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【翻訳記事】海外のbo3大会優勝構築 モスノウ入り超耐久ポケモン ダブルバトル

こんにちは、兎もちでちゅ。
ちょっと気になった構築があったので許可を得て翻訳記事を投稿します
@_Daazak
↑翻訳元の記事を書いた方
Daazakさんのフォローをよろしくお願いします

https://x.com/thelabmaus/status/1767013599803838588?s=46&t=9OuYmHcMcPMLhf5YVMeb0w



やあ!私はイタリアのvgcプレイヤーのdaazakです
今日はお気に入りのモスノウでトーナメントを優勝した構築を語っていきます

構築経緯

なぜモスノウ?

モスノウについて少し話します
私は剣盾からvgcに入ったけど、ガラルでモスノウのビジュアルが気に入りました!
でも対戦ではダイマックスしてもすぐワンパンされるし特性が強いのに相性が悪くて残念です!
でもsvではテラスタルが相性が良さそうだからモスノウワンチャンあるかもって思いました!

並び

トッププレイヤーが使って一躍人気になったアーキタイプです!AlexGomezやEricRiosと似た並びで、コンセプトも大体同じ!

ガエン、バレル、ジャラランガは物理に対してめちゃくちゃ強い
ガエンは威嚇と捨て台詞で火力を削ぐ、ジャラランガは鉄壁さえ詰めれば倒せなくなる、モロバレルはジャラランガの攻撃、詰みのサポートができる。この並びはこのタイプの構築全てに共通しています


ディンルーはヘビボンでハバカミしばいたり、特性でDを補える
ジャラランガの障壁となるポケモンに強い!後で詳細を

ポリ2はこのレギュレーションで一番過小評価されてるポケモン
めちゃくちゃ硬くてトリル貼れて回復もできて
ダウンロードでCを上げるとテラバーストで火力を出せる

モスノウはいろんな理由があって採用した
化身ランド、タケルライコ、暁ガチグマへの新たな解答であり、蝶の舞を積むと高速スイーパーになることもできるため、ゲームスピードを管理できる。
マイナー故に油断されることも多く単独で勝率することもあった

総評

全体としては耐久力が高く、交代と回復を使ってゆっくりプレイできるので好き!
-相手がこちらを倒すのに苦労する間に相手にダメージを蓄積させる
-積むと耐久力も上がる
-試合を長引かせてるtodもできる
-あまり対策されていない並びであること
-相手のサポートやトリッキーな動きを無駄にする(そのおかげでヘイラッシャに勝って優勝)

このチームは勝利へのルートがたくさんあり、それを絞ることが大切

個体解説

ガオガエン


ガオガエン@ぼうじんゴーグル
特性 いかく
テラスタイプ:ゴースト
性格:わんぱく
実数値:200(236)-135-147(188)-X-121(84)-79
※素早さ個体値29
フレアドライブ
はたきおとす
ねこだまし
すてゼリフ

練習と大会、どちらも合わせてこのルールで一番使ったポケモンであることは間違いない。
このチームはガオガエンのサポートを最大限に活用してると言っても過言ではない。
この構成は耐久力が高く猫騙しで相手の行動を防ぐ一般的なものであり、そしてジャラランガやモスノウの積み技をサポートします。

フレアドライブは炎タイプの強力で必須の攻撃技。
はたきおとすで突撃チョッキを落としモスノウの攻撃を通しやすくする、ぼうじんゴーグルを落としモロバレルを動きやすくする。
すてゼリフは相手の火力を削ぎながら交代する。
はたきおとすはジャラランガの邪魔になるゴーストテラスガオガエンにも有効。

努力値
A252+ 水オーガポンのテラスつた棍棒を確定耐え
C252 ハバタクカミのメガネテラスムーンフォースを耐える
sの個体値29は相手のガオガエンより遅く、かつトリックルーム中には速く動くためのもの。

ぼうじんゴーグルを持つことでモロバレル、ゴーストテラスによりトリルやパオカイに強くなった
決勝戦のゲーム3ではゴーストテラスを使い、相手の攻撃を耐えながら威嚇をリサイクルして勝ったそう

モロバレル

モロバレル@ゴツゴツメット
特性 さいせいりょく
テラスタイプ みず
性格 ずぶとい
実数値 219(236)-81-132(236)-105-105(36)-50
※攻撃個体値0
キノコのほうし
いかりのこな
かふんだんご
まもる

モロバレルはキノコのほうしで相手を眠らせ、かふんだんごで味方を回復することで試合を遅くし、細かくアドバンテージを稼げるのでこのチームに最適です
トリル中に相手より先にキノコのほうしを打ち眠らせることで、積み技のサポートが容易
構成は一般的で、ゴツゴツメットはねこだまし使いを咎め、パオジアン、水ウーラオスのタスキを割るのに有用。

努力値は災いの器などがあるため物理に寄せています
HP3n 再生力の回復量最大
252+ ドドゲザンの黒いメガネドゲザンを2回耐える
252 ハバタクカミのテラスメガネムンフォを水テラ時に2回耐える
水テラスはエンテイなどの炎ポケモンに有効

ジャラランガ


ジャラランガ@たべのこし
特性:ぼうじん
テラスタイプ:はがね
性格:わんぱく
実数値:182(252)-131(4)-182(156)-X-137(92)-106(4)
アイアンヘッド
ボディプレス
てっぺき
まもる

最初のスイーパー。
一回でもてっぺきを使うと倒すことが最も困難。

まもる-自信を安全にする
てっぺき-セットアップのため
ボディプレス-スイープするため
アイアンヘッド-ハバタクカミを倒すため
自明の構成です。

ぼうじんはモロバレルに対してのメタとして有効です。
しかしフェアリータイプの4倍弱点を持っている事は最悪なのではがねテラスタルも必須。
長く場に居座るためたべのこしの回復量が差を生みます。

努力値
Sacrament Regional でMichael Zhangが使用して優勝したものと同じ。
てっぺき一回のボディプレスでやわらかいオーガポンを一撃で倒せる
Cブーストハバタクカミのシャドーボールを2回耐える
(ジャラランガのまもる+ディンルーのヘビーボンバーなどの行動を、まもるで様子見することができるブーストカミに対してはテラスタルを強要されることが多く、テラスを使った後にシャドーボールをよく打たれるため、この計算は重要です)

ディンルー

ディンルー@とつげきチョッキ
特性:わざわいのうつわ
テラスタイプ:どく
性格:いじっぱり
実数値:257(212)-166(164)-146(4)-X-116(124)-66(4)

ディンルーはこの構築の(ジャラランガに次いで)二つ目のコアピースとなる。
(ジャラランガが苦手とする)ハバタクカミに対しての完璧な解答であり、わざわいのうつわ・とつげきチョッキにより高い特殊耐久を誇ります。
主に物理耐久に寄っている上の3匹にとって大きな助けとなります。

バークアウトはタケルライコ、暁ガチグマなどのCを削ぐのに活躍し、わざわいのうつわ、こおりのりんぷん、蝶の舞によるDアップと違う累乗であるため信じられないほどチーム全体の特殊耐久力が上がります。
バークアウトが音技であるため、みがわりを使う化身ランドロスに対しても有効で、相手はc-1、わざわいのうつわによりパワーの出ないみがわりランドロスで立ち往生するしかないためみがわりにダメージを与えることなく交換させることもできます。
じだんだは最も信頼できるタイプ一致技であり
ヘビーボンバーはハバタクカミへの解答です。
ラスト1枠はすなじごく、これは耐久パーティに対しての解答です(このパーティでは相手の耐久パーティへダメージを与えることに苦労し、todになることが時々あります)
すなじごくにより1匹のポケモンを捕まえつつダメージを与えることができるので、そのポケモンを集中して倒し、タイマー切れでの勝利を目指せます。
todで勝った試合は多く、以前は同じ理由でじわれを採用していましたが、信頼度の高いすなじごくを今は評価しています

努力値
かたいハバタクカミをヘビーボンバーで一撃
特防最大
cブーストハバタクカミのムーンフォースを2回耐える

テラスタイプは、フェアリーとかくとうの弱点を消し、相手がディンルーを倒すことができなくなった場合、勝つことが不可能となります。

ポリゴン2


ポリゴン2@しんかのきせき
特性:ダウンロード
テラスタイプ:どく
性格:ずぶとい
実数値:191(244)-76-135(196)-139(12)-122(52)-81(4)
※攻撃個体値0
テラバースト
れいとうビーム
じこさいせい
トリックルーム

私にとって最も過小評価されているポケモン「ポリゴン2」について話す時が来ましたね

このポケモンは基本的になんでもできます
-トリックルームでチームをサポート
-ガオガエンやディンルーなしでも硬い
-回復できる
-ダウンロードでcが上がるとテラバースト、
れいとうビームで良いダメージが出せる
クレセリアより硬く、cアップするとブリムオン並にパワーの出るという素晴らしい性能をしているので、これ以外のアーキタイプにも多用されると思います

毒テラスは素晴らしく、格闘タイプの技を半減に出来るほか、テラバーストでやわらかいオーガポンを一撃で倒せることもあります
ジャラランガの鋼テラス、モスノウの水テラスと並んでたくさんテラスを使いました。

努力値
c252ハバタクカミのメガネムーンフォースを2回耐え
c208タケルライコの+2りゅうせいぐんを耐える
c252+ イーユイのテラメガネオーバーヒートをわざわいのうつわ込みで耐えることが多い
a252+ウーラオスの-1インファイトを2回耐える

このポリゴン2は遅くなく、トリル始動要員であるのにsに4降っています
その理由は、高い耐久と治癒能力により場に居座ることが多く、ガオガエンやモロバレルは特性を使うために交代することが多いですが、ポリゴン2はそうではないので、無振り60族より速くしたかったのです。(翻訳が難しい、多分トリルが切れた後かミラー)

モスノウ

モスノウ@オボンのみ
特性:こおりのりんぷん
テラスタイプ:水
性格:ひかえめ
実数値:176(244)-63-112(252)-161(12)-110-85
※攻撃個体値0
れいとうビーム
テラバースト
ちょうのまい
まもる

このチームのスター。
悪いマッチング(構築相性や試合の流れの面で)も良いものに変え、1ターン放置されるだけでも止めることができなくなる。
モスノウは、タケルライコ、化身ランドロス、トルネロス、フリーザー、暁ガチグマなどに対してめちゃくちゃ強く、水テラスでイーユイ、キラフロル、コータスまでも見ることができます

ちょうのまいはとても素晴らしく、こおりのりんぷんと重なってより硬く、強く、速くし1回積むだけでモスノウの特防は計り知れないものになる。
れいとうビームは強い追加効果を持つタイプ一致技。
テラスタルに大きく依存しているため活用しやすいテラバースト。
炎タイプに対しても強く、仮にモスノウがむしのさざめきやマジカルシャインなどの優秀な技を覚えてもテラバーストを使わない理由はないでしょう

努力値
多くの人がモスノウの努力値について尋ねてきたので説明させてください。
HPを高くして相手の攻撃を耐えることができながら、高いcを活かすため控えめで努力値は耐久に振っています。
オボン、かふんだんごの回復量を最大効率化するためHPを偶数に。
Dは特性で補えるためBを極力厚く。

a252水ウーラオスの雫すいりゅうれんだ2耐え
ハチマキウインディにもテラス時倒されない

威嚇サポートも合わせて、モスノウを倒すのは非常に困難です
sが無振りなのも、トリックルームを使うため問題がなく、トリル中に相手より速くちょうのまいを使い耐久を上げてから攻撃を受け、トリルが切れた後に上から攻撃する動きができることが具体的な理由になります
+2時に化身ランドロスより早いことが目標。

ゲームプラン


ゲームプランと最も一般的な先発

チームと一般的な先発に関しては、チームは特定の先発にあまり依存していません。実際にこのトーナメントでは、先発と後発の両方ですべてのポケモンを少なくとも1回使用したと思いますが、唯一の例外はポリゴン2で、後発で使用したことはありません。
私はVGCをプレイするときに常に2つまたは3つの特定の先発を使用するのが好きですが、特定の先発がなく、重要なゲームでこれまでに見たことのない先発を試したという事実は、このチームがどれほど汎用性があるかについての大きな声明です。
例えばトーナメントの決勝では、トーナメントで使ったことのないKommo-oとTing-Luのリードを使いましたが、使った覚えもありません。

じゃあ、正しい先発を選ぶには?

このチームを使用する場合、先発とゲームプランは、勝率のルートを特定し、その邪魔になるポケモンを倒していくとです。
例えばジャラランガで勝つゲームプランを考えた時に、邪魔になるタケルライコと化身ランドロスを対処するためにモスノウを後発にするかもしれません(この場合、私はポリゴン2・ジャラランガを先発、モスノウとガオガエンorモロバレルを後発)、もしくはディンルーでハバタクカミを対処します(つまりポリゴン2 + ガエンorバレルを先発、ジャラランガディンルーを後発)
または、ポリゴン2、ガエン、ディンルーorバレルを使用してモスノウへの脅威を排除するために、モスノウで勝つルートを取ることもできます

先発は非常に汎用性があり、相手チームのわずかなバリエーションで大きく変化する可能性があるため、先発に関しては、各メンバーの強みと弱みについてすぐに話します。

6体の強み


ガオガエン


チームで最も汎用性の高く、先発でも後発でも素晴らしい役割を果たす。
一番選出しました。
モスノウを使用する場合、威嚇のサポートはほぼ必須です。

モロバレル

非常に汎用性の高いポケモン。
相手が粉技に対して少なくとも3つの耐性を持っている場合、基本的に選出することはありませんが、ほとんどの場合試合に貢献する可能性があります。相手の攻撃を受けることを目的としているので先発としても使用できますが、後発で選出する方が多いです

ジャラランガ

ほとんど後発。
交代で出してからてっぺきを積む機会を待つ。
相手に4体または5体の物理アタッカーがいる場合(ほとんどのホムラ構築みたいに)、
ジャラランガが勝利条件であり、選出する必要があります。

ディンルー

特殊アタッカーにはディンルーを合わせたい。これは、ハバタクカミ(特にブーストエナジー型)に対する解答であり、すなじごくで場をロックする、対耐久パーティへの解答。
先発でも後発でも使う。


ポリゴン2

使う時はほぼ先発。
トリックルームを貼って早い相手に対して有利に試合を進める。基本的に相手のチームが速くてフレイラーであるほど、優れています。


モスノウ

大体後発が多いですが、先発でも出すことができます。ほとんどの特殊アタッカーに対して脅威的な強さを発揮しますが、ほとんどの場合でテラスを使いたいので他のポケモンにテラスを切って無駄にしないようタケルライコ、化身ランドロス、ハバタクカミ、イーユイ、サーフゴーはすべて、ちょうのまいで耐久をブーストされたモスノウに対して何もできないポケモンです。

選出の頻度

ガオガエン> ジャラランガ > モスノウ > モスノウ = ディンルー> ポリゴン2

チームの弱点

完璧なチームは存在しません。よって、このチームもそうです。

まず最初に、試合序盤では高い火力が出せないことです。これは相手の攻撃を受ける立ち回りになるため、選出をミスすると痛いです。

次に、特殊アタッカーと物理アタッカーが並ぶと少し難しくなるという点。
例えば暁ガチグマとテツノカイナが並んだ時、ガチグマに強いポケモンはテツノカイナに強いポケモンではないので、扱いが難しいです。
しかし、ハバタクカミ+パオジアンではこれは起こりません(どちらも一撃で倒される可能性があるため相手は防御的な動きをとる可能性が高い)

そして、苦手な相手がいることです。
1.悪巧みサーフゴー
悪巧みを積まれると厄介なことになるのでディンルー、ガオガエン、モスノウを使って相手します。

2.ガチトリル
誰かトリルを貼るのかの択ゲーム。
そしてエルレイドがきつい。エルレイドに何かできるのはゴーストテラスガオガエンだけなので重要になります。

3.ヘイラッシャ
積みを無効にして高い火力を出してくるため非常に辛い。
てんねんヘイラッシャに勝つための条件は、威嚇を何回も使うことです(トーナメントの決勝戦でやったことです)
どんかんの場合は、すでに鉄壁を積んだジャラランガや、ちょうのまいを積んだモスノウが必須です

モスノウは良かった?

あなたがこの構築記事を見たとき一番に訊きたかったことでしょう。答えは「はい」です。
適切な状況(対特殊)での対戦で非常に強いです。

モスノウはハバタクカミ、イーユイ、暁ガチグマ、サーフゴーと同様な強さ?


いいえ。それらのポケモンはサポートなしでも強力な馬力を発揮できます。
しかしモスノウは得るサポートの影響が莫大ですが、他のアーキタイプでは合わないのでこのチームで輝いています
サポートのおかげで蝶の舞、氷の鱗粉を合わせて最強の状態になることができます。なのでハバタクカミやイーユイの方が良いとなることはありませんでした。
そして何より、他の5体が戦う相手に対して強いという利点もあります。
この点は、採用を検討した他のポケモンにはなかったです。

最後に

このチームについて知れる全てがここにあります。私はこのトーナメントで優勝したことがとても嬉しいし、それをあまり人気ではないモスノウというポケモンで達成したことがすごく嬉しいとす。
この構築を見て、使用率が低いポケモンの採用を恐れないようになってくれることを願います。

これを全て読んだ後、あなたがこのチームを試す時が来ました。
もしそうなら、あなたが得る結果を知りたいのでX(Twitter)@_Daazakで私をタグ付けしてください!

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楽しんでね!さよなら!

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