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【卒業旅行記】同期と会社退職を祝して3泊4日の旅【4日目】

【4日目・鳴門〜自宅】

最終日の朝。
遂に雨が降っていない朝を迎えた。
といってもすこぶる曇天。でも朝の天気予報によればこのあと雨の心配は無さそうだったので、折りたたみ傘はボディバッグからリュックへ移動。

ちなみに朝は7時前に起床した。
4日間ずーっとアラームより先に目が覚めるかなり健康的な日々。
あれだけ歩いて疲労していてもすっきり起きられるのだから、毎晩欠かさず飲んだアミノバイタルとキューピーコーワゴールドのおかげだと信じている。

朝食を済ませ、ホテルから出ているシャトルバスに乗り込み、うずしお観潮船の船着場に向かう。
やっぱり鳴門といえばうずしおなので、各地から観光バスが来ていた。

船に乗り込むと、半数の乗客が船内の席には座らずすぐに外のデッキに陣取っていた。停泊中の今でさえこんなに北風が強いのに、出航したらどれほど寒いのだろうか。「どうする?」と互いに目を見合わせた。結果、出航ギリギリまであたたかい船内にとどまり、出航してスピードが上がり切った頃にデッキに出た。

さ、寒い。寒過ぎるのではないか。
冷たい風に耳がもはや千切れそうだったので、とりあえずアウターのフードをかぶって風を凌ぐ。友人はスカーフを頭に巻いて「これならいけるわ」と謎に強気だった。

大鳴門橋の下
橋から離れると波立たない

橋の下で海流がぶつかりあって、いくつか渦巻いている様子を見ることができた。ずっと写真や動画を撮っていたけど、一番綺麗にくるくるっと巻いて見えたうずしおの時に限ってぼーっと海を眺めていて「おお〜」と言いながら呑気に拍手していた。デッキに出ている他の乗客からも拍手が聞こえて、なんか良かった。

結局30分の周遊を終えるまでデッキで冷たい風を浴び続けた我々。江ノ島とかの潮風を浴びると物凄くベタベタして髪もぎっしぎしになるのに、この辺りの潮風は全然そんな気がしないのはなぜなんだろう。不思議だ。

うずしおを見たあとは、大塚国際美術館へと向かう。昨晩ホテルの支配人風おじさまから、バスかタクシーで移動するのがいいと教わっていた。
一応「歩いたら遠いですかね?」と確認してみたところ「いやいや歩きは無理ですわ、えらい大変だからタクシー捕まえるのがよろしい、タクシーいっぱい止まってるから乗りなさい」と言いつけられた。
しかし、ここ数日で散々歩き回っていたわたしたちは、一旦グーグルマップで調べてみることに。
どうやら20分で着くらしい。ほほう、なるほどね。

それじゃあ、もちろん、歩く。

海沿いの道を、時々通る観光バスや大型トラックに気をつけながらずんずん歩く。

うん、やはり全然歩けた。

「大塚国際美術館」では、特殊技術によって陶器の大きな板に原画に忠実な色彩・大きさで作品を再現、複製した西洋名画1,000余点を展示している。

ゴッホ 夜のカフェテラス
モネ 日傘の女
ダヴィンチ モナリザ
フェルメール 真珠の耳飾りの少女
ムンク 叫び

こんな感じで、名画がとにかくたくさん飾られている。
しかも館内がおそろしく広い。地下3階から地上2階までフロアがあり、そのすべての階にこれでもか!!というくらいの展示が溢れている。
しばらくは友人と一緒に色々話しながら見て回っていたが、あまりにも数が多いのでそれぞれ興味があるものないものもあり、段々鑑賞のペースがずれていく。
鑑賞コースは足元の矢印や作品に振られた番号などで順を追っていけるようになっているが、正直古代の作品はよくわからないので、私はその辺はさっさと通り過ぎて、代わりに近代絵画は時間をかけてゆっくり回った。

一度だけ友人とたまたま合流したが、結局2時間くらいは各々館内を巡っていたと思う。
私が一通り見終えた頃、友人からそろそろお腹が減ってきたと連絡がきたので合流することにした。
「いまどこ?」「75(作品の通し番号)」「それ何階?」「ゴッホの階」「いやゴッホ何階よ」という無駄なラリーを続けながらなんとか合流。

朝食もしっかり食べていたので、軽くケーキとお茶を飲んで行こうかということになって、私はモンブランを、友人はフルーツケーキを注文。
モンブランはからだが震えそうになるくらい甘ったるく、コーヒーをブラックにしておいて本当に良かった…と思った。

そのあと1時間くらい最後の鑑賞タイムを各々過ごして、大塚国際美術館の前から、新神戸へ向かう高速バスに乗り込む。
遂にこの卒業旅行も終わりを迎えてしまう。

道路の渋滞もあって、新神戸駅に着いた時には、新幹線まであと20分くらい。
ということでお互い急いでお土産タイム。
本当は色々おしゃべりしながら隅から隅まで見てまわりたいところだが、2人してなるべく荷物を増やさないように各所であまり買わず新神戸で買おうとしていたので、ここで買い逃すわけにはいかなくて大騒ぎ。己との真剣勝負だ。
美術館同様、散り散りにお土産コーナーに解き放たれる。

なんとか新幹線にも間に合って、3泊4日の旅がいよいよ終焉を迎える。
帰りの新幹線で食べる小さなお弁当やお菓子が、体に溜まった疲れを癒すようだった。
きっと帰り道は爆睡だねと話していたが、美術館から新神戸までの高速バスでしっかり仮眠をとっていたので、一睡もすることなく帰ってきたのであった。

【4日目歩数】

15,670歩

【4日目支出(1名分)】

復路新幹線+現地交通費18,360
大塚国際美術館入館料(ホテル販売前売券)3,160
モンブランとコーヒー900
自分お土産4,500
★支出合計(1名分)…26,920円

【4日間総歩数】

68,779歩

【4日間総支出】

114,190円

【まとめ】

とことん雨に恵まれた4日間でした。
雨女の強烈なパワーを改めて実感。
よく歩いて、よく食べて、よく眠って、よく喋って。
今までの旅行よりも仕事の話をする時間が少なくて、穏やかで、のんびりした旅になりました。

勤続9年、本当におつかれさま、わたし。

さて、次の旅行も待ってるので、すぐにパッキングにとりかからなくちゃ。
次は初めての8泊9日!
大型国内旅行に行ってまいります!!

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