魂を割くクリスマス

いよいよ今日から全日本!ワクワクしすぎてほかのことが考えられない(笑)、というわけで今日もスケートの話にしようと思いますが、一応noteだし、ちょっと趣向を変えて、普段どんな風にはてなブログのスケート記事を作成しているかを書いてみようと思う。ただし汎用性はないのでそのおつもりで…。
※私ははてなブログでフィギュアスケートの感想諸々を熱く語り続けるブログを2年くらい書いてます。毎日更新してます…。

まず、大雑把に「テレビ観戦」と「現地観戦」の場合の2パターンに分かれ、各パターンでかなり差があります。

まずテレビ観戦。競技の場合はまず滑走順が発表された時点で、グループや整氷のタイミングも合わせてチェック。選手の名前もこの時点でチェック。特にペアやアイスダンス、ジュニアの選手は名前を知らないことも多いので、読み方をこの段階で調べておく。それでもよくわからない場合や表記が割れている場合も多いんだけど、そんなときは綴りや場内アナウンスから「これかなあ」と思った読み方を直感で選んだりしてます。何となく親しんでる読み方に合わせたりとか。適当ですみません…。でも、できるだけ間違いのないよう注意はしております。当たり前ですね。

この滑走順をあらかじめ調べておく作業はものすごく執筆を楽にします。今の選手なんて名前だっけ?どこの国の人?読み方なんだっけ?と慌てることがなくなるから。便利な時代になりましたね。
エキシビションも滑走順はだいたいわかるのですが、ショーの場合は事前にわからないことの方が多いので、視聴しながら慌てることもしばしばだったりして。

テレビ放送が始まると、演技中は完全に演技に集中。スロー再生やキスクラでの得点発表、CM中にざっと感想をメモします。場合によってはその時間だけでほぼ書き上げてしまえることもあります。エキシビションやショーはこの「演技以外の時間」が短いので実は大変だったりします。もちろんスローやキスクラを見てないわけじゃなく、それらを見つつ耳でも聞きつつ指を動かす。フル稼働です。ちなみにメモはスマホのメール機能で行います。なので、ネットを見ている暇はほぼありません。

放送終了後にメモから記事を清書します。メモが記事の下書きであり、前述したようにほぼ書き上げてある場合もあるので、それほど時間がかからず完成させられることもあります。
まず、自分の記憶だけでいったん全部書き上げます。「自分が実際に見て感じたもの」をいちばん大切に、そして中枢に据えたいので。要素の種類やその成否などの「情報」は、発信している人もたくさんおられますしそもそも公式に発表されている内容だけで確認できます。けれど「自分がどのように感じたか」は自分にしか書けないことだからです。

すべて書き上げてから、各選手ごとにプロトコルをチェックします。ジャンプの種類や回転数、GOE、レベルなどが自分の記述内容とずれていないかを確認します。同時に、自分の抱いた感想とジャッジの評価にどう差があるか、何故あの得点だったのか、といったことも確認して納得したり勉強したりします。基本的にジャッジの判断をおかしいと思うことはほぼありません。向こうはプロ、こちらは素人。それ以上でもそれ以下でもありませんので。
シニアのシングル以外の競技についてはプロトコルまで確認しないことがほとんどです。知識がなさ過ぎて、そこまでの情報の入った記事を書けていないことが大半だからです…。まさにただの感想。ペアやアイスダンスのプロトコルの見方も勉強しないとな、と反省してます。そもそももっと演技を見る機会を増やさないといけないんですよね。ライストになかなか手を出せないでいるからなあ←ライストまで確認してる人ほんとすごい…

そのほかにも記述内容にいい加減な点はないか(たとえば衣装の色とか)確認して、引っかかるポイントが無くなってからようやく完成です。もちろん誤字脱字や文章表現についてもチェックしますがこれはすべてにおいて当然ですからね。ってもnoteはそれすら手を抜いてることあるけど、すみません(汗)。
自分の感じたことが、どうしても「ちょっと変なこと考え過ぎかな」と思ったときは検索して「同じ事考えてる人いた…」と安心したりしますが(笑)、基本的にほかの方の意見は記事を完成させてからゆっくり読む感じかな。もちろん先に目に入ってくることもあるけど。

