自分的2023年坂道グループ楽曲ベストソング+α
お疲れ様です。
当noteでは坂道シリーズ(日向坂46・櫻坂46・乃木坂46)の楽曲感想記事を頻度高く更新しており、このnoteを開設した2020年は日向坂記事のみだったんですが徐々に他グループにも食指を伸ばし始め去年からは各三坂新譜が出るたびに誰にも頼まれていない感想記事を書き連ねるアカウントと化しています。近々の記事一覧見ると坂道メインみたいな感じになっており、ここ1年ちょいで当noteに辿り着いた方からはその専門の人みたいに思われてるフシもあるでしょう。どうしてこうなった、誰か助けてくれ
さて、X(旧Twitter)アカウントでは今回のお題の年間坂道ベストソングなるものを昨年も上げたりはしてるんですが、
せっかくシングル出す度に感想や評点などを付けるnoteやってるんだから備忘録までに今年のまとめをやっちゃおう、というのが本記事です。今回は突っ込んだ楽曲分析とかは特に行わないのでご承知おきください。
先ずはnote化してない昨年、2022年の振り返り。
自分的2022年坂道グループ楽曲TOP10
という訳で昨年の坂道グループベスト楽曲は日向坂46「飛行機雲ができる理由」でした。東京ドーム公演を終えた時点においての集大成に相応しい楽曲で、歴代でもトップクラスの域だと思います。実質渡邉美穂卒業ソングになってしまい近々のライブで披露されることが無くなってしまったのが残念。卒業文脈を取っ払ってこれからの日向坂に継承してほしい楽曲です。
それでは以下より本題、の前談。
<特別賞>アルノーマリティー / 中西アルノ
今年は各グループの新参者(乃木5期、日向4期、櫻3期)が個人PVを出しました。ベストソング記事を作る上でこの曲を取り上げたかったのですが流石にこれをランキング内に組み込むわけにもいかんかったので。彼女の可愛さ、パーソナリティ、そして楽曲の良さがふんだんに詰まった内容です。CD買ったけどこのPVは未だに回してます。ちなみにランキングに組み込むなら今年の坂道楽曲でTOP5に入ります。
では本題。今年の坂道グループが出した楽曲のTOP30を振り返ります。
自分的2023年坂道グループ楽曲ランキング
<30→21>
こちらはランク次点的な感じですね。続いての20位からカウントダウン方式でコメントを添えます。
<20→11>
20. 桜月 / 櫻坂46
楽曲そのものというか櫻坂はこの路線が好きなんですよね。欅坂でいう二人セゾンから不協和音に行かなかった世界線。
19. 静寂の暴力 / 櫻坂46
そして自分は櫻坂のこの路線に民意ほど乗れてないんですよね。おそらく三坂道ぜんぶ聴く他のリスナーはもっとこの楽曲高評価、なんならベスト候補では。ただ作編曲が辻村有紀・伊藤賢サウンドという事でクオリティは確か。
18. 人は夢を二度見る / 乃木坂46
いわゆる乃木坂のパブリックイメージ的な楽曲。正直初聴の印象はそこまでだったんですが、民族チックなベースラインを中心にイヤホンで聴くと鳴ってる音がコンボ決めたときの音ゲーみたいでおもろい。振付のドレスふりふりはやっぱりにしたんクリニックに見える。
17. コンビナート / 櫻坂46
既存曲だと"Dead end"の系譜、四つ打ちに派手なアレンジが乗っかる疾走感のある楽曲。増本センター抜擢おめでとう。欅だとアンビバレントとかもこの枠だと思うんですがこういう勇ましい厨二ソング好きなんですよね。
16. 心にもないこと / 乃木坂46
安定の杉山印、ファーストインパクトというよりも徐々に身体に浸透していく感じですね。推しポイントは2サビ前「ちゃんと理解してもらえるんだろう?」の和ちゃんボーカルですね。MVのステージ上でロールプレイのアイデアは凄い。
15. Monopoly / 乃木坂46
楽曲の王道爽やかアイドル路線から諸々の仰々しいプロモはチグハグ感が否めない点はありますが、とても好き曲です。その王道ラインの中で久保史緒里ボーカルが楽曲の底上げをしてる。MVも可愛いとアートの両立でこれぞ、というクオリテイ。日本のトップアイドルゆえを見せつけた映像ですね。あとさくちゃんが超絶かわいく撮れてる。
