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夏雲多奇峰

長女を出産した後、小学校生の頃に辞めてしまった習字を再開した。
双子を妊娠する間までの短い期間だったけれど、熱中した。

「夏雲多奇峰」という禅語を練習していたことを今朝、思い出した。
何度も練習して、体に染み込んだこの言葉は子育て中の私を沢山助けてくれたのだと思う。

ネットで検索すると、以下のような解釈を見つけた。

日本語訳は「夏は多くの雲が、奇妙な嶺に似た形を作る」
・陶淵明作の四季を歌った漢詩『四時歌』が原典
・何事についても季節と同じように巡っていくので、「思いすぎず、手放すこと」を教えてくれる



昨日、今週唯一の晴れ間を狙って
阿蘇の大観峰へバイクで出かけた。
あさひを見ようと旦那が言ってくれて。
午前3時に家を出発した(笑)


日の出を待つ間
突然霧におおわれて
何も見えなくなったり

大きな雲が横切り
雄大な景色を遮ったり

景色は常に移り変わり、様々な姿を見せてくれた。
私にとっては、どの景色も心に残る
素晴らしいものだった。

この景色のように、自分自身の感情や人生を捉えている。

霧が立ち込めて動けないように感じる時
雲が目的地を遮って、道筋が見えない時

それは、自分の内側、自分自身の心の声に耳を傾ける大切な時期だというただのお知らせ。

心の声は
無視し続けるとどんどん小さくなる

はじめは、気がついて欲しくて
感情を掻き回して大騒ぎするけれど。

それでも無視していると
だんだん小さくなって
聞こえなくなる。

頭の声ばかり優先しすぎていると
自分のことが分からなくなる

そんな時は
繰り返し自然に触れればいい
携帯や時計を放り出して
五感に集中する時間を作ればいい

私がどんな心で
日の出を見ていても
雲や霧を良い悪いで判断して
感情を動かしていたとしても

日は登るし、霧は立ち込め
雲にも覆われる

同じものが無条件に
みんなに与えられているだけ

そんな風に存在してくれている自然は
自分自身の心の声、感じている事を
浮き彫りにしてくれる。

忙しいとか
自然が好みでない人には
定位置にあるしょうゆの話をする笑

どう感じるか聞いてみる笑

ひとは、様々なものに
自分の感情を映し出している。

自分自身と向き合う事が辛い人には
物や自然を感じるのがおすすめ✨

感情とともに、記憶を呼び起こす必要がなく
感じ方だけを抽出できる素敵な方法だと思う。

そのうち
心の声に気がつける
あなただけの素敵な方法が
見つけられるはず😊

素敵な方法、私にも教えて欲しい✨️

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