コロナウイルスと甲鉄状のカバネリ

コロナウイルスのニュースを、初めて見たのはいつだっただろうか。

あれは、確か、2020年の2月初旬頃だったような気がする。

近所のラーメン屋で、ラーメン定食を食べていたとき、店内で点けていたテレビを、たまたま見たのが始まりだった気がする。

というのも、ぼくの家には、テレビがなく、なおかつ、ぼくは普段ニュースを見ない。

だから、コロナウイルスについての情報が、ぼくの元には届かなかった。

ニュースはあえて、見過ぎないようにしている。

なぜならば、現代はスマホやネットが発達しすぎて、ニュースサイトやプラットフォームもたくさんあり過ぎ、情報デブになってしまうからだ。

特に、ネットニュースは「関連性のある情報」を、どのサイトも、これでもかというくらいプッシュしてくる。

ので、コロナウイルスについてネットで調べれば、調べるほどに「不安な感情」を煽られ、さも、日本全国がコロナウイルスに感染してるかの如く、感じてしまう。

毎日のように、「コロナウイルス感染者数」や「死亡者数」が、ニュースで取り上げられ、人々は恐怖しているわけだが、実際のところは、交通事故死の方が、数が圧倒的に多い。

警察庁のサイトで調べた限りだと、2019年の交通事故死亡者数は、年間3,215人とのこと。

大体、毎日8人ペースで死んでいる計算になる。

まぁ、なんというか、車の方が、ウイルスより凶器じゃねって思うんだけど…。


話が脱線しまくったので、本筋に戻す。

ぼくが、ラーメン屋でコロナウイルスのニュースを見たとき、なぜか脳内で「甲鉄城のカバネリ」のオープニング曲が流れた。

https://youtu.be/NljBw9RtOx4

どうも、豪華客船と、カバネリの甲鉄城が、ぼくの脳内でマッチングしたらしい。

ちなみに、アニメ「甲鉄城のカバネリ」のざっくりとした世界観は、

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・日本全国民の大半が、カバネ(ゾンビ)化した

・しかも、カバネに噛まれると、自分もカバネになる

・カバネに噛まれたやつは、即殺すか、隔離せよ

・おまけに、陸地は全てカバネ化してるので住むところがない

・ので、巨大な列車(甲鉄城)に篭りながら、移動し続けるしかない

・でも、結局はどこもカバネ化し、行ける国がなくてオワタ

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的な、そんな感じ(だと、ぼくは思っている)。

コロナウイルス感染が発覚した豪華客船は、船から降りられないため、ずっと海の上を漂い、隔離が解けるのを待つしかなかった。

なんか、この一連の流れが、「甲鉄城のカバネリ」とリンクしてしまったみたい。


話は少し変わる。

昨日と今日とで、買い出しに行ったのだけど、スーパーも、コンビニも、マスクとトイレットペーパーが完売し、売り場の棚がガランとしていた。

この光景を見てぼくは、群衆心理の恐ろしさを感じた。

ぼくの家には、まだトイレットペーパーのストックはある。

ので、今すぐ買わないといけない状況ではない。

なのに、スーパーの完売した売り場を見た瞬間、

『やばい!ぼくも買わなきゃ!お尻拭けなくなっちゃう!!』と、

何だかよく分からない焦燥感に襲われたのだ。

何となく、バーゲンセールの時の、煽られる感覚に近い。

「他の人に取られる前に、買わなくちゃ!」的な。

トイレットペーパーが、今すぐ必要かどうかは分からない。

トイレットペーパーが、この先ずっと手に入らないのか、それとも、またすぐに売り場に並ぶようになるのか、それも分からない。

だからこそ、「売り切れる前に、すぐ買わなくちゃ!」と、煽られるんだと思う。


コロナウイルスの感染拡大は、とても恐ろしいものだと思う。

そして、マスクやトイレットペーパーなどの物資が、品薄になるのも、不安がある。

でも、

もし、

もし、

これら一連の「物質不足」の流れが、どこかの誰か、もしくは企業のマーケティング戦略だったとしたら、これが一番恐ろしいものだと思う。

群衆は、手のひらの上で踊らされていたのだ、と。

「甲鉄城のカバネリ」の、美馬みたいな立ち位置の人が、もしかしたらいるかもね。


…と、そういう、陰謀論的な妄想をしてしまう、うしらくであった。

おわり


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