14. 恋は逃げ足が早い / 日向坂46
9th、これが表題でよかったよね…過去曲のオマージュもありつつポップと郷愁が両立してる素敵な楽曲です。ライブではちゃんと現地が曲の力で湧きます。クソコラMVはもうちょいどうにかならんかったかとは思うけど。
13. 承認欲求 / 櫻坂46
攻めたな~という櫻坂直近の表題。リズム重視のメロとサイバー感強いEDMが耳心地良い。そして近々の櫻楽曲はとにかく音質が良い。キックがちゃんと重く聴こえますね。それでいて音の粒が細やかで各楽器やSEが喧嘩してない。ぜひこのノウハウを他グループにも…
MVは森田のるんちゃんが相変わらずラスサビ前でぴょんぴょんしてる。3期も合流、フロント抜擢で未来は明るい。
12. 考えないようにする / 乃木坂46
MV補正が大きいところはありますが。センター冨里奈央のパーソナリティに寄り添いつつ楽曲の世界観を単なるラブソング以上のものに押し上げてる。それも安心安全の杉山印の楽曲がベースにあるという前提はありますが。堅実な良曲です。
11. ガラス窓が汚れてる / 日向坂46
こちらも杉山勝彦楽曲ですね。表題でも全くおかしくない出来の楽曲。もし日向坂が「けやき坂46」としてデビューしていたら表題シングルになっていたかも知れませんね。反抗を表す詞が尾崎豊しか引き出しないんですかというのは気になるけども。ベースがずっとブリッブリに鳴ってるのが音楽的には聴きどころです。
<10→1>
10.ドローン旋回中 / 櫻坂46
ポップでキャッチーなスカチューン。オタクの「そうそうこういうのでいいんだよ!」に100点で応えた楽曲。aokadoの青葉さんことA-NOTEさんに敬礼。ただMVは可愛さと爽やかさの裏にどことない不穏さも合わせ持っていて…な内容。乾いた空気感ある映像も良い意味で楽曲とアンバランスで印象に残る。
9. 僕たちのLa vie en rose / 櫻坂46
化粧品やお菓子のCMソングで流れてそうなポップソングですね。天ちゃんのボーカル力が上達しまくってます。サビのシンコペーション(拍ずらすやつ)が超気持ちいいです。(この曲のサビで言うと「"ぜ~"んぶ」←ココ)
作曲の中村泰輔さんとTomoLowさんは今年からタッグを組み始めた印象ですがめちゃくちゃ相性良いと思います。
8. 見たことない魔物 / 日向坂46
日向4期の初々しさ、瑞々しさをこれでもかと表現してる楽曲。現地で観ると彼女たちの熱量が伝わってきます。ひらがな期~デビュー時の日向坂に彼女らを重ね合わせる声が多いのも納得です。実際にリズムパターンやMVはドレミソラシドを継承しているようにも感じる。個人的にはもっとリードシンセや低音がバキバキなトラックだったら嬉しかった。
7. 黄昏はいつも / 乃木坂46
あんまり坂道ファンでこの楽曲に言及してる人いないよね…隠れた名曲だと思います。80~90年代のレトロアイドルポップを見事にアップデートしてる。儚いウィスパーボイスの遠藤さくら、アニメチックだけど意思の強い井上和両名の声質がめちゃくちゃマッチしてるんですよね。単純に自分がこの2人の歌声好きマンと言うのはあるんですが。ユニット曲として一度の配信ライブお披露目で終わるのは勿体なさすぎる。
6. Start over! / 櫻坂46
櫻坂、再起の一曲。
上記で軽く触れましたが自分は「"五月雨よ"~"桜月"路線」がこのグループに求めてるものなので皆結局これが好きなのね…と思う所は多少あるんですが実際にこのクオリティを見せられたらね…実際に数字で結果も出てるしこれが正解ルートだったのでしょう。"承認欲求"でも触れましたがとにかく今年の櫻坂表題は音質が良い、明らかに他坂とクオリティが違う。間奏ピアノソロ~Dメロ~ラスサビのドラマティックな展開は間違いなく今年の坂道クリエイティブのハイライト。「いやそれ坂道でできるんかい!」っていう。個人的2023年のベストトラック(音質)賞です。
5. 最初の白夜 / 日向坂46