ショーの感想はプロトコルにあたるものがないので、競技よりさらに集中してメモを書いていかないと忘れてしまうことがあり、大変です。全体的に競技の感想の方が公式に提示される情報が多く確認が取りやすいので書きやすいです。グランプリシリーズの場合はBS放送でもう一度見ることができる場合もありますし。そう、実は現在我が家には録画機器がありません。映像として見返すことができないので、放送中にとにかく集中です。

現地観戦も、基本的に競技の方が思い出しやすいかなと思います。競技もショーも、だいたいスマホの電池が切れていて家帰ってから書くので(笑)、まず思い出すのに一苦労。近年は帰り道に紙でメモを取ることがあるのですが、2010年からアイスショー旅日記書いてますけど、メモ取るようになったのは実は2015年からで、それまでは完全に記憶だけで書いてました。
基本的にはテレビ観戦の場合と一緒で、まず自分の記憶や感じたことだけで書いていきます。そうじゃないと「嘘」になっちゃいそうで。それから順番などどうしても思い出せないところは調べたりしますが、ショーは公式に情報がないことが大半なので結構苦労します。なのでパンフレットは必ず購入。見ていると思い出せることもよくあるからです。で、思い出せなかった部分はもう「忘れた」と書いてしまいます(笑)。

現地での観戦や観賞から相当時間が経ってから書いたものもあり(1年以上経ってたりとか…)、無理じゃないかなと思いながら書き始めることもあるのですが、書いてるうちに思い出しますね。文章にしてしまうまでは頭の中で記憶や感情がぐるぐる回ってるみたいで。だけど、文章にしてしまうと不思議と忘れてしまう。自分の頭の中を整理するためにも文章にすることは重要かも知れません。追い出さないと次が入らない。それでも頭の中にぐるぐる残っていくものが、本当に心惹かれた演技なんだろうなと思います。

こんな感じなので、現地観戦レポートの方が当然執筆に時間がかかります。テレビ観戦でも時間がかかるのは、ものすごく心揺さぶる演技やスケーターの存在により長文化してる場合(笑)。羽生君の演技を見るのは大好きですが、ブログ執筆という点においては覚悟しなければならないスケーターです(笑)。ここ数ヶ月では町田君の最後の演技についてですかね。思うことがたくさんありすぎて、町田君のことを書いた部分だけで半日執筆にかかりました。魂の一部を削りだして文章に埋め込んだ感じがする。自分の中にあった町田君への思い出を削り尽くしたような。書き上げたあとはしばらく放心してました。今読み返すと「なんぞこれ」なんですけど(汗)、魂の演技に対して魂のない文章で応えられなかったんですよ、少なくとも当時の私は…。ちなみにこれです→「カーニバル・オン・アイス2018雑感③

ちなみに、記事は最後まで書いてからブログに掲載します。テレビ観戦ならその大会のエキシビションが終わってから、現地観戦なら家に帰るまで(笑)を書き上げてから載せます。長いものだと20回を超えることもあります(汗)。内容に整合性が無くならないように、と考えてなのですが、掲載する頃はだいたい「今更」の話になってますね(泣)。

以上のことから言えるかどうかはわかりませんけど、ただの趣味で書いてる記事ですが手は抜いておりません。
正直、男子の記事以外はあまり読まれませんし、男子の中でもごく一部の人気選手を褒めちぎるか、逆に蹴落とすようなことを書くかしないと読まれないんだな、と感じることもあります。アンチが多い世界なので、「何が嫌いか」が共通してる人の意見でないと安心して読めないんだろうな、と想像してたりします。ただ、それが正しいことだとは思ってません。

自分の演技以外興味ない選手もいるだろうし、自分と同じ男子しか見ない、女子しか見ないという選手もいるだろうと思いますし、そこは人それぞれだと思います。ただ、自分が特に好きな選手たちを見ていると、みんな「フィギュアスケートそのものが好きなんだろうな」と感じることが多いのです。
あなたの演技が大好き、あなたは最高、と言われたら選手は皆嬉しいでしょう。でも、あなた以外に興味はありませんし見ていません、と言う人よりも、シングルもペアもジュニアも見られるものはできる範囲でみんな見てます、その上でやっぱりあなたが大好きです、と言われた方が嬉しいんじゃないかと思うのです。いつかその選手は現役を引退し、プロになり、コーチになり、新しい世代を育てていく。その時に「あなたが引退したからもう見ていません」と言われることが、本当にその選手が望むことだろうかと考えるのです。

