33歳からライティングの勉強を始めた。挫折しながらも思わぬところで仕事の役に立った話。

こんにちは、usapiyoです。今日は、私がSHEに入会するまでの人生の葛藤と、入会してから感じた、いつの間に仕事に役に立っていたこと、これからどう仕事に活かしたいかをお話しします。大人になってからの習い事は「実にならなかったらどうしよう」と、年をとればとるほど身構えてしまいます。実は私も過去に実にならなかった失敗例がたくさんあります。ですがSHElikesの講座は今までのものとはちょっと違うと感じています。

これから始めるか悩んでいる方、始めたけどなかなかうまくいかない方に読んでもらえると嬉しいです。

33歳を振り返る

日曜日の夜から憂鬱は始まる。

ああ、明日からまた仕事だ。

やれやれやっと1週間が終わったと安堵したのが、ついさっきのことのように思ったが、もう週末は終わろうとしていた。

私はいつからこんなに仕事が嫌になっていたのだろうか。

私は今年で33歳になった。大学生の頃は、30代といったら結婚して家庭を持っていて、仕事もベテランの位置として活躍しているものだと想像していた。

実際は、どちらも達成していなかった。独身で一人暮らし、仕事は大学の有期事務職員として、毎日ゆるい事務作業をして過ごしていた。

仕事にも、生活にも熱意がなく、ぼんやりと健康だけを考えて生きている。

このまま気ままでゆるく生きるのも良いかもしれない、しかしその反面私は人生の物足りなさを感じていた。

私は20代の頃、旅行会社の添乗員や専門学校の責任者として毎日飛び回っていた。家で過ごすことはほとんどなく、残業や休日出勤を苦とも思わず、「仕事こそ人生だ」とアドレナリン全開で猛烈に働いていた。

結果、30歳の時に体を壊した。

放置していた睡眠障害や過敏性腸症候群が悪化して、さらに原因がわからないアレルギー症状も出てきだした。誰がどう見ても休息が必要だと判断し、生活にゆとりのある事務職員に転職した。

転職したての頃は、まるで今までの働き方が幻だったかのように、きちんと8:30に仕事が始まり、17:15に仕事が終わる。残業をしたとしても1時間くらいなものだ。

1年目はすごく快適だった。生活時間にゆとりが生まれたことで毎日自炊をし、睡眠時間もたっぷり確保できたおかげで、病状はすっかり回復した。

しかし体は元気になったが、自分の中で段々心の覇気がなくなっていくのがわかった。

人生を一生懸命生きている気がしていないのだ。旅行に行ったり、ゆっくり読書をしたり、新しい料理のメニューにチャレンジしたりもしたが、前ほどの生きる力が湧いてこない。

日曜日が来るたびに思う、「私はこれでいいのか」と。一方、「いや、もう33歳だし、今からやれることなんてもうないだろう」「今からやって、失敗したらすごく恥ずかしい」その葛藤を繰り返す。

でも、もしもう一度スタートラインに立てるなら何がしたい?

体を壊さずに、情熱を注げる仕事が他にあるのではないか?

そんな時、インスタの広告で「WEBライター」の文字を目にした。

今まで考えたこともなかった職だったが、直感的に心が反応したのがわかった。それがSHElikesとの出会いで、私はすぐに体験レッスンを申込み、その日に入会を決意した。

33歳で再出発を決める

私は前職で航空専門学校の責任者をしていた。小さな塾のような規模であったが、学生たちが目指すのは国内大手の客室乗務員、グランドスタッフ。毎日が就職活動で、毎日エントリーシート添削や面接の練習をしていた。一見大変そうだが、私は案外苦痛に思わず、むしろエントリーシートを一つの作品として念入りに添削をしており、その作品が通過したとき、この上ない喜びを感じていた。その頃から私は文章を考えることが好きで、自分の言葉を誰かの役に立てたいと、そう思っていた。

SHElikesに入会して1か月目、私は順調にライター講座を受講し、ゆくゆくはフリーランスのWEBライターになるという、人生の再出発を決めた。

再出発の証として、最初にやろうと決めたことがある。

「自身のブログを開設する」

ライターの仕事を獲得するには、企業に提示する実績が必要だ。しかし私は全くの未経験のため、実績がひとつもない。SHEの先輩方の話によれば、初案件獲得の時に使っていたポートフォリオ(履歴書)には、SHEの宿題と、自身のブログ記事を載せていたとのこと。

ブログは、noteやアメブロなど無料でできるものもたくさんあるが、私はかなり気合が入っていて、無料でできるブログではなく、ワードプレスのマイホームブログを作りたいと思った。開設には約1万円ほどかかるが、悩まずすぐに開設を決めた。

SHEにはワードプレス講座というのがあり、「そもそもワードプレスって何?」という勢いだけ立派な私みたいな人にぴったりの初心者講座がある。この講座のおかげで安心して開設ができ、マイホームができていく過程が楽しくて仕方がなかった。

ブログを開設して1か月、記事数は30。読者は親しい友人しかいないが、毎日アウトプットすることで「書くこと」を習慣付けることができた。

他にもWEBデザインやマーケティングなど、受け放題でつまみ食いできる講座がたくさんある。コーチの方とオンラインで講座の進捗状況や、悩みを相談できるので、私が今まで挫折して実にならなかった「自分のメンタルだけで頑張る」感じではない。こんな私でも頑張れそうだと思っている。

いつの間にか仕事で役に立っていた

ライティング講座を受講し始めて2か月、思わぬところでその成果が発揮された。

現在の仕事大学事務では、会議の議事録作成を担当しているが、その議事録の出来が非常に良いと褒められた。毎月やっていることだが、今まで褒められたことは一度もなかった。

また、非常に依頼しにくい教授へのメール文を上司の代わりに作成したところ、これまた非常に褒められた。

こんな小さなお褒めがどんどん増えていき、今後文書作成はusapiyoにお願いしよう、という思いもしなかった評価をもらった。

もちろん、私は事務職で評価されたくてライティングを学び始めたわけではないが、早速評価をされてとてもうれしく思った。

こんな小さなお褒めの積み重ねが、周りの信頼に繋がっていく。口コミとはこういうことなのかもしれないと、感じた。

申し訳ないことに私はフリーランスのWEBライターになりたくて、いつかは退職する身だが、最後まで精いっぱい役に立ちたいと思った。

未来の私は

SHEに入会して4か月が経った。残念ながらまだライターの仕事は受注できていない。先輩たちの中には「1か月で初受注」とか「3か月でフリーランスになった」とか、うらやましい話がたくさんある。私はただの1件も受注できていないことに、もどかしさと悔しさと情けなさを感じてしまい、「自分にはやっぱりできないかもしれない」と、1か月ほど受講をストップしてしまったりしていた。

しかし私は今日、またSHEに戻ってきた。

1か月間毎日、「自分はどうしたいのか」24時間考え続けた。

このまま楽に事務をやった方が傷つかなくて済むし、努力もしなくていい。平穏に生きたらいい。

そう自分をなだめながらも、私の指はSNSでライター案件を探していた。

なんだ、全然諦めていないじゃないか。

一度逃げた自分は笑い飛ばして、今日もまたスタートラインに立とう。

戻れる場所がある、応援してくれる人がいる、こんな心強いことはない。

大丈夫。何度でも、何度でも、SHEはいつでも、頑張る人を応援してくれるから。

今からでも遅くない、一緒にやってみよう。





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