見出し画像

バイオリンを弾き、DTMもする人が思った「モニターヘッドホンの選び方」

モニターヘッドホンを選ぶときに「密閉型」と「開放型」そして「セミオープン型」で悩むことがあるかもしれません。

もしこの3種類をご存知ない方は違いも含めて説明していきます。よければお付き合いくださいね。ご存知の方は飛ばし読みでも大丈夫です。


密閉型モニターヘッドホン

「密閉型」とは要するにヘッドホン外の音をシャットアウトするような設計のことです。

具体的にはポピュラー楽曲のミックスダウンをするような人に最適のヘッドホンになります。

私もDTMで打ち込みをしたり、ミックスする時にはこのタイプを使っています。

開放型/セミオープン型モニターヘッドホン

「開放型」と「セミオープン型」はヘッドホン外の音も通します。外音を通すというのは一見不都合にも思えます。「いつ使うの?」って思いますよね?

私の場合は伴奏音源に合わせてバイオリンの練習や録音を時に使います。

外音を通すということは、いま自分が出している生の音を確認しながら弾くことができるメリットがあります。

そしてアコースティック楽器の場合、マイクを通した音と生音の差が大きいので、これは大きなメリットになりえます。

開放型とセミオープン型の違い

「開放型」は外音をほぼ全て通すようにする一方「セミオープン型」は少し減衰させます。

私は「セミオープン型」を使っています。

理由は「開放型」は外音を通すと同時に中音も外に漏らします。録音する時にマイクが音漏れした音を拾ってしまうことが発生します。

「セミオープン型」も音漏れは発生しますが、「開放型」よりはいくらかマシで、ヘッドホン内の音を最小限にすれば大丈夫です。

どの製品がおすすめ?

この世界ではSONYのMDR-CD900STが有名です。SONYは重低音がうるさいイメージが付いていますが、それは普通の「音楽を聴く」専用のヘッドホンの話で、「音楽を作る」ためのモニターヘッドホンはそうではありません。

特にモニターヘッドホンは基本的にヘッドホンの個性を消してニュートラルな音質になるよう設計されています。極論言ってしまえばどこのメーカーでも個性が出にくいということです。

メーカーよりも、何を求めるかによって選択をしたらいいと思います。

例えば耳を完全に覆うタイプのイヤーパッドにすれば耳たぶが痛みにくいです。あるいはヘッドホンのカチューシャ部分の調整方法も検討材料になるかもしれません。

うさぎもなかが使ってる製品

私が使っているメーカーはAKGというオーストリアのメーカーです。今は韓国のサムスン電子の傘下に入ってます。

私は密閉型→K182を、セミオープン型→K240MK2をそれぞれ使っています。

この記事のメインビジュアルになってるものですね。

たまたま私が20年近くAKG製品を使ってきた経緯があるのと、他社と比較して少しだけコストが抑えられることから重宝しています。

どこで買うのがいいか?

私はこういう「工業製品」はもっぱらサウンドハウスで買っています。

モノ自体はヨドバシで買ってもサウンドハウスで買っても同じなら、安い方で買うのが理にかなっていると感じます。

いかがでしたか?モニターヘッドホンは用途によって種類も変わってくるのが注意点でした。みなさんのモニターヘッドホン選びの参考になれば幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?