後半年ほどで性成熟を迎え、繁殖することが可能になります。


その頃から、自分のおしっこを飛ばす仔がちらほら。

うさぎは体臭がありませんが、おしっこにはそれぞれの匂いがついています。

おしっこを散らすことで、自分のにおいを拡散し縄張りを主張しているのですね。


スプレー行為は発情と結びついている行為のため、1年中繁殖できるうさぎは季節問わずおしっこをまき散らすことがあります。


ケージの中からおしっこを飛ばす仔、部屋で遊んでいる時にジャンプしながらおしっこをする仔、おしっこをする場所、スプレー行為の状況は様々。


うさぎは個体差が大きいため、スプレー行為が激しい仔、全くしない仔も。

メスうさぎでもスプレー行為をする仔がいるそうです。

今までしなかった仔が、新しいうさぎを迎えた途端スプレー行為を始めることもあります。

うさぎのスプレー行為の対策3点


においが付いているおしっこをまき散らしてしまうので、飼い主さんにとっては悩ましい行為だと思います。

しかしながらスプレー行為をしたうさぎを怒ったり叱ったりしてはいけません。


スプレー行為はうさぎが本能でやっているため、飼い主さんが𠮟ってもその意味を理解できません。

うさぎが混乱し、飼い主さんとの信頼関係が崩れることにもなるので怒らないでくださいね。


とは言っても部屋中が汚れてしまいますので、スプレー行為の被害を最小限にできるように対策を取りたいですよね。

すぐにできる対策を3点紹介します。

プラダンでケージを囲う


ケージからスプレーをする場合は、周囲の壁におしっこが付かないように、飛び散り防止の板で囲ってしまいましょう。

おすすめの板は、撥水性があり汚れを拭きやすいプラダンです。


ケージの大きさに合わせてプラダンを切り、ケージの外側に壁を作る様な形で置きましょう。

プラダンにおしっこが付いたら、拭き掃除できれいにします。

おしっこをよく飛ばす床にはあらかじめペットシーツを敷いておくことも有効ですよ。

小動物用の消臭剤を使う

うさぎは自分のにおいがある場所を、自分の縄張りだと認識します。

おしっこのにおいが残ってしまうと、自分の縄張りを更に広げようとスプレーにいそしむことがあります。

消臭剤を使って、おしっこのにおいを残さないようにしましょう。


おススメはうさぎや小動物専用の消臭剤です。動物用ならうさぎが舐めても安心ですね。

おしっこをそのままにしてしまうと、匂いが床や壁に染み込んで取りにくくなりますので、スプレーをしたらすぐに掃除をして消臭もしましょう。

発情を促してしまうアイテムを撤去する

スプレー行為は発情行為になりますので、発情を促してしまう物がある場合は撤去しましょう。


ぬいぐるみをメスうさぎに見立てて、交尾の姿勢をとるうさぎがいると思います。

そのような時はぬいぐるみを取り除いてくださいね。

うさぎのスプレー行為を落ち着かせる対処法3点

うさぎのスプレー行為を止めさせることは難しいですが、行為を縮小させる効果がある対処法を3点紹介します。

うさぎの活動場所を制限する

うさぎが家中を自由に動き回れる場合、家の中全てが自分の縄張りだと思い至る所におしっこをかけて回る場合があります。


ペットサークルの中で遊ばせるなど、うさぎの活動場所を制限してあげましょう。

狭くてかわいそうと思うかもしれませんが、自分の縄張りがはっきりすることで落ち着くことが。

 多頭飼いをしない

スプレー行為は縄張りを主張する行為でもあります。

多頭飼いのうさぎの場合は、互いが縄張りを主張し合うのでスプレー行為がでやすい環境と言えます。


1頭飼いの場合で、新しいうさぎをお迎えしたい時は慎重に検討しましょう。

新しい仔が来ることで、互いにスプレー合戦になることがあります。

すでに多頭飼いをしている場合は、部屋を分けるなどの対応を検討する必要があることも。

去勢手術(避妊手術)を検討する

去勢手術(避妊手術)を検討することも一つの方法です。


去勢は手術になるので、メリットデメリットがあります。

また去勢手術をすれば、必ずスプレー行為が落ち着くとは言えません。

かかりつけの獣医師と手術についてよく相談してみてください。


まとめ

今回はうさぎのスプレー行為について解説をしました。

おしっこを飛ばすスプレー行為は悩ましいですが、本能の行為のため止めさせることはなかなか難しいですね。


スプレーを止めさせる努力よりも、飛ばしたら簡単に対応できるようにした方が結果的に楽になります。

また年をとると行為が落ち着くことがあるので、落ち着くまで地道に対処することも大切です。


ご家庭の飼育環境に合わせた対策をしてくださいね。


講師名 anan

 

 子どもの頃から生き物が好きでした。今まで、ハムスター、インコ、モルモット、ハムスター、デグー、うさぎ、犬、ウーパールーパーとたくさんの動物と生活してきました。職場で飼っていたうさぎのお世話をしていたこともあります。

 以前我が家にいたうさぎは、垂れ耳のオレンジ色のホーランドロップでした。今でも家の近所のうさぎ専門店に通い、可愛いうさぎの姿に癒されています。将来はネザーランドドワーフを飼ってみたいです。

 

 


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