寸陳ホウセ

趣味で小説を書いてます。 歴史もの、戦記ものが好き。銃やら甲冑が好き。総じて暗い話、悲劇が好き。でもドンパチ賑やかなのも好き。 殺傷能力の高い文章、読み手の心に爪痕を残せるような物語を書きたい。 物騒なことばかり書いてますが、気軽にお読み頂ければ幸いです。

第四話 焼かれた玉座の先を望む男

騎士の兜《マクシミリアン・ヘルム》から噴き出る鮮血を、玉座から降り注ぐ炎が燃やす。  目を潰され泣き喚く〈鉄の騎士〉が血に伏し、やがて動かなくなったのを確認する...

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第三話 全てを焼き尽くし、〈祝福の火〉をまとう王

瓦礫の山と化した王城、焼かれた屍体が絨毯のように広がる玉座の間で、玉座と男が燃える。  燃える玉座に独り佇む〈簒奪の王〉は、崩落した天井から覗く空をぼんやりと眺...

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第二話 国を滅ぼされ、復讐を誓う騎士

炎が、暗闇に揺れている。 「お目覚めですか?」  声がした。ぼんやりと澱む暗闇に焚火の灯りが浮かぶ。 「よく寝むれましたか?」  そのそばに座る焼かれた細身の男が、...

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第一話 生ける玉座

玉座が燃えている。  黒煙をあげる炎が玉座を燃やす。焼かれた屍体が絨毯となって広がる玉座の間には、焦げた死肉の煤と、むせ返るような死肉の焼ける臭いが充満し、そし...

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