日向坂一期生楽曲、潮紗理菜さん最後のセンターですね。こちらも中村・TomoLowコライト案件で、明らかにアルバム新録でこの曲だけ音像が冴えてる。詞も良質で秋元康は卒業ソングではまだ枯れていなかったと言う…
こうして聴くと一期生は歌えるメンバーが多い。みーぱんが舞台を経て更に歌唱力がアップしてますね、1サビ前のボーカルは必聴。これだけ荘厳な楽曲でラスサビ終わりアウトロなしで3分40秒で終わるのも好感度高い。飛行機雲もそうですが、卒セレで終わるのではなく歌い継いで欲しい楽曲です。
4. Cool / 櫻坂46
自分的今年の櫻坂ベストソング。タイトルに違わぬクールなダンスチューン。櫻坂は今年売れたのではなく、5thシングルまでこの曲のような確かなクリエイティブを積み重ねた結果が今年のジャンプアップに繋がった、が正しい見方だと思います。"摩擦係数"とかもこのラインだと思うんですが「お洒落と厨二が争ってお洒落が勝ってる」みたいなちょっと体温低めの楽曲が自分的フェイバリットです。サイケな洋画チックのMVもイイネ
3. おひとりさま天国 / 乃木坂46
いや、これを見てるみなさんの言いたい事もわかります。落ち着いてください。さすがに自分もこのタイトルや詞にOKを認める感性ではありません。でもだってしょうがないじゃん…自分この"曲"が大好きなんです…
AviciiやOwl Cityを想起するちょっと前のEDMマナーに則った楽曲にコテコテの歌謡曲メロが乗って、確かな歌唱力の久保ちゃんなぎ様がそれを底上げしてるんですよ。こんなもん好き確定じゃないですか。詞のマイナスなんて全然気にならないってもんです。なんなら「海でも山でもキャンプでも~」とかはめっちゃメロとの相性よくてけっこう好きです。MVもいわゆる意識高い系オタクからは敬遠されそうな分かりやすい感じですが、選抜メンバー一人ひとりに愛情を感じる映像でとても好きです。
2. Never say never / 乃木坂46
貫禄のナスカ作曲。個人的今年のベスト乃木ソングはこれ。
「こういう衒いのない応援歌が坂道表題で来るべき」と自分は思ってます。乃木のカラーじゃないというなら日向にください。RENT的なゴスペル要素がある曲なので久保ちゃんをセンターに置いたユニット曲というのは最適解ではあるのだけれど。
この曲の何が良いって、サビ始まりの壮大な応援歌で展開がてんこもりなのに3分20秒台で纏まってるんですよね。2サビが落ちサビになって間奏なしでそこからラスサビ、最後にDメロ畳みかけでお腹一杯の満足感なのにこのコンパクトさ。"ごめんねFingers crossed”とかもそうですが「A→B→サビ→2A→2B→2サビ→間奏→落ちサビ→ラスサビ」みたいな王道展開をちょっと崩してる楽曲はぐっときます。
1. シーラカンス /日向坂46
弊アカウント的今年の坂道グループベストソングは文句なしにこれです。おそらく坂道以外含めても今年いちばん聴いた楽曲。こちらもTomoLowさん作曲に関わってるんですよね…。一年を通して、日向坂4期周りのクリエイティブが非常に冴えていた気がします(去年は乃木5期のターンでしたね)。
今年の日向坂にはかなりネガティブなコメントが散見されており、なんなら過去noteを見ても分かる通り自分もその一角だったりするのですが、諦めずに追っていればこういう曲が産まれるからこそ自分は日向坂に比較的体重を乗っけているのかな…とも思ったりします。
正直、しょげジェニックこと正源司陽子センターは画が引き締まる、というのもありこの曲の評価に上乗せされてる所があるのは否めないです。ただ自分がこの曲をここまで好きになったのはMVやライブよりもひなあいのスタジオライブなんですよね。メンバー個々と楽曲の魅力が伝わる完璧なカメラワークでした。公式で上がってないのでシェアできないのが惜しい。先日鑑賞してきたHappy Train Tourでも幻想的な演出が冴えてて良かった。
それでは、今回の記事は以上です。最後に上記のTOP20を振り返って本記事を終わります。来年もまた素敵な楽曲に出会えますように。
それでは、また次の記事で。
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