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子どもを初めて遊園地につれていって

小さい頃、年に一度くらい家族で遊園地にいっていた。

小学校に入るまでは高槻に住んでいたからエキスポランド。
エキスポランドには無料で子どもがあそべるエリアがあって、対象年齢が分かれたお城を模した筒みたいな遊具や、水をこぐペダルなんかを2つ上の姉とキャッキャ言いながら遊んでいた。乗り物は2、3こしかのらなかったと思う。お化け屋敷とかは乗った記憶があるな。なぜか我が家では最後に乗るのが観覧車という流れがあり、観覧車にのったら家に帰る合図だった。

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小学一年生の時に枚方に引っ越し、ひらかたパークに行くようになった。
父親は曜日が関係ない仕事をしていたので、運動会があった日曜日の振替で小学校が休みになる月曜日は遊園地に行くことが多かった。冬になったら新聞屋さんがスケートの割引券をくれるので、スケートはひらかたパークで父に教わった。そういえば菊人形も毎年のように見た記憶がある。
私が小学生の頃のひらかたパークはまだリニューアル前で、今観覧車などがある山の上の方のエリアは野鳥の森と呼ばれるエリアでいろんな鳥がいたり、麓には大きな池があって、舟を漕いだりもできた(姉と二人で乗って漕ぎ方がわからなくて池の真ん中で動けなくなり、スタッフの方に助けてもらったことがある)コースターといえばジャンボコースターという名前に似つかわしくない小さなコースターだけで、レッドファルコンが入った時は本物のコースターな感じがしてワクワクした。(夫は山場がないとぶーぶーいってたけど!入った時は話題だったんだから!!)大学2年生の時にはプールサイドで浮き輪や焼きそばを売るバイトもした。

子どもの頃不思議だったのは、家族で遊園地に行っても母親がほとんど乗り物に乗らないことだった。
小さい頃は妹の私だけ身長制限に引っかかって、姉が父と乗り物にのるのを母と二人で手を振って見ていたが、私がいろんな乗り物に乗れるようになっても姉と私の二人で乗るか、父も加えて3人で乗るかだった。最後の観覧車だけは家族4人で乗っていた。それを私は「お母さん、乗り物が怖いんだな」と思っていた。どうかすると「ノリが悪いなぁ」くらいの感覚でいた。

昨日、子どもたちと初めて遊園地に行ってわかったことがある。
一つの乗り物が400円くらい。家族4人全員で乗ったら1600円。10個のったら16000円。母親が我慢したら4000円浮く。父親も乗らなかったら8000円浮く。小さい時はフリーパスなんてなかったから、乗ったら乗った分だけ費用がかかった。
母親は乗りたくなかったんじゃなくて、乗れなかったんだ。
自分が遊園地に連れて行って初めて解ったことだった。

上の子には1800円のフリーパスを購入して、一人で乗れるものにはひとりで乗せて、乗れないものは父親か私が乗った。汽車だけ家族4人で乗って。

また行こう。今はフリーパスがある。今度はお弁当を作って節約して、フリーパスを4人分買って思う存分乗り物に一緒に乗ろう。
しかし、高いところが苦手なので、最後の観覧車はルーチンにできそうにはない。

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遊園地の閉園が相次いでいるけど。少子化とUSJに押されて経営も厳しいだろうけど。
どうかひらパー、頑張って。

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