私は後者の形で「あなたが大好きです」と言えるファンになりたい。だから、全部は無理でも、見られるものはしっかり見たい。きっと改善点はジャッジの評価やコーチの指導で知ってるし、そもそも素人がごちゃごちゃ言うことじゃない。だいたいジャンプの見分けもいまだにできない本物の素人ファンですからね自分…。
でも、このスピンが好きとか衣装が好きとか、そういう「ここが素敵」って気持ちは感じたまま素直に言葉にしてもいいんじゃないだろうか。そんな思いで、見られた選手の感想はできるだけ全部書いてます。ただの備忘録で、内容が薄くて申し訳ないな、と思いながら。そうやって書いてると、素敵な選手しかいないんですよ。凄く楽しくなるんですよ、観戦や鑑賞が。真剣な演技には真剣に見て真剣に感想書いて応えたい。勝手にだけど。ホントに勝手だよな…。

あまりいいことではないけど今なら時間があるから、今のうちに思いっ切りスケートを見ておきたい。長年仕事が忙しくて放送時間までに帰れず、ビデオもなく、本当にたくさんの機会を逃してきた。これから環境が変わっていけば、十分に見られなくなるときも来るかもしれない。その時に後悔したくないし、今集中して真剣に見て学んだことが活かせるようになるかもしれません。勉強と一緒ですね。どこかで必死に勉強したことは財産になる。
仕事が忙しい、ビデオがないというのも究極的には言い訳で、その頃の私には何よりも優先することじゃなかっただけなんだろうとも思ってます。難しいことももちろんあるけれど、好きなことや大事な人のためには時間は作るものです。むしろ自ら望んで作る。自分自身を振り返れば皆そうでしょう。
心が折れてもこれならできる。それが私にはスケートを見て感想を書くことだった。そんなものがひとつでもあって本当に良かったと思ってます。ここから立ち上がるためにも、たとえ誰も読んでなくても私は全力で書いていきます、物理的に不可能になるまで。時間が無くなるようなことになれば、ブログ書くのをやめればいいことなので。見るよりよっぽど時間かかるからね(笑)。ただ、今の私は書くことで自分を生かしているので、たぶんやめられないでしょう。

好きなもの、たくさんあるんですよ。でも好きなものが現在進行形で動いていない場合も多い。好きだった頃と形を変えてしまったものもある。それらに魂を割くよりは、まさに今、物語が生まれ続けているフィギュアスケートを優先的に見ていくのが、いちばん有効な趣味の時間の使い方だと私は判断しました。テレビ観戦ならお金無くてもできるしね(泣)。そして、テン君のような突然の別れが起こらないとは言えないのだと、改めて感じたから。あとね、真剣に純粋に好きでいることって、誰かに伝わったり何かを動かしたりするみたいですよ。生きてる人間の場合もあるし、神がかり的な何かだったりもするし。スケートに限らずね。ま、これは眉唾だと思ってスルーしていただければ。「好き」を履き違えちゃもちろん駄目だし。んで支持してる人が間違ってることもあるけどさ。そうじゃなくてさ。うん、まあ何となく伝わったらそれでいいや。

ああ、今日は全日本あるしnoteは適当に書いて終了の予定だったのに(笑)。note更新するの大変なんですよ、モチベーション的に。どうせちゃんと最後まで読む人ほとんどいないんだからさ(笑)。今日なんて長いからもっといねえー。やる気出ない(笑)。読まれるような内容書いてないから当たり前なんだけどさ!

最後まで読んでしまったあなた、是非全日本見ましょう。第1グループから生放送だって。競技の中でもいちばん大変なパターンだよ記事書くのが(笑)。女子は誰が勝つのかわからないのでめっちゃ痺れます。男子は高橋君の仕上がり具合でかなり左右されると思います。レジェンドオンアイスで見た感じキレッキレだったので、あの調子で出てきたら表彰台じゃないかな…。羽生君が欠場なのが本当に無念です。オリンピックメダリストが揃ったのに!ついでにレジェンドオンアイスの記事も置いとく→「NHK杯2018⑲

じゃあもう忙しいから!グッバイ!クリスマス?知らんわ全日本が優先!どうせお金ないから知らんわーーーー!!!←号泣

フィギュアスケートのことがたぶんもう8割近くなったんじゃないかと思うはてなブログはこちら→「うさぎパイナップル

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