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気づいたら願った逆順に欲しいもの全て手に入れてた

旅行から帰ってきてから、やたらと思い出すのは小学1年生くらいのころ、アップライトなピアノにかけられていたカバーを、入れ込んだ親の合皮の座椅子の背にガムテープで貼り付けて、その中に懐中電灯を持ち込んで、座席を宇宙船のコックピットに見立てて遊んだ頃のこと。
お気に入りのぬいぐるみとお菓子を持ち込んで妹と宇宙旅行ごっこをしていた。宇佐兎三でございます。

なんでこんなことをこんなに思い出すんだろうと思ったんだけれども、図らずも我が家のリビングは2人掛けのソファをおいたこととその正面に並ぶモニター、そしてカーテンを閉めっぱなしの出窓はまるでそのころのコックピットをちょっと広くしたような形になっている。(別に近未来感なんてないけど、そこはごっこ遊びの想像力でカバー。)

しかもキッチンもあるから、飲み食いし放題。
ドンキホーテではないので、いい歳してさすがに宇宙船ごっこなんかしないけど、それでもたまには妄想というか空想というかに浸りたくなる。

我が愛しのボロ家は理想のマイホームだったのかもしれない

今の私にとってこの家はあくまでも踏み台感覚で買ったのは確かで、リフォームをやっている工務店のYoutuberのリフォーム話をみたり、トップYoutuberの豪華な家をみたりしているけれど、家のDIYが終わるに従って、いまいちやる気が出なくなってきてて、なんでだろうなぁなんて思っていたのだけれども。
というか、古くなったものや壊れたものはボチボチ買い換えているのだけれどもなんかあんまり欲しいものがなくなった感じがしていた。

旅行から帰ってきてなんとなく気持ちがリセットされていたことに加えて、風邪をひいて寝込むほどではなかったのだけれどもGW後半外出は最低限にして引きこもっていたこともあってなんとなく考えていて気づいたのだけれども。

ある程度部屋が片付いた段階で来た妹に

「めっちゃアジトぽいかんじが、うさちゃんぽいよねw」

なんて言われてはいたんだけど、そのときは確かにーくらいだった。

うちの3Fの天井は屋根の形がそのまま傾斜しているある意味屋根裏のような形なのだけれども、その2部屋を物置部屋と寝室にしていて、屋根裏の倉庫と屋根裏のベッド…完全に子供の頃好きだった感じのヤツだった。
隠し階段ではなく、正々堂々とした階段だけど、私の身長でも屈まないと登れないのもちょっとポイント高め。

もちろん今のセンスも含めて配置はしているけれど、自分の買った家で別の意味での子供部屋おじさんをめっちゃしてる(笑)

子供時代どんな豪勢の家よりもなんかアジトっぽさとか屋根裏とかそんなものに憧れがあったわけだけど、もっと合理的な理由でこの部屋割りにしたつもりだったのに図らずも子供の頃に欲しかったヤツだとさっき気づいてちょっと愕然としてしまった。

これで、1Fの空いた部屋に工具を並べれば完璧。
アトリエにしようか撮影部屋にしようかはたまた客間にしようかなんて考えつつ、未だ用途がきまらないままに買ってきたトイレットペーパーと捨てようと思っているダンボールのみがおいてあって、子供の時代の好みに合わせるなら間違いなく工作部屋なんだよね。

そこでよくわかんない機械を発明する。
本当に工具を並べるかはともかくとして、そこまでやると若干のキメラっぽさはあるけれど、宇佐兎三の子供時代の理想のおうちを再現したものになるのは間違いない。

ピカピカの邸宅はすごいなぁと思うけど、私の感性だとなんかやっぱちょっと違うというかあんまりうらやましくないのってそこか!というのになんか気づいた。

インド映画の御館様の大邸宅みたいのまで行くとちょっといいなと思うけど(笑)
でも使用人をたくさん雇わなければいけなくなるわ。

この家はボロいし、特に木部の素材安いと思うし、ケチのつけどころなんていくらでもあるんだけど、この数ヶ月でものすごく宇佐兎三の家っぽくなったと思うわけで、宇佐兎三の家っぽくない部分があるとしたら、ちょっとめんどくさいなっておもってたけどやっぱ壁紙に色塗るか色付き壁紙張り替えるかどうしようかなくらいなんだよね。
あと生活面では本屋がないのは本気で不便だけどね。

数年前までなりたかった逆順でやりたいことを全部やってたつもりだけど

大人になるにしたがって、より現実的な夢をもつ。
だから、やりたいと思った逆順でやりたいことを叶えてくるのは順当だと思っていた。やりたいとおもっていたことのほとんどはなんだかんだでだいたい数年前にまでに全部やっていて(たいした夢なんてなかったとかもあるかもしれない)、そして気づいたら子供の頃理想としていた子供っぽい住環境をまさかの手に入れていて、他に欲しいと切に願ったのは、小学校にあがる前に思った完全自動運転車くらい。

完全自動運転車に至っては数年後の未来を描いたようなドラマでは思った通りのものが再現されているものの、現代ではまだ実用レベルに達してないのと、そもそも5歳くらいのころにこれがものすごく欲しかったのは、「運転できない私でも使える足」という趣が大きかったので、何年も運転していないけれど運転免許を持っている今ものすごく欲しいかと尋ねられれば正直なところ、ぼちぼちくらい。(とかいいつつ手が出る値段になったら買ってしまいそうだけど)

あと、もう一つ何かやりたいことがあるとするならば、
ものすごく行きたいけど、夢が壊れそうでなんとなく行く気になれなかったロンドンでビックベンを見ることなんだけれども。

ピーターパンを4〜5歳のころにものすごく繰り返し見ていて、その後ハリーポッターにはまって、行きたいといえば行きたいけど、現実にある場所だけど同時に宇佐兎三にとってはものすごくファンタジーな場所だから、夢を壊されるのもものすごくイヤで結果的に飛行機の乗り継ぎで12時間ヒースロー空港で待たされるというタイミングもそれだけの時間があればちょっとした観光くらいできたかもしれないけれども、結局空港の外に出ることはなかった。

先月くらいからコロナ明けたしそろそろ海外いくのもいいけどその行き先はロンドンもいいなぁなんてなんとなーく思っている自分もいて。そう思ったのは他にやりたいと思うことがほとんどなくなってしまったからなんだろうなぁ。

さて次の1巡は何をするか。
ここで紡ぐ新しい夢こそ大人になった宇佐兎三のクリエイティビティの本領発揮をしなければいけないところだけどね。

とりあえずのところは、円安だなぁなんて思わずにとりあえずロンドン旅行の計画もたてはじめようかな。


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