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中身がわかってくると怖くなくなる

塗った扉のマスキングがようやく外れたぜ!
宇佐兎三でございます。

▲これの続き。

塗る前は、交換しようか迷うくらい、ドアノブとかもなんとなく綺麗じゃないし気に入らなかったんだけど塗ったらはじめて、

この色いいじゃん

ってなった。というかカワイイ。
たぶん海外にいったときに割とみるような塗装した扉っぽくなって「ボロい」から「レトロ」に昇格したせい。

住みながら自分でいじったりリフォームをすると未来への不安が減る

この家に引っ越してきての一番の収穫といえば、住みながらにしてリフォームしてもらったので、あったものをどかした状態をまじまじと確認できたことだと思う。もちろん構造計算は大事だと思うし、物理的な意味での自力で家を建てるなんてことはしないだろうけれど、壁紙の向こう側、わかっちゃえば案外たいしたことない。

家の構造がブラックボックスなままだと、家がこわれたときにどうするのか本当に怖かったけど、木造住宅ってわりとちゃちくないか?と。

それがわかったのが最大のよかったこと。

実際にこの家が度を越してちゃちい可能性もなくないと思っているけれど、まぁ1年半普通に住めちゃってる。

だからこそ逆にその値段かけて、その木造の新築建てるの?ってちょっと思っちゃったりする部分もちょっとあるわよ。確かに新築ピカピカだったら悩まないところで悩んでいるかもしれないし築30年の家とイマドキの家では、機密性とかかなり違うのかもしれないけれど。

それに少々のことなら倒壊までいかなかったら、ちょっと人の手を借りたらどうにかなりそう。
実家にしろ、前に住んでた賃貸にしろ、住宅って前はもっとブラックボックスのように感じてた。

でも壁紙の向こう側がブラックボックスではなくなったら、色々怖くなくなった感じがする。こればっかりは性格なのかもしれないけれど、中身があんまりにわからないものってちょっとこわいんだよね。

あと中身がわかってたら、修理までできないにしても応急処置くらいはできるしなぁ。
PC上だけで仕事をしてると、物の構造なんて気にかけなかったら知らないでも通り過ぎれるし完成品に手を加えるなんてことを思いつきもしないままに買い換えるから、安いものじゃないと売れないってなるし、周りの人がなにげにしょっちゅう散財しているようにみえるのってそのあたりなんだろうなってなんか思った。

資本主義の構造を考えると、経営者をやっていてそれを自らの手で直す時間が割に合わないなら誰かにやってもらうかさっさと買い換えるは確かにそうなんだけど、お前の給料私と大して変わらんだろ…
と思ったことが数度じゃない。

「安いもの」ではなく、職人がプライドをかけて作るような良いものを売るにはおそらく買い手側への手入れの教育が必要なんだろうなって思うけれど大半のことがそうなってないのが問題だよね。

宇佐兎三の場合はなかなか気にいるものが見つからなくてモノが買えないから、気に入って使うものは修理してでも延命したいって思っちゃってるはナチュラルな行動だけど。
サスティナブルとかってやつを、本気でやるならばそのあたりが鍵になってくると思う。

まぁでもそこまでこだわってモノを買ってない人のが多いんだろうなとも思う。

でも、こだわってモノを選ぶ側にもう一度戻していかないと、きっと日本自体が産業としてもきっとキツイし、振り切った円安だからこそ本当は今こそ日本製のモノを使ってもらうチャンスだと思うけどね。

ついでに何にお金を払っているのかも確認したい

家の構造もなんだけれども、労力=お金なわけですよ。
そのお金の方の構造というか内訳というものも気にした方が良いと思うんだよね。
受け取る場合は多くの場合「労働の対価」なんだけど、支払う場合は「他人を働かせる権利を数値化したもの」がお金なので。

この家の場合は、カーテンをつけることや家の中のペンキを塗る程度の軽作業は自分でやって支払うお金を浮かせているものの、水周りのガチのリフォームだけではなく、電気工事士の資格を持っていないのでシーリングライトをつける以上のところもプロにお願いしている。

それらをお願いするための報酬は必要経費としてもちろん値切る気すらないのだけれども、例えばローンを組んで新築を買った場合に30年後には価値がなくなる上物と土地の値段の割合が、買う時点でどうなのか?(もちろん土地の値段も上がったり下がったりする)
職人さんにお支払いする額と、営業費の割合はどの程度なのか?
みたいなところが最近ものすごく気になってて。
深く考えずに欲しいだけで35年ローン組むのってやっぱりあんまり賢くない気がしてる。
土地の割合の方が高いならば、住み替えるよってなったときにそれなりに有利になる可能性の方が高いけれど。

そういう意味で、マンションもいっときは考えたけど、立地に対する空間を買うようなものなので、一概には言えないけれどよくよく考えてみるとあんまりお得じゃないケースの方が多そうだなぁなんて思っていたりして。それでも出口としてまた売りに出すときに住んだ分を差し引いたとしても元がとれるなら良いんだけど。

現時点では、RC造の戸建てとかどうかなと思ってるんだよね。それなら中古築20年とかでも案外良さげな気がしてて。まだきっちり調べ切れてないんだけれども。

これについていえば、別に家に限った話じゃないんだけどね。
アパレルとかバッグの職人系Youtuberの話を最近みていて、職人さんがめっちゃ安い値段で買い叩かれてて、しかもその人たちが値札もつけたりするらしいのだけれども、この値段のものを作るのに自分たちに支払われる額ってこんなもんなの?なんてことになって、子供には継がせずに40〜60代の職人がごっそりいないなんて話もあるらしいのだけれども。

フェアトレードがされてないのは海外だけでなく日本国内にもそういう構造があるっぽく。

中抜きにしたって、その中で事務をしたりしている人とかもいると思うから仕方のない部分とそうではない部分がやっぱりあるわけで。安いものの安さの理由と、高いからって品質が良いとは限らない的なそのあたりの性差は本当に必要だなって最近いろんなものを買い替えたりしてて本当に思う。

個人の趣向としては、長持ちをして適正な価格のものを買いたいなって思っているけれど。うっかり誰かが作ったストーリーにお金払っちゃう時もあるけどね。
でも安すぎるものの背景と逆に高すぎるものの背景はちゃんと考えたいなって思っちゃうわけで。

その金額の主たる部分が何で、その金額に納得できるのかをよくよく考えたいよね。

おまけ

キッチンリフォームを後回しにしていた理由が、はけを洗ったりするとシンクが汚れるってあたりだったんだけど、先にリフォームをした理由っていうのが、どうせペンキを塗ると洗っても数ヶ月後に使えるって感じじゃなかったから、

もう使い捨てでいいじゃない

実はペンキ流すのって排水溝つまり的にも良くないみたいだし。こんだけモノ大切にしろみたいなことを書いておいてアレだが、正直にコレは使い捨てるものw
でも1日で使い捨てろという話ではなく。

塗る色ごとに130円くらいのハケを3本用意して、
その日の作業をおわるときにジップロック的なものに入れて保管。

なぜ3本かというと、シーラー・ペンキ・ニス用。ニスはツヤありをぬってからツヤ消しを塗っているけれど同じハケをつかっちゃってる。

シーラー用とニス用は同じ期間にやっちゃうなら、
別のところで別の色塗る場合もでも使うこともある

毎日使うなら1週間くらいなら全然使えちゃう。ちなみにこの間基本洗わないし水は使ってないんだけど、もし水を使うならこの袋にそのまま数滴垂らすかも(笑)

作業が終わったら、このまま捨てる。

これが一番スマートだと思う。ペンキを流す環境負荷とハケを使い捨てる環境負荷どっちが悪いか謎だけど、少なくともあっちこっち汚れないのがいい